どうすれば仕事を有利に展開できるかvol.5

皆さんは、どんな仕事に携わっていらっしゃいますでしょうか?

その仕事において、顧客やビジネスパートナーに対して、

自分に有利に展開できていますでしょうか?

 

やはり、手強い相手もいれば、比較的やりやすい相手もいると思いますし、

得意不得意や得手不得手誰にだってあることと思います。

 

しかし、そんな中でも、持っておくことで、より自分に有利な状態で

業務を展開していくことのできるビジネススキル群というものがあります。

 

本シリーズでは、それらのビジネススキルについてご紹介させて頂くとともに、

ぜひとも実践でご利用頂き、ご自身の活動にプラスにして頂ければと思います。

 

ここでは、「更新力」というビジネススキルについてお話していきたいと思います。

 

皆さんは、アップデートという言葉をお聞きになられたことはありますでしょうか?

よく、携帯電話やパソコンの画面などに表示されますが、

アップデートとは、システムや情報を最新のものにすることをいいます。

これを、日本語にすると更新という言葉に変換することができるのですが、

携帯電やパソコンですら定期的にこのアップデートにかけられるのに対して、

いつまで経っても古い何かに縛られて、アップデートされない組織や人間が存在します。

 

例えば、ここ数十年でも世の中は大きくアップデートされていきました。

インターネットやAIの普及により、我々の生活はどんどん便利になっていきました。

 

ひと昔前までは、電話は一家に一台だったのに対して、

今では、一人一台電話を所有し、どこへでも持ち運ぶことができるようになりました。

 

また、通話ができるのみならず、写真を撮ったり、動画を見たり、ゲームをしたり、

メッセージを送ったり、インターネットに接続したり、財布の代わりになったり、

できることがどんどん増え、今となっては、我々の生活において欠かせない存在です。

 

これも時代の流れに合わせてアップデートされ続けたからこそ成せる業であり、

こうやって、我々の生活はどんどん豊かになっていきました。

 

では、我々自身はというと如何でしょうか?

我々の所属する組織はというと如何でしょうか?

 

実は、其処彼処にアップデートされずにそのままに静止しまっているものがあります。

昔は金利が良かったので、貯金していれば増えました。

しかし、今となっては雀の涙もない金利まで下がったというのに、

貯金していればよいという考えはまさにアップデートされていない証拠であるといえます。

 

また、終身雇用制度も崩壊しようとしている最中、一社に勤め上げようとする考え方も、

もはや時代遅れであり、危険やリスク以外の何物でもありません。

 

このように、こういうものだとか、こうあるべきだと一度決めたことに、

いつまでもしがみつくことは、まわりがどんどんアップデートされているのに、

自分だけが取り残されるという異常事態を招きかねません。

 

そこで登場するのが、ここでいう更新力なんですよね。

今のご時世、情報量が日に日に上昇しています。

我々が触れる情報量もどんどん増え、これまでは情報を収集することができる人が

重宝されましたが、今となっては情報を取捨選択できる人が重宝される時代になりました。

 

ということは、溢れ返る情報量から目を背けるのではなく、

その情報を積極的に受け入れ、取捨選択し、自分の中の思考や行動を更新していくことが

できる人こそが、今後の世界を生き抜いていくことができるんですよね。

 

これは、仕事においても同じことがいえて、昔のやり方を踏襲しているだけでは、

遅かれ早かれ限界がくることでしょう。

その限界点を迎え、崩壊する前に更新する勇気を持つことができれば、

次世代に向けて、変化の波をうまく乗り越えていくことができるでしょう。

 

ぜひこれを機に、更新力に目を向け、

自分のまわりの凝り固まったものの存在からアップデートしていくきっかけに

して頂ければと思います。