どうすれば仕事を有利に展開できるかvol.2

皆さんは、どんな仕事に携わっていらっしゃいますでしょうか?

その仕事において、顧客やビジネスパートナーに対して、

自分に有利に展開できていますでしょうか?

 

やはり、手強い相手もいれば、比較的やりやすい相手もいると思いますし、

得意不得意や得手不得手誰にだってあることと思います。

 

しかし、そんな中でも、持っておくことで、より自分に有利な状態で

業務を展開していくことのできるビジネススキル群というものがあります。

 

本シリーズでは、それらのビジネススキルについてご紹介させて頂くとともに、

ぜひとも実践でご利用頂き、ご自身の活動にプラスにして頂ければと思います。

 

ここでは、「創造力」というビジネススキルについてお話していきたいと思います。

 

「創造」というと、時々勘違いしてしまいがちな言葉に「想像」があります。

これら二つの違いを、理解したうえで、いかに創造力が大切なのかを、

ご説明していきたいと思います。

 


創造とは、、、

新しいものを初めてつくり出すこと。

 

想像とは、、、

実際に知覚に与えられていない物事を、心の中に思い浮かべること。


 

創造と想像。

音は一緒なのですが、意味は全く異なるんですよね。

 

たしかに、想像力も大切です。

五感を通じて実際には起き得ていないことを心に思い浮かべることのできる能力は、

リスク予測やリスク回避などの場面において、大いに力を発揮してくれることでしょう。

この想像力があれば、まわりが気づかない問題にも気づいてあげることができ、

リスクある職場やリスクの高い仕事などにおいては欠かせない能力だといえるでしょう。

例えば、消防士や警察官など危険の伴う職業においては、かなり重宝されますので、

そういう職業の人であれば、大切にしておきたい能力だといえます。

 

それに対して、創造力はというと、より広範囲の職業で重宝される能力だといえ、

新しい何かを作り出すことができれば、これまで成しえなかった新たな境地に

たどり着くことが可能となったりします。

今までなかったものが新たに生まれるわけですから、

そこにはもはや可能性しかありません。

創造力とは今までそこになかったものを新しく生み出すことで、

世の中に新たな付加価値を提供することのできる貴重な能力なのです。

 

ほとんどの能力が、既存の物事に対して、アプローチしていく能力であるといえます。

前回取り上げた「問題解決力」もそのうちの一つで、既存の物事に対するアプローチ方法を

見出す上で、必要な能力としてご紹介させて頂きました。

 

今回、ご紹介させて頂く創造力は、課題解決力とは全く別の能力で、

未だ存在していないものを作り出すという極めて新規性の高い能力です。

 

この能力があれば、たとえ市場が飽和したとしても新たな何かを作り出してあげることが

できますし、新たな市場を開拓したり、別の視点で商品を開発したりすることができます。

 

問題解決力と合わせて、この創造力を身に着けることができれば、

それ以外の能力が低かったとしても十分生きていくことができるでしょう。

 

ただ、問題解決力は経験や努力で何とかなるところがありますが、

この創造力に関しては、経験や努力に加え、ある一定のセンスも求められます。

 

従って、皆が皆身に付けられる能力ではないからこそ、

持っているだけでまわりから重宝されること、間違いないでしょう。

 

このあとも様々な能力について、ご紹介していきますが、

必ずしもすべてを身に付ける必要はありません。

 

何故なら人には得手不得手があり、得意不得意があります。

そして、時間も限られている中で、自分自身にとって、

優位に働かない能力を身に付けたところで結局意味がありません。

 

ご自身の人生を豊かにしてくれるような能力だと感じた場合にのみ、

その能力を身に付けるべく、アクションを起こすきっかけになれば嬉しい限りです。