ダイエット中の肉の選び方

【お肉はダイエットに効果なし?むしろ太るの?】

もちろん効果的です。ただしそれは高タンパク質&低脂質な部位、油をあまり使わない調理方法という前提がつきます。この条件を満たしていないのであれば太る可能性は結構あると思ったほうがいいです。

 

【ダイエット中のお肉に対する考え方の基本】

これらを必ず覚えておきましょう。

基本的にお肉からの脂質はあまり摂りたくない方は、世の中には大きく分けて

良い脂質
悪い脂質

の二つがあるのを知っておいてください。実際にはここまで単純な話ではないですが、

ダイエット中でさえも必ず摂りたい脂質、ダイエット中であればなるだけ避けたい脂質と言い換えたほうがわかりやすいです。

サバ缶がすごくいいという話などもよく聞くと思います。それはなぜか?それは魚の脂は良い脂質だからです。その中でも特に青魚はぶっちぎりで良い脂質を多く含んでいます。

ではお肉はどうか?敢えて誤解を恐れずに言うなら間違いなくダイエット的に悪い脂質と言えます。

ですのでダイエット中はお肉からの脂質はなるだけ減らす気持ちでいいと思います。

 

【お肉を摂れば摂るほど体やダイエットに良いわけではない】

お肉がダイエットに効果的!という話の根本にあるのはアミノ酸スコア100%のタンパク質が豊富だからということにほかなりません。

しかしながらタンパク質もカロリーはカロリーです。そして摂りすぎの弊害は確実にあります。適度に摂ることが大事です。

 

【白い部分(さし)はあればあるほどダイエット的にはNG】

白い部分イコール1g辺り9kcalもある脂質でしかもダイエット的に悪い脂質。

この認識で問題ないです。ですのでA4、A5のようにお肉のランクが上がれば上がるほどダイエット的に不向きと考えましょう。

ですが全く食べないでとは言いません。しかしながらダイエットを成功させたいのであれば、できれば・・・できれば食べる機会は少なくしてほしいです。

 

【皮はダイエットの大敵】

皮なので鶏の話になりますが、皮は大半が脂質です。もうこれは避けるべき部分です。

出来れば外食で出てきてもごめんなさいしながら残すのが吉です。

 

【ミンチ肉は基本的にNG】

牛や豚のミンチ肉はどうしても脂質の多い部分も混ざっちゃってることが多いのでビーフ100%ハンバーグならOKです。

しかし、がっつり脂質が多いなんてことが多々あります。ハンバーグなどひき肉系のものは危険ということを覚えておきましょう。

また鶏肉の場合ですが、皮を一緒にミンチにしているものも多く、その場合は思ったよりも高たんぱく低脂質じゃないこともありますのでしっかり原材料を調べてみてください。

ダイエット目的でミンチを使う場合は出来れば鶏肉の皮なしを選ぶいいでしょう。置いてあるスーパーもちょこちょこ見かけます。あとはご自身でフードプロセッサーを使ってミンチにするといいです。

 

【反芻動物である牛の肉に含まれるトランス脂肪酸】

ぶっちぎりで悪い脂質とされているのはトランス脂肪酸です、間違いなくです。

このトランス脂肪酸ですが、クッキーやバターなんかに多いと思われがちですが、実は反芻動物である牛のお肉にもそれなりの量のトランス脂肪酸が含まれています。これはどうあがいても牛である以上抗えません。

というわけで脂質の少ない牛肉でしたらまあ問題はないですが、敢えてお肉、特に牛肉から脂質を摂る必要性は現時点ではないのかなと思います。

油脂の加工・精製でできるトランス脂肪酸と天然にあるトランス脂肪酸では、健康に及ぼす影響に違いがあるのか、また、たくさんの種類があるトランス脂肪酸の中で、どのトランス脂肪酸が健康に悪影響を及ぼすのかについては、十分な科学的情報がありません。

 

【牛すじと軟骨はボディメイク的な価値は低い】

先ほどアミノ酸スコアという単語が出てきましたが、実は牛すじや軟骨はアミノ酸スコアが最低点数の0点なのです。

実際には0点だからと言って一切価値がないわけではありません。しかしながら100点の一般的なお肉に比べると価値が低いのは火を見るより明らかです。

*軟骨に関してはアミノ酸スコアがゼロ以上である可能性はありますが、肉基質タンパク質がメインでそういったデータを見たことがないのでゼロに近いものとして換算するのが妥当です。

ただ脂質が大量なカルビを食べるよりも牛すじはダメなの?と言われるとそれはそれで違います。

タンパク質がしっかり摂れている内の一部が軟骨や牛すじ
→問題なし

タンパク質があまり摂れてない上に軟骨や牛すじを含む
→それはあかん

ですので

たんぱく質を毎日しっかり摂っている
→そこまでアミノ酸スコアとか考えなくてOK

になります。

・お肉(赤みの部分)なら牛でも羊でも馬でもアミノ酸スコア100点です。

 

まとめ

いかがでしょうか。お肉のことを簡単にまとめてみました。

大半が赤いなら大丈夫、白い部分が多いなら危険、皮はごめんなさいする感覚でダイエット的には問題ないです。