なぜワインにはまるのか?

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皆さんはワインが好きですか?最近ではワインスクールに通っているという方もいるほど人気です。そこで、今回はワインに関してお伝えしたいと思います。

 

日本ワインの歴史

 

日本のぶどうの歴史はいつから始まったのでしょうか。奈良時代の歴史書「古事記」「日本書記」にぶどうと思われる記述があります。ただ、見解が一様でないため、断定はできません。しかし、奈良時代にはぶどうをモチーフとした絵柄が数多くあるため、ぶどう自体の認識はあったように思われます。

 

日本ワインの原料であるぶどうの代表的な品種が「甲州種」です。「甲州種」は、ヨーロッパが起源の日本固有品種で、奈良時代から平安時代にかけて、シルクロードを通って、仏教と共に日本に伝わったとされています。この「甲州種」の栽培の始まりには二つの説があります。一つは、718年に修行僧の行基が、山梨県勝沼に大善寺を開山し、そこで栽培を始めた説。もう一つは、1186年に山梨県勝沼に住む雨宮勘解由という人物が発見したという説。

雨宮勘解由は、自宅近くの山道で自生の山ぶどうとは違う、今までに見たことのないぶどうを見つけます。自宅に持ち帰って栽培を始めたところ5年後に、30余りの房が結実。
実は、それが「甲州種」であったという説です。

 

日本にワインが伝わる

 

室町時代の頃まで、ぶどうは基本的に生食でしか、食べてこなかったとされています。
日本にはお米からお酒を造る習慣があり、飲み水も豊富なため、ぶどうから飲み物を作る必要がなかったのです。日本の文献上、初めてワインが登場したのが室町時代後期です。
この時代に書かれた公家日記「後法興院記」に、「珍蛇(チンタ)」というお酒を飲んだという記述があります。

 

この「珍蛇」は、スペインやポルトガルから伝わった赤ワインを指すと考えられています。
また、この少し前の文献にも「南蛮酒」を飲んだという記録があり、こちらもワインであると考えられています。1549年、イエズス会の宣教師フランシスコ・ザビエルは、キリスト教布教のため、鹿児島を訪れます。
このとき、自身が布教したい地域の大名にワインを献上していきます。

オランダやポルトガルとの交易が盛んになると、さらにワインは広まっていきます。

 

ぶどうの栽培・日本ワインづくりが始まる(明治政府がワイン造りを推奨)

 

ワイン自体の認識は、徐々に広まっていきましたが、自国で生産するまでには至りませんでした。ただ、江戸時代になると、生食用・加工用として甲州(現在の山梨県)を中心に”ぶどう栽培”は広まっていきます。

江戸時代の終わりごろ、浦賀沖に来航したペリーは、将軍にワインを献上します。
その後、日本は開国の道を進み、時代が明治になると、日本の近代化が急速に進んでいきます。国の近代化を図りたい明治政府は、殖産興業の一環として、ぶどう栽培・ワイン醸造を奨励します。

 

まず、民間で動きが起きます。
1870年(明治3年)に山梨県甲府市で、山田宥教(やまだ ひろのり)と詫間憲久(たくまのりひさ)が「ぶどう酒共同醸造所」というワイン醸造所を設立します。
甲州種などを用いて、日本で産業として初めて、国産ワインが製造されました。

 

しかし、彼らが全財産を懸けて挑んだワイン造りは、製造技術の低さ、防腐剤の不備などで経営難に追い込まれ、数年で終わりを迎えます。その二人を皮切りに、たくさんの人々が、ワイン造りに挑みますが、ことごとく失敗に終わってしまいます。1877年(明治10年)、日本初の民間ワイン醸造所が設立されます。

 

それが、「大日本山梨葡萄酒会社」(メルシャンの前身)です。この会社から、高野正誠と土屋竜憲という二人の若者がフランスに派遣され、本場のワイン醸造技術を二年間学びました。フランスから帰国した二人は、宮崎光太郎と共にワインの醸造を始めました。

 

ワインスクールとセミナーの違いは?

 

ワインスクールとセミナーの違いですが、端的にいうと“開催している目的”が違います。ワインスクールは、“一定期間ワインについて学べる学校のような場所”と考えてください。
一方、セミナーは“とあるテーマに焦点を当てた単発開催の講義”です。例えば、一般社団法人日本ソムリエ協会が開催する呼称資格認定試験がワイン資格としてはメジャーどころですが、この資格試験の合格目指す際、一から外部で勉強できる場所がワインスクールです。

セミナーでは、実際に生産者を呼んでワイナリーの歴史や情報を伝えたり、プロが今までの経験からお得なワインの選び方などを披露したり、より専門的で実用的な部分に焦点を当てて単発の講義のようなものです。

ワインスクールにもスポット講義はありますが、それらはより専門的な部分や、とある産地についてなど、やはり試験対策ものが多い傾向にあります。ワインについて基礎をしっかりと学びたい、という方はスクールをまず選ばれると良いかもしれません。

 

スクールに通うと取れる資格

 

一般的なワインスクールは、資格試験対策のカリキュラムが用意されています。もちろん中には資格試験対策ではない、知識を深めるための教室もありますが、多くの方々はワイン関連の資格を取得するために、ワインスクールに通っています。
ワインスクールに通うと取れる資格は、前述した一般社団法人日本ソムリエ協会が認定する、J.S.A.ソムリエ・J.S.A.ワインエキスパート呼称資格です。ちなみに、以前ワインアドバイザーという呼称資格がありましたが、近年ソムリエ、シニアソムリエへ変更されたので、現在では受講することができません。

 

また、取れる資格の中には、日本酒のプロフェッショナル資格の「SAKE DIPLOMA」、英国に本部を置く世界最大のワイン教育機関「WSET」が認定する国際資格を対象するコースもあります。
どのコースを受験するかは自由ですので、自分に合った認定試験の対策を行っているスクールに通いましょう。

 

後悔しないためのスクールの選び方とは

 

ワインスクールに通ってみて後悔した……という方も少なからず居ます。ミスマッチを防ぐためには、まず「なぜ、ワインスクールに通うのか?」と考えてください。
仕事柄ワインを扱っており、必ず合格したい!というのであれば、合格率の高い場所を選ぶと良いかもしれません。
一方、長い目で見て趣味として楽しみたい、という方であれば徹底してプロを育てる、というスクールだと通うのが辛くなってしまうこともあります。ワインスクールの費用は安いものではありません。

経済的に余裕がある方であれば別ですが、後悔しないためにも、「何のためにワインを学ぶのか」を再確認し、その目的に合致したスクールを選ぶべきでしょう。

 

まとめ

 

ワインに関しての内容いかがでしたか?歴史を知ることでさらにワインに興味がわいてきますよね。最後に私がおすすめするワインやワインスクールに関してのリンク先を掲載しておきますので、ぜひご覧ください。

 

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