タトゥーのリスク
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皆さんはタトゥーを入れたり、入れてみたいという願望はあったりしますか?本日はタトゥーを入れることの意味やどのようなリスクがあるのかについてお伝えしたいと思います。
タトゥー・刺青を入れる意味は?
昔は人間の識別用だった
タトゥーは簡単には消えないという特性があるため、昔は人を識別するために使われたりしていました。
アウシュビッツ収容所では、ユダヤ人が収容される際に腕に識別番号を掘られたり、ナチスの戦士が戦場で負傷した際に、優先的に輸血してもらうために血液型を体に彫るなどの使われ方をしていました。
日本でも、昔は漁師さんなど海で事故にあってしまう可能性がある人たちはタトゥーをすることで身元がわかるようにしていたそうです。
今ではファッションとなったタトゥーも昔は全く違う意味と役割を持っていました。
図柄によって意味があるものもある
入れるタトゥーの絵柄によって意味が色々とあるようです。
例えば馬の蹄「ホースシュー」は幸運をもたらすモチーフとして人気がある絵柄だったり、カエルのモチーフは「無事に帰る・お金が帰る」などの意味があるそうです。
もちろんいい意味ばかりではなく、悪い意味のタトゥーも存在します。
タトゥーの種類でプリズンタトゥーという種類があり、有名なものだと目の下に入れる点の数で、刑務所に入っていた年数を表したり、大切な人を亡くした人数を表していたりするものもあるそうです。
タトゥーを入れる場所によって意味が違う!
首周辺
タトゥーの意味1つ目は、首周辺のタトゥーについてです。
まず首の前面に入ったタトゥーは、「社会的に認められなくても怖気付かない」という意味が込められています。
首筋・うなじ周辺のタトゥーは「他人の意見を聞く」「変化を恐れない」という意思を示しているのだそうです。
耳の裏
タトゥーの意味2つ目は、耳の裏のタトゥーについてです。
耳の後ろは内面を表す場所とされていて、「自分を大事にする気持ち」が表れているのだそうです。
特に、人前などで何かに縛られている自分ではなく、一人の時間を過ごしている時のような自分を大切にしたいという意味があるようです。
腕や手首
タトゥーの意味3つ目は、腕や手首のタトゥーについてです。
上腕に入れられたタトゥーは「自分の理想の姿」を表しているようです。
これは上腕が「内に秘めた自分」を象徴する箇所だからとのこと。手首に入れたタトゥーは「自分を制御する」という意味があるようです。
背中
タトゥーの意味4つ目は、背中と胸のタトゥーについてです。背中のタトゥーは、自分の大切にしたいものを表すことが多く、座右の銘や忘れたくない思い出などを掘る場所に選ばれやすいようです。
胸のタトゥーも心臓に近いことから、自分にとって重要なものや大切な人との絆などを入れる方が多いようです。
タトゥーを入れたいと考えた時に知っておくべきことは?
日本の温泉は断られることが多い
タトゥーが入っていると日本の温泉では断られてしまうことが多いのは周知の事実です。
最近では日本人のみならず、外国人観光客でも断られてしまうこともあるそうです。
温泉が好きではない人にはあまり関係のない話ですが、温泉好きで、今から入れるかどうか迷っている人は注意が必要です。
また、温泉以外でも、スポーツジムやスパリゾートなどでもタトゥーが入っていると断られてしまうことが多々あります。
その場合は長袖や長ズボンなどでタトゥーを隠して見えないようにしないとその施設を利用することができないので、不自由だと感じる方は入れないほうがいいかもしれません。
消すのは大変
また、タトゥーは1度入れると消すことが容易ではありません。
いざ消したいと思ったら、タトゥーを入れる時の痛みよりもはるかにひどい苦痛を味わって消すことになります。
そして金額もタトゥーを入れる時の倍ではききません。
しかも綺麗な元の肌に戻ることは難しいようです。
火傷のようなケロイド状になってしまったり、目立たない場所の皮膚を移植したりと、タトゥーを消すのは何かと苦労が必要です。
タトゥーに伴うリスク
健康上のリスク
まず健康上のリスクとして、様々な病気の可能性が挙げられるでしょう。
タトゥーは針の先にインクをつけて皮膚にインクを入れていくため、いわば一時的に”傷”をつけるわけです。
その傷が原因となり感染症を発症したり、インクによってはアレルギー反応を起こすこともあります。
感染症の可能性
健康上のリスクで最も恐ろしいのがこの感染症。
施術に使用する針の滅菌を怠ったり、針を捨てずに使いまわしたりすることにより発症の可能性が出てきます。
風邪やインフルエンザ、中にはC型肝炎やエイズなど命に関わる重大な病まで、血液を介して感染する病は全て危険性があるといえるでしょう。
対策
我々ができる対策は、「きちんとしたスタジオで施術を行うこと」に尽きます。
彫師の方々は健康上の問題が出てこないよう、細心の注意を払って施術を行っているため、衛生管理を怠る彫師はそういません。
スタジオによってはHPにオートクレーブ(滅菌器)の完備、針の使い捨ての旨などの記載があるところもあるので、事前に確認をしておくと安心だと言えます。
アレルギー・皮膚疾患
インクの成分によってはアレルギー反応を起こす可能性があります。
症状としては湿疹や発熱、痒みを伴う腫れ・赤みなどが報告として上がっています。
また施術直後は問題なくても、何年後かに体内に残留しているインクが原因で症状が起きる場合もあります。
一概には言えないですが、赤や黄色のタトゥーインクや、UVタトゥーのインクは比較的危険性が高いと言われていますね。
対策
スタジオによっては事前にパッチテストを行っているところもあります。
アレルゲンの多い方など、心配に思われる方は一度検査をお願いしてみるのもいいでしょう。
社会的なリスク
昔に比べて緩くなりつつありますが、まだまだ一般の方の「タトゥーに対する偏見」は存在します。
そのためタトゥーが原因で、就職活動は勿論、結婚相手の親御さんに反対されてしまう、なんてことも起こりうるでしょう。
就職への影響
橋本氏が市長を務めている頃、公務員の刺青の問題が話題となりましたね。
地域で定められている条例によっては就けない仕事があったり、民間企業によっては就業できないところもあります。
隠すにしろバラすにしろ、事前にタトゥーを入れる箇所をよく考えることが大切です。
結婚活動への影響
こればかりは本当にまちまちですが、厳しい親御さんならタトゥーが原因で断られることがあるかもしれません。
反応を見つつ隠すかどうか、パートナーに相談するのもいいでしょう。
入場や加入制限・拒否
刺青の場所に関わらず、一般の方が出来ることが出来なくなることもあります。
銭湯に断られることがあるのは有名ですが、実はMRIを受けれない、保険に加入出来ないなんてことも起こり得ます。
MRI検査を受けれない可能性
タトゥーインクには、顔料の成分として金属が含まている事があります。
そのためMRIを受けると金属が反応・発熱して火傷を追う危険性から、病院によっては拒否されたり自己責任での検査になる可能性があります。
「天然素材由来のインクなら」という話なんですが、お医者さんには判別が付きませんので、可能性として起こり得ることは念頭に置いておく必要があります。
献血・輸血が出来ない可能性
都道府県ごとに多少異なりますが、「タトゥーの施術後、半年以内は輸血・献血が出来ない」とされています。
輸血や献血が出来ない理由や対策については別記事で詳しくご説明していますので、心配な方は是非。
生命保険に加入出来ない可能性
生命保険も保険会社によっては、「反社会的勢力との関係」や「感染症の危険性」などを考慮し、加入を断られる場合があります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
このように、タトゥーをいれると将来的には様々なリスクが危惧されるため、しっかり考えて入れる必要あります。
また、こういった制限・規制の是非を入れていない方々としっかり行い、皆が気持ちよく生きれる社会が来ると良いですね。
最後に現在タトゥーを入れている方で除去したいと考えている方のために、いくつかクリニック等の情報をピックアップしておきましたので興味のある方はぜひご覧ください。
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