日本酒と焼酎のちがいとは?
日本の代表的なお酒である
「焼酎」や「日本酒」ですが、
案外この二つの明確な違いを
はっきりと知らない、
うまく説明出来ない、
という方も
いらっしゃるのではないでしょうか。
もちろんそんなこと知らなくても
焼酎や日本酒は楽しめます。
しかし、
この二つのお酒をより楽しむためも
焼酎と日本酒の違いについて
しっかりと確認しておきましょう。
今回は3つのポイントに絞って
確認していきます。
ポイント① 「醸造酒」か「蒸留酒」か
まず大きく違うのが
「醸造酒」であるか
「蒸留酒」であるかです。
日本酒 = 醸造酒(じょうぞうしゅ)
焼酎 = 蒸留酒(じょうりゅうしゅ)
●醸造酒とは?
果実や穀類を原料にしたもので、
酵母によってアルコール発酵
させたお酒を指します。
日本酒以外にも
「麦を原料としたビール」や
「ブドウを原料にしたワイン」も
醸造酒です。
●蒸留酒とは?
発酵によって生成された液体を、
更に蒸留してアルコール度数を
高めたものが蒸留酒です。
蒸留酒には「米や麦を原料にした焼酎」や
「穀類を原料にしたウイスキー」、
「ブドウなどの果実を原料にしたブランデー」
などがあります。
一概には言えませんが
「日本酒を蒸留したものが焼酎」
「ビールを蒸留したものがウイスキー」
「ワインを蒸留したものがブランデー」
という考え方もできるかもしれませんね。
ポイント②原料の違い
日本酒と焼酎の違いは、
造り方だけではありません。
原料にも大きな違いがあります。
日本酒の原料が米であるのに対して、
焼酎は芋類や穀物類などを
原料として使うことが多いのです。
芋焼酎や麦焼酎など、
たしかに焼酎の原料には
多くの種類がありそうですね。
ちなみに、米を原料とした醸造酒、
つまり日本酒を蒸留させると、
米焼酎になります。
日本酒の原料 = 米!!
焼酎の原料 = 芋類や穀物類!
ポイント③アルコール度数
蒸留酒は発酵した液体を
蒸留させることで造りだします。
水の沸点は100℃ですが、
アルコールの沸点は78.3℃と
言われていて、この差を利用して
純度の高いアルコールを
抽出していきます。
そのため日本酒よりも
焼酎の方が必然的にアルコール度数は
高くなっていきます。
日本酒のアルコール度数 = おおよそ15℃前後
焼酎のアルコール度数 = おおよそ25℃前後
【まとめ】
いかがでしたでしょうか。
日本酒と焼酎の違いですが、
基本的には
「蒸留しているか、していないか」
ということですね。
ぜひあなたの居酒屋トークに
取り入れてはいかがでしょうか?