季節の野菜を食べると体にいい理由



長期にわたる巣ごもり生活で、心身の不調を感じている人もいるのではないでしょうか。

もしかしたら偏った食事が原因かもしれません。

健康になるためには、季節の旬の野菜を摂るのが大切です。

心身の健康のために旬の野菜を食べてみましょう。今回は季節の野菜が体にいい理由を紹介していきます。

 

【季節の野菜が体にいい5つの理由】

1.味が濃くておいしい 栽培技術が進化した現在は、季節に関係なく収穫できる野菜が増えている。

ですが、野菜には、それぞれ最適な土地や気候などの環境があります。これらが整った状態で収穫されたものは、季節はずれの野菜に比べて味が濃く、風味も高いのです。余計な味付けをしなくても、そのままでおいしく食べられます。

 

2.栄養価が高い

同じ野菜でも、季節によって栄養の含有量が変動することがわかっている。例えばトマトに含まれるβ-カロテンは、5月から増え始めて7月に最大となり、11月の約2倍になるといいます。旬の野菜を食べることは、栄養を効率よく摂る上でも重要なのです。

 

3.鮮度がよくてリーズナブル

野菜は旬が近づくにつれて収穫量が大幅に増え、近隣で採れたものが店頭に並ぶことが多くなるため、輸送コストが抑えられる。そのため、ほかの季節に比べて価格が抑えられ、新鮮なものが手に入りやすい。

 

4.その時期に体が欲する効能を持つ

春野菜にはデトックス効果のあるものが多く、夏野菜は夏バテ防止に効くというように、旬の野菜は季節ごとの体調変化に応じ、体のバランスを整える作用を持っている。

これからの季節に注意したいのは、湿邪(しつじや)といって体内に余分な水分がたまり、胃腸の働きが傷つけられることです。頭が重い、口が粘る、むくみ、食欲不振、腹痛、軟便などの症状がある場合は、胃腸を整え、利尿・利湿作用のあるまめ科やきゅうりなどのうり科の野菜に、気と血の巡りをよくするハーブなどを組み合わせると効果的です

枝豆にみょうがやパクチーなどハーブを合わせたチキンライスもおすすめです。

また、痰がからみやすく、気分も沈みがちで、思い悩む人も増える時期でもあるが、旬の野菜を食べることで気分もスッキリし、心が晴れることもあります。

 

5.季節感が感じられる

食事の効能は栄養を摂るだけではありません。

中国医学は哲学が根本にあり、『見て感じる』ことは、心にも体にも大きな影響を与えると考えられています。

季節を感じながら旬野菜を食べて、五感で食事を楽しめば、体が喜び、心が満たされ、薬膳効果が得やすくなります。

体を冷やす・温める…薬膳の「五性」とは

薬膳では、食材も漢方の生薬と同様に5つの性質(熱、温、平、涼、寒)に分けられる。熱や温の食材は、体の気・血を巡らせます。

気・血とは、中国医学の中心となる概念。気は生命活動を営むエネルギー、血は血液に近く、全身を巡って体に栄養を与えています。

食材を組み合わせ、体を冷やす、温めるといったバランスを考えて料理するのがおすすめです。



【五性の意味と代表的な食材】

【熱】体を温め、冷えを予防し、血流を促す作用がある。熱性には唐辛子、こしょうなど。

【温】温性にはしょうが、鶏肉などがある。

【平】体を温めも冷ましもしない中間の性質で、きのこ類、豆類、米など。

【涼】熱を冷ます作用、利尿、消炎作用があり、興奮を鎮める。涼性には大部分の夏野菜が含まれる。

【寒】涼と同様に利尿効果を高め熱を取る。寒性にはフルーツなどが多い。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

季節も変わりこれから外出自粛を緩やかに解除されて外に出る機会も

少しづつ増えていくと思うので体調管理はしっかりおこなっていきましょう。