フェレットの飼い方について①
とても可愛くて人懐っこいフェレットはとても人気があり、多くの人にペットとして飼育されています。そして、フェレットの飼い方には色々とコツがあるのです。ここ数年でフェレットをペットにする方がとても増えてきています。その理由は、フェレットは室内の小スペースで飼うことができ、また犬のようにしつけをすることもできるからです。
そして何よりこの愛らしい表情やしぐさは、飼い主の心に癒しや潤いを与えてくれることでしょう。また、散歩の必要性もなく、20時間近く睡眠をとるフェレットは、一人暮らしの方にも人気があります。そこで今回は、フェレットの飼い方や飼育のコツなどをご紹介します。
□フェレットの習性や特徴
特徴その① なつく
フェレットは人によくなつきます。同じイタチ科の動物には、ラッコやスカンク、ミンクなどがいますが、この中でペットとして完全になつくことができるのはフェレットだけだと言われています。しつけをするにはまず飼い主とフェレットの信頼関係を気付くことが大切です。
フェレットは遊ぶことが大好きです。愛らしい表情、しぐさがあなたを癒してくれることでしょう。
フェレットを飼い始めたばかりの頃は、フェレットが新しい環境に戸惑ってしまうかもしれません。しかし、徐々に新しい場所にも慣れていきます。飼い主に対しても不安がおさまり心を許してくれるまでゆっくり待ちましょう。フェレットとたくさん遊び、毎日をともに過ごしていくうちに飼い主に心を許してくれるようになります。
特徴その② 寿命・鳴き声
フェレットの寿命は約6年~11年です。人間でいうと1年で7~8歳ずつ年をとっていく計算です。
また、フェレットの鳴き声について気になる方もいらっしゃると思います。フェレットはほとんど鳴きません。楽しいときや興奮しているときに「ククク」とか「クックル」と喉を鳴らす程度です。また、怒った時や威嚇する時には「シャー!」と音を出します。
特徴その③ 臭い
動物はある程度の臭いがありますが、フェレットはとくに臭いが強いと言われています。その理由は肛門近くに臭腺という臭いを発する機能が備わっており、これが臭いの原因となります。フェレットは室内で飼うため、飼い主にとっては臭いについて気になっている方も多いと思います。
日本で販売されているほとんどのフェレットは生まれてまもなく生殖腺除去手術(雌は避妊・雄は去勢)と臭腺を取り除く手術が行われています。手術されたフェレットを飼っている方は臭いについて気にならない方も多いです。どんな動物でもペットの臭いはあります。
□5つの種類と特徴
フェレットには、数大久の種類がおります。種類によって、特徴や性格が違います。その中でも人気の高いフェレットをご紹介します。
1.マーシャルフェレット
フェレットの中でも一番人気が高いのが、「マーシャルフェレット」です。細めの体と、耳に入れ墨が入ってるのが特徴です。
性格はおっとりしていて、初めてフェレットを飼育する方にオススメの種類です。
2.パスバレーフェレット
出身ファームはアメリカで、マーシャルフェレットの次に人気が高いフェレットで、がっちりとした体格が特徴で、病気にも強いフェレットです。
噛み癖も少ないので、しつけもしやすく、とても飼いやすい種類になります。
3.ルビーフェレット
ルビーフェレットは「しっかりとした体」と「丸い顔」が特徴の種類です。日本には入手困難と言われています。
4.アンゴラフェレット
アンゴラフェレットは、「長い毛」が特徴の種類です。毛色の種類も豊富で、しつけは少々難しく、上級者向けのフェレットになります。
5.マウンテンビューフェレット
マーシャルフェレットに似ていて、性格も大人しく、噛み癖も少ないので、しつけがしやすいフェレットです。
□飼育に必要な7つのグッズ
1.ゲージ
ゲージは、「広くて網の間隔が狭いもの」がオススメです。今は、ペットショップなどで「フェレット用のゲージ」も販売されていますので、そちらが良いと思います。
2.ハンモック
フェレットはハンモックで寝るのを好みます。清潔を保つために、洗い替えがあると便利です。
3.トイレ・トイレの砂
トイレは、ゲージに入るくらいの大きさ(大きめ)のものがよいです。また、三角形のトイレと四角形のトイレがありますが、四角形も方がトイレを覚えやすいようです。
4.敷き布
敷き布なしだと、足元が滑りやすく危険なので布を敷いてあげましょう。敷き布は、「爪が引っかからないもの」にしてあげてください。
また、敷き布も洗い替えを用意しておくのがオススメです。
5.水飲み・ご飯皿
水飲みは、お皿をゲージに入れておくとこぼしてしまう場合がありますので、こぼれないように「給水ボトル」がオススメです。また、水は「いつでも飲めるようにする」事が大切です。ご飯皿は、「重たくてひっくり返らないも」のが適してます。
6.おもちゃ
フェレット遊ぶのがが大好きなので、おもちゃが必要です。「噛んでも安全」なおもちゃを選びましょう。
7.キャリーバッグ
健康診断や、病気などで病院に連れて行く為に必要なバッグです。脱走しないものを選ぶとよいでしょう。
次回、フェレットの病気についてお話します。