作業療法士の歩み方

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本ページでは、作業療法士として働く方々を取り巻く社会情勢や市場業界事情をはじめ、今後どのように変化していき、どう動いていくべきかを看護師の皆さんにご提供できるようなコンテンツを目指すと同時に変わりゆく時代への対策や具体的なアクションなどを考えるサポートができれば幸いです。

作業療法士の現状

まずは社会情勢という観点から作業療法士を取り巻く環境を見てみましょう。

以前までは、作業療法士の数は少ないと言われてきました。
しかし現在では、全国にいる数は74,000人以上と言われています。
この数字だけを見てみると、実は結構多いんじゃないのか、と思ってしまうかもしれません。
ですが、現場からはまだまだ作業療法士が足りないとという声が上がっているそうです。
そのため、作業療法士の需要は、今のところ充分にあると言っても差し支えないでしょう。

理学療法士や作業療法士は少し前までは、完全な売り手市場でした。

しかし、各養成校には、20倍を超える求人票が毎年届いていて、就職率100%であり、どこにも就職できないなどということはありませんでした。

しかし、近年、理学療法士や作業療法士養成校の数が急増し、1つの養成校あたりの定員が以前よりも大幅に多くなってきたこともあり、就職状況は年々きびしくなりつつあります。

さすがにまったく就職できないということはまだないでしょうが、新卒に人気の高い「病院」から埋まり始めています。

新卒の方が最初に就職するのは、比較的リハビリスタッフの多い(ベテランが多い方がいい)教育態勢の整っている「病院」が望ましいのですが、

徐々にそのようなところは就職できなくなってきており、新卒が最初に就職するところとしては望ましくない一人職場であったり、経験の浅いスタッフが少人数しかいない「施設」に最初から就職せざるを得ない状況も起こり始めています。

病院に勤務していると、時々、転職斡旋会社からのFAXが届き、そのFAXには求職者の年齢や経験年数などが記載されています。

以前はベテランの方の求職が多かったのですが、最近では、1年目(新卒)の記載も混ざっています。

通常、理学療法士や作業療法士の就職活動は最終学年の夏頃から開始し、卒業前にはすべて就職先が決まっていることが多かったのですが、

転職斡旋会社からのFAXに新卒が載るようになったということは、この業界でもだんだんと就職が厳しくなっていることの表れだと思います。

そんな社会情勢の中、今のところまだ転職できる売り手市場の今だからこそ、しっかりご自身のキャリアを考える必要があります。

キャリアアップが全てではないですが、自分の求める環境や価値観などを棚卸しすることで適切な職場に出会う可能性が高くする必要があります。

 

年収

次に市場規模の観点から作業療法士という職業を見てみましょう。

まずは作業療法士の平均年収などを調べてみました。

理厚生労働省が発表しているデータによると、平成30年度では全国の作業療法士の平均年収は約408万円でした。

日本の平均年収が約440万円なので、世の中的にはやや低めの年収といった印象ですが、作業療法士は何歳から年収がグッとアップしていくのでしょうか、それぞれ男女別・年齢別で平均年収の推移について調べてみると、

男性作業療法士、女性作業療法士ともに40~44歳で一般の平均年収を超える結果となりました。女性の年収は、40歳以降で400万円を超えており、男性よりも年収の上昇推移はややゆっくり。

しかし、男女共通して年齢を重ねるごとに年収、月収、年間賞与は確実に増えていることは一目瞭然です。作業療法士として年齢・経験を積むことで、少しずつ年収アップを見込むことが出来ます。

 

学療法士 今後の需要について

最近では高齢者社会に伴い、福祉施設での需要が増えてきています。また、高齢者の増加に加え、医療費の削減、医師や看護師の不足、病床数の不足といった社会背景により、訪問看護や訪問リハビリテーション事業所での勤務も増加しつつあります。

特にリハビリテーションに関しては、医科の診療報酬よりも大幅に増加傾向が大きいことを問題視されているため、今後もさらに低くなるように見直されることが予測されます。

今後は、高齢化社会がますます加速するため、リハビリを必要とする高齢者も増加していくことが推測されます。

そのため、理学療法士の需要は増加することが見込まれます。特に、入院期間が短縮傾向にあることから、予防リハビリテーションや訪問リハビリテーション等における理学療法士の需要はさらに増えてくるでしょう。

では次に医療業界の視点で作業療法士をみていきましょう。

 

 

作業療法士の将来性

 

医療施設への就職は徐々に厳しくなりつつあるものの、今後も高齢者が増加し続けることを勘案すれば、作業療法士は少なくとも働き口に困るということは当面考えにくいといえます。

ただし、作業療法士は、年間5000人前後というかなりの急ピッチで資格保有者が増え続けており、もしもこのままのペースが維持されれば、そう遠くない将来に、飽和状態となることが懸念されます。

しかし、これまでも、作業療法士は時代とともにその活躍の場を拡大させてきました。

そして上述の通り、まだまだ発展途上にある職業ですので、多くの課題を抱える一方、多くの可能性も秘めているといえます。

作業療法自体も、非常に汎用性の高い治療法であり、脳卒中などによる半身不随を治療するための「川平法」など、新しい治療理論も日々生み出されています。

資格保有者が増え続けるなかにあっても、自身の努力次第で、新しい需要を掘り起こして安定的に働くことは十分に可能といえるでしょう。

作業療法士の今後の活躍の場

 

作業療法士の今後の活躍の場は、個々の保有スキルに応じて、より細分化されていく見通しです。

養成校のなかには、将来的に「人余り」となる事態を見越して、各業界で活躍できる高い専門性を備えた人材を育成するため、一部の内容に特化したカリキュラムを取り入れるところも増えています。

とくに、高齢者の健康寿命を延ばす「予防期」のリハビリは、介護現場の負担を軽減するため、そして増加し続ける社会保障費を抑制するために、最も作業療法士の活躍が期待される分野です。

これから作業療法士を目指すなら、漫然と作業療法を手掛けたいというのではなく、どんな人を対象に、どんなリハビリを手掛けたいかまで、明確に将来のビジョンを描いておくことが望ましいでしょう。

起業

また、いずれかの施設に勤務するのではなく、独立開業して自身で事業を経営するという道もあります。

東日本大震災の際に、在宅療養を余儀なくされている多くの患者を支援するため、「社会起業家」として訪問リハビリや訪問介護事業を立ち上げた作業療法士の活躍は記憶に新しいところです。

リハビリの専門知識を生かして、起業する作業療法士は今後ますます増えていくものと思われます。

まとめ

転職やキャリアアップをするなら、幅広く情報収集を行い、複数社のエージェントに相談することでミスマッチングを回避しましょう。

是非とも効果的な転職活動を行うことで快適な労働環境を手に入れて頂ければと思います。

上記事実に基づいた看護師を取り巻く環境に対する考察如何でしたでしょうか?

もし何か一つでも不安や不満があるのであれば、さらなり優良な環境を手に入れるべくアクションを起こしてみることをお勧めします。

求人情報の正しい見方を知ること、職場の特徴、雰囲気を確認し見極めること   転職の成功率が高い応募書類を作成することなどはぜひご一読頂けるとイメージが湧きやすいのでご参照ください。

最後に我々が調査した中で優良なエージェントをピックアップしておきましたので、そちらも宜しければご参照ください。

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如何でしたでしょうか。
作業療法士の皆さんにとってより豊かな人生を手に入れる手助けになれば幸いです。

本サイトでは様々な職種を取り巻く環境を調査し、今後の時代の流れに合わせて  どういうアクションを起こすべきかを情報提供させて頂いております。
今後とも皆さんと皆さんの大切な人にとって未来を考えるサポートができれば幸いです。