組織の目的達成を真剣に考えてみるvol.3

世の中には様々な組織があります。

例えば、家族や学校、会社や国など、それぞれ形や構成は違えど、

それぞれが組織であるといえます。

 

また、組織によって目的も異なってきます。

例えば、家族であれば、人生を豊かにすることが主目的であり、

学校であれば、勉強をすることが主目的であり、

会社というと、利益や売上を上げることが主目的となってきます。

 

このようにそれぞれの組織が存在する主目的があり、この目的の達成のために、

そこに所属するメンバーが力を発揮することによって、

組織の存在意義を見出してあげることができるわけです。

 

本シリーズでは、そんな組織の目的を達成するためのテクニックや考え方を

ご紹介するとともに、色々な角度から組織について考えていければと思います。

 

第三回は、「臨機応変」についてお話をしていきたいと思います。

皆さんには柔軟性はありますでしょうか?

急なトラブルや問題が発生したときに、その問題に上手く対応できますでしょうか?

 

この柔軟性のある組織は何か変化が起きたとき、チームのメンバーそれぞれが柔軟に対応するため、

どんどん組織の目的達成にそれぞれが貢献してくれるんですよね。

 

反対に柔軟性がない組織はトラブルや問題に弱く、トラブルや問題が起きるたびにもめたり、

互いの足を引っ張り合ったりします。

 

では柔軟性とはどうすれば養うことができるのか。

 

柔軟性とは、その場や状況に応じて行動や機能などを素早く変化して対応することができるような性質のことをいい、

臨機応変な性質のことをいうんですね。

 

臨機応変とは、状況に応じた行動をとることや、場合によって、その対応を変えることをいいます。

 

つまり、両者に共通していることはというと、状況に応じて行動や対応を変化させることです。

これが柔軟性や臨機応変の正体なんですよね。

 

例えば、今回のコロナ禍において、各組織や各位の柔軟性や臨機応変な性質の有無に顕著に現れていて、

より、柔軟性のある組織や臨機応変な人たちは、いち早くリモートワークの対応へと切り替えました。

 

そして、リモートワークの中でも、これまでと変わらない成果、もしくは、それ以上の成果を出しました。

これこそが、まさに柔軟性や臨機応変な性質の有無が試される一つのきっかけであったといえます。

 

ご自身の所属する組織の対応を振り返ってみて如何でしょうか?

第一回目の緊急事態宣言が発出されたときにどのように対応されましたでしょうか?

 

家族は一丸となって柔軟性を発揮できましたでしょうか?

会社は一丸となって臨機応変に対応できてましたでしょうか?

 

もしできていなかったとしたら、それは柔軟性や臨機応変な性質が欠落している何よりもの証拠です。

そんな組織は早かれ遅かれ淘汰されていくことでしょう。

 

ということは、自分自身も含めて、どれだけ柔軟性や臨機応変な性質を持つかを考える必要があります。

ぜひこれを機に、自分自身の柔軟性の有無、そして、自分の所属する組織の柔軟性の有無を考え、

組織の目的達成を実現させられる環境づくりに取り組んでいただければと思います。