組織の目的達成を真剣に考えてみるvol.1

世の中には様々な組織があります。

例えば、家族や学校、会社や国など、それぞれ形や構成は違えど、

それぞれが組織であるといえます。

 

また、組織によって目的も異なってきます。

例えば、家族であれば、人生を豊かにすることが主目的であり、

学校であれば、勉強をすることが主目的であり、

会社というと、利益や売上を上げることが主目的となってきます。

 

このようにそれぞれの組織が存在する主目的があり、この目的の達成のために、

そこに所属するメンバーが力を発揮することによって、

組織の存在意義を見出してあげることができるわけです。

 

本シリーズでは、そんな組織の目的を達成するためのテクニックや考え方を

ご紹介するとともに、色々な角度から組織について考えていければと思います。

 

第一回は、「複数視点」についてお話をしていきたいと思います。

冒頭でも説明した通り、世の中にはたくさんの組織が存在し、

我々はいくつかの組織に所属しながら、生活しています。

 

どこに所属することもなく生きていくというのはおそらく不可能で、

何かしらの組織に所属することを強いられていますし、所属しないと生きていけません。

 

その所属する組織について考えたときに自分自身はどの視点で組織について、

考えていますでしょうか?

 

おそらくほとんどの人が、自分側からの視点でしか組織を見ることができておらず、

偏った物事の見方をしている可能性があります。

 

例えば、ある組織があって、その中に上司と部下がいたとして、上司は上司としての視点で部下やチームのメンバーに接し、

部下は部下としての視点で上司やチームのメンバーに接する、どこの組織でもこの構図が生まれてしまっていることによって、

組織としてのパフォーマンスを100%出し切れていない状態を陥っているように感じられます。

 

皆が皆、自分視点だけで自分を優先的に考えて組織に所属していれば、そりゃ組織におけるパフォーマンスが

上昇することもなく、生産性を引き上げることなんてできないんですよね。

 

これは、やはり、会社の上層部や上司という存在の対応に大きく依存するところであると考えます。

会社の上層部や上司という存在は、これまでに部下の立場や、苦しい環境を経験してきました。

だからこそ、部下の気持ちや考えがわかるはずです。

 

となると、上司の立場があるのはわかりますが、部下の立場も合わせて考えられるようにすべきだといえます。

上司が部下の立場を考えて、立ち振る舞うことができれば、部下も自ずと上司の立場を考えて振る舞います。

そうやって、上司と部下の関係にある人たちがお互いの立場を考えたり、相手の視点を持つことができれば、

自ずと組織の目標達成を実現できるようになると思うんですよね。

 

組織を構成する目的としては、個人では成し遂げられないことを成し遂げられるという側面があります。

となれば、組織に所属する以上は、その組織を構成するメンバー同士が、お互いの視点、そして、

それ以外の方々の視点、つまり、複数視点をもって、取り組むことができれば、組織の目的達成を実現することなんて、

難しくないと思うんですよね。

 

組織あってこその個人ですし、個人あってこその組織です。

もし今の組織を存続させたいという気持ちが少しでもあるのであれば、

ぜひこれを機に複数視点を持つことから始めて頂ければ幸いです^^