組織の目的達成を真剣に考えてみるvol.4
世の中には様々な組織があります。
例えば、家族や学校、会社や国など、それぞれ形や構成は違えど、
それぞれが組織であるといえます。
また、組織によって目的も異なってきます。
例えば、家族であれば、人生を豊かにすることが主目的であり、
学校であれば、勉強をすることが主目的であり、
会社というと、利益や売上を上げることが主目的となってきます。
このようにそれぞれの組織が存在する主目的があり、この目的の達成のために、
そこに所属するメンバーが力を発揮することによって、
組織の存在意義を見出してあげることができるわけです。
本シリーズでは、そんな組織の目的を達成するためのテクニックや考え方を
ご紹介するとともに、色々な角度から組織について考えていければと思います。
第四回は、「社交性」についてお話をしていきたいと思います。
皆さんには社交性はありますでしょうか?
コミュニケーション能力の高い方でしょうか?
よく就職活動や転職活動において、社交性やコミュニケーション能力をの有無を注意して、
みられたりするのですが、何故これらの能力が重宝されるのでしょうか?
その答えは至って簡単で、現在の企業の中に社交性の高い社員やコミュニケーション能力のある社員が、
少ないことによって、業務が上手く進行していないからこそ、採用時に重要視したり、
その能力があるだけで重宝されたりするんですよね。
では社交性とはいったい何なのでしょうか?
社交性とは、人と付き合うことを好む性質や人と付き合うことが得意な性質のことをいい、
コミュニケーション能力とは、対人的なやり取りにおいて、お互いの意思疎通をスムーズにするための能力のことをいいます。
両者ともに、人との付き合いや意思疎通を円滑にすることのできる性質や能力のことを指していますが、
実際に、組織の中を見渡してみると、本当にこの能力がある人って意外に少なかったりするんですよね。
その理由の一つとして、この社交性やコミュニケーション能力に注目されたのがここ最近であるということや、
面接や試験の中で、本当に社交性やコミュニケーション能力の有無を見抜くのが難しいということもあるかと思います。
その結果、会社の上司といわれる人たちが、社交性やコミュニケーション能力がなかったり、
社交性やコミュニケーション能力というものを、勘違いしてしまっている傾向があります。
その結果、上司や会社からは、飲み会に参加することや目上の人を立てることなどを強いられたり、
上司の機嫌を取ることやいわれた通りにすることを義務付けられたりしている風習もあるようです。
こんな状態で、果たして、組織の目的達成が実現されるのでしょうか?
おそらくそういう組織は今後ますます淘汰されていき、生き残っていくことが厳しくなっていくことでしょう。
日本という国の教育制度では、社交性やコミュニケーション能力を磨くようなカリキュラムにはなっていませんので、
今も昔もこれらの能力を持っている人たちは極めて稀です。
従って、もし部下や若手でもそういう能力がある人がいるとしたら、それはみんなが一緒になって、
その能力を学んでいかないといけないはずなのですが、ダメな組織ほど、そういう人間を潰すか、
どこか別の場所に追いやってしまう可能性があります。
人間関係を円滑に回してくれる社交性やコミュニケーション能力は組織が目的達成していく上で、
必要不可欠です。
ぜひこれを機に、組織の目的達成のためにも、組織一丸となって社交性やコミュニケーション能力を磨くことから、
始めてみて頂ければと思います。