ダイエットに流行りのオートミールとは
外出自粛で外に出ないことで体重が増えてしまった方もいるのではないでしょうか?
今回はダイエットをしている人に人気のオートミールについて紹介していきます。
【オートミールとは】
wikipediaによると、
オートミール(英語: oatmeal)とは、燕麦(エンバク)を脱穀して調理しやすく加工したものである。
アングロアメリカでは燕麦を押しつぶすかカットした加工品をオートミールと呼ぶ。また、粥状に調理したものを指す。それ以外
の英語圏では燕麦を挽いた粉製品を意味する。
引用元:wikipedia
とのことです。非常に分かりづらいですね。
オートミールというのは簡単に説明するなら、オーツ麦と呼ばれる麦を食べやすく加工したシリアル食品の事です。短時間で調理
できることや栄養バランスが非常に優れていることで、日本国内では健康食品として人気を得つつありますが、アメリカでは家庭の味と言われるほど広く浸透している食材です。
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【オートミールの栄養素】
オートミールはとっても栄養価の高い食材です。
腸内環境を整える食物繊維は、100gあたり7.52gです。なんと玄米の約3倍、白米の約22倍も多く含まれています。
貧血の予防や改善に欠かせない鉄分は、玄米の約2倍で100gあたり約6㎎含まれています。
一日に必要な鉄分の量は、20代女性であれば10.5㎎、男性では7㎎。つまり、不足しがちな鉄分を一日たった約200gのオートミールで摂取することができるのです。
その他にも、カルシウムやビタミンB1など、オートミールは美容と健康に欠かせない様々な栄養素を豊富に含んでいます。
【オートミールの食べ方】
オートミールの食べ方で最も定番とされているのは、お湯でふやかしたり電子レンジで加熱して軽く煮たりして粥状にし、砂糖やジャム、また中華粥やカレーのレトルトなどを使用して味をつけて食べる方法です。水で煮たオートミールは塩系の調味をした場合、白粥のような味になります。
水で煮る以外にも、牛乳や豆乳を使用して煮たり、種類によっては一般的なシリアルのように冷たいミルクに入れてサクサクと食べられるオートミールもあります。
また、オートミールはそのまま味をつけて食べる以外にも、パンやクッキーに混ぜ込んで使用することも多く、一般的な生地よりも、しっとりと歯ごたえのある食感になるのが特徴です。
【腸内環境を改善する効果】
オートミールは、腸内環境を改善するのにぴったりな食材。
その理由は、「水溶性食物繊維」と「不溶性食物繊維」という2種類の食物繊維が豊富に含まれているからです。
水溶性食物繊維は、水に溶けるタイプの食物繊維です。腸内の善玉菌を増やし、血液中のコレステロールを低下させる効果があります。
水分保持力が高く、水に溶けるとドロドロのゲル状になって柔らかい便を作ってくれます。便が固くなるのが原因で便秘になる人にはとても効果的です。
不溶性食物繊維は、水に溶けないタイプの食物繊維です。腸内で水分を吸収して膨らみます。その結果、便のカサを増やし、腸のぜん動運動を活発化させ、便通を促進させます。
食物繊維は、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維が1:2のバランスで摂取するのが理想的とされています。
オートミールは2種類の食物繊維が理想的なバランスで含まれているのです。
そのため、便秘の予防・改善はもちろん、腸内環境も改善して代謝を良くしてくれます。
【脂肪になりにくい低GI食品】
「GI値」や「低GI食品」というワードを最近よく聞くようになりましたが、どんな意味なのでしょうか。
GI値とは、食後の血糖値の上昇度を数値化したものです。
食事をすると、摂取した炭水化物などが「糖」となり血液中を流れます。それにより血糖値が上がると「インシュリン」というホルモンが分泌され、血糖値を下げようとします。
このインシュリンには、脂肪を作り脂肪細胞の分解を抑制する働きがあります。インシュリンが多く分泌されることによって、太る原因となってしまいます。
つまり、GI値が低ければ低いほど血糖値の上昇が緩やかでインシュリンの分泌が抑えられるので、太りにくくなるのです。
オートミールはGI値がとても低い「低GI食品」です。
白米のGI値が88なのに比べて、オートミールは55。そのため食べても脂肪になりにくく、ダイエットに抜群な効果が期待できます。
【オートミールとシリアルの違い】
日本でシリアルというと「牛乳を入れて美味しく食べられるサクサクのフレーク」といったイメージかもしれませんが、厳密に言うとシリアルは”穀物を加工してそのまま食べられるようにしたもの”なので、もちろんオートミールはシリアル食品に含まれています。
とはいっても、多くの人が一般的にイメージするのはコーンフレークやグラノーラといったシリアル食品だと思います
オートミールの中でもインスタントオーツと呼ばれる味付け済みのオートミールは一般的な人のイメージするシリアル食品に近い味ですが、最近注目されているオートミール(ロールドオーツやクイックオーツ)は他のシリアルよりも食感が ユルくお粥みたいな口当たりとなるため、一般的に想像されるシリアルとは大きく違う味(おいしくない)と感じるでしょう。
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