【陽転思考】コロナで世界は前進する!?

2020年3月27日現在、新型感染症コロナの影響で東京都を含む一都四県で外出自粛要請が出ています。オリンピック延期の発表から立て続いての外出自粛要請。経済に大きなダメージも予想され、暗い気持ちになっている方が多いと思います。そんな時だからこそ一つの思考法をお伝えしたいと思います。それが、「陽転思考」です。もし陽転思考で世界を見たならば、きっと現在のコロナによる影響も前向きに捉えられることでしょう。

 

陽転思考とは

陽転思考とは、かの大経営者、松下幸之助さんが最も大切にした考え方。「人生に起こるあらゆる出来事をあるがままに受け止め、感謝の心を抱きつつ、ベストを尽くして生きる」という考えです。プラス発想やポジティブシンキングという表現をよく耳にしますが、「陽転思考」は単に元気に明るくという考え方ではありません。”あらゆる事をあるがままに”、つまり、事実に対して良い悪いの解釈をつけずありのまま受け止めると言う事です。事実をありのまま受け止める事によって、一見悪いとしか思えない事柄についても自然といい面も見えてきます。

 

陽転思考でコロナを捉えてみる

現在コロナの影響により、観光業、飲食業を筆頭に様々な業界が大打撃を受け、多くの企業が倒産の危機にさらされています。その他の企業に関してもテレワークの実施を余儀なくされたり、通常の生活に制限がかかっています。これらの事に関し、ニュースやSNS、そして私の身の回りからも悲観的な意見、発言が目立ちます。そうですよね、悲観的になる気持ちは正直私にも分かります。ではそんな現状に対しどの様に陽転思考を用いるのでしょうか。それにはまず、今世の中で起きていることをありのまま事実として受け入れます。経済が傾くことも、会社に出勤出来ないことも、外出がままならず友達と中々会えないことも、まず事実として受け止めるのです。そこにいい悪いの判断をしません。そうする事によって、どうでしょう。自然とこの状況が起きたことによるいい影響にも目を向けられるようになると思います。

 

コロナによるいい影響

・働き方改革が進む

 今回の騒動をうけ、多くの企業でテレワークや時差出勤が実施されました。これを機に、テレワークやフレックスでも問題なくやれる、むしろ効率よくできる部分も多いと気づいた会社も多いのではないでしょうか。また、多くの企業が倒産の危機にさらされていることから、「一つの会社に依存し、縛られると危ない」と感じた人も多いでしょう。これにより副業を意識する人も増えると考えられ、コロナがいい意味で働き方改革の推進に繋がるとも考えられます。

・地方にいても活躍できる社会の実現

 今回テレワークが実施されたことにより、「会社に行かなくても仕事が出来る」と多くの人が気づきました。このことは単に働き方改革につながるだけでなく、地方にいても大企業の仕事を担えるという気づきも多くの人に与えたのではないでしょうか。

・日常のありがたみに気づける

 コロナ騒動によって多くの部分で日常の生活が制限されました。これによって普段当たり前に過ごしている日常が当たり前のものではないと気づけた人も多いのではないでしょうか。また、励ましあう仲間の大切さを感じた人もいるかもしれません。

 

まとめ

いかがでしょう。コロナ騒動をただ悲観的に考えるのでなく陽転思考で事実をありのまま受け止める事で、逆にいい部分にも目を向ける事も出来たのではないでしょうか。陽転思考を活用すると、このように一見悪いとしか思えない出来事のいい側面に気づくことが出来ます。陰と陽、悪い側面と良い側面は必ずセットで存在するのです。今後、他にも落ち込む出来事があったならばこの陽転思考を活用して頂ければ幸いです。