組織の目的達成を真剣に考えてみるvol.7

世の中には様々な組織があります。

例えば、家族や学校、会社や国など、それぞれ形や構成は違えど、

それぞれが組織であるといえます。

 

また、組織によって目的も異なってきます。

例えば、家族であれば、人生を豊かにすることが主目的であり、

学校であれば、勉強をすることが主目的であり、

会社というと、利益や売上を上げることが主目的となってきます。

 

このようにそれぞれの組織が存在する主目的があり、この目的の達成のために、

そこに所属するメンバーが力を発揮することによって、

組織の存在意義を見出してあげることができるわけです。

 

本シリーズでは、そんな組織の目的を達成するためのテクニックや考え方を

ご紹介するとともに、色々な角度から組織について考えていければと思います。

 

第七回は、「共有」についてお話をしていきたいと思います。

皆さんの所属する組織では共有されていますでしょうか?

情報共有だったりデータ共有だったり、共有にもさまざまありますが、

共有されている組織とそうでない組織とではやはり、共通認識や目的意識が養われ方が全然異なってくるので、

組織の目的達成を考えたときに雲泥の差が生まれてくると考えられます。

 

よく報連相(ホウレンソウ)は必要だといわれますし、確認も必要だといわれています。

これはよく新卒や部下に対して言われることなのですが、実は上司も同様に、ホウレンソウや確認をすべきなんですよね。

 

情報やデータなどが共有されていないと困るのは、上司だけではなく部下も同様で、

上司が部下の状況を共有されていないと、何か問題があったときに対応できないように、

部下も上司や会社の状況を共有されていないと、何か問題があったときに対応できないんですよね。

 

しかし、何を間違えたか、部下だけに情報やデータを共有させ、上司や組織からは何も伝えないなんていう状態が、

往々にして発生してしまっているのが実情であると考えられます。

 

組織内がこういう状態であれば、当然部下のホウレンソウや確認も適当になりますし、

組織としての結束も固まらないので、組織の目的達成からは遠のいてしまうことは必然的であるといえるでしょう。

 

たしかに立場上、伝えていいことと伝えてはいけないことがあるとは思います。

しかし、すべてがすべて伝えてはいけないものであることは必ずしもないですし、

その匙加減を上手くすることで、互いに情報共有できれば、きっと組織が円滑に回ると思うんですよね。

 

皆さんの組織では、お互いの情報共有やデータ共有する環境を築けていますでしょうか?

ぜひこれを機に、改めて、ホウレンソウや確認の必要性を再認識していただくとともに、

同じ組織の中で同じ目的達成のために歩んでいくためにも、皆が皆共有することを忘れずに、

ご対応頂ければ幸いです^^