なぜ視力は低下するのか

管理人おすすめサイト

1.

2.

3.

4.

皆さんは視力は良いほうですか?眼鏡やコンタクト等を着用して生活している方も多いのではないでしょうか?子供の時から視力が低下した方も多いと思います。

そこで、今回はなぜ視力が悪くなるのかという内容をお伝えしたいと思います。

 

「目が悪い」とは?

 

「目が悪い」と一言で言っても、人によってとらえ方は様々です。ここでは「屈折異常」により「目が悪い」状態について解説します。

屈折異常には、「近視」のほかにも「遠視」や「乱視」があり、どのように見えづらいのかはそれぞれ異なります。

 

人間の目に入った光は、角膜と水晶体で屈折して、網膜の上に焦点を結びます。そして視神経を通じて信号が送られて、脳で映像として認識しています。

そして、目がピント合わせをしていない状態の時に、遠くからやってきた光が網膜上の一点に集中する状態を「正視」といいます。

 

これに対し、焦点を網膜上の一点に集めることができない状態を屈折異常と呼び、見えづらくなります。

 

目が悪くなるしくみ

 

近視になるしくみ

 

近視では、網膜より手前で焦点が形成されてしまいます。近視には「軸性近視」と「屈折性近視」があり、それぞれしくみが異なります。

 

近視の種類 ~近視には2つのタイプがあります

 

①軸性近視(本当の近視)⇒治らない近視です

 

軸性近視は一般に言われている近視のことです。普通近視といえば軸性近視の事を言います。

軸性近視とは眼軸といわれる眼の縦軸が伸びてしまって長くなった状態の近視のことです。

眼の一番底にある網膜(カメラのフィルム)が後にずれているため遠くのものが網膜(カメラのフイルム)に写らなくなってしまうため遠くのものが見えなくるのです。

 

②屈折性近視(仮性近視、他)⇒治る近視です

 

屈折性近視とは眼の前に方にある水晶体と言われる凸レンズがあります。近くを見るときはこの凸レンズが大きくふくらむことで近くにピントがあうのです。

近くを見続ける事で水晶体がふくらんだままになってしまい(緊張状態)遠くのものが見えなくるのです。

ただし屈折性近視は水晶体のふくらんだままになっている(緊張状態)のは一時的なものでやがて元に戻ります。

緊張がとければまた視力は回復します。この水晶体のふくらんだままになった状態をなおすお薬がミドリン、サンドールといった目薬なのです。

 

したがって軸性近視は眼の縦軸、すなわち奥行きですね、目の奥行きが長くなった為に起こる近視なので一度長くなった奥行きが短くすることは難しいのです。

 

一方屈折性近視は水晶体が一時的にふくらんだままになったために起こる近視なのでふくらみがやがて元にもどれば近視がなおります。

屈折性近視か軸性近視かを調べるのは眼科で目の奥行き(眼軸)を計る検査をしなければわかりません。

 

遠視になるしくみ

 

遠視では、網膜より後方で焦点が形成されてしまいます。遠視には「軸性遠視」と「屈折性遠視」があり、それぞれしくみが異なります。

 

軸性遠視は、眼軸長が短いことが原因となっています。

眼軸長が短いと、角膜や水晶体の屈折力自体が正視の人並みであっても、焦点が網膜よりも後ろで形成されてしまうのです。網膜上で焦点を形成しないため、ぼやけて「目が悪い」状態になります。

実は、赤ちゃんの頃は誰でも眼軸長が短く遠視の状態で、10歳頃には大人と同じ長さに成長します。これに伴い遠視も改善されていきます。

 

※ 10歳以下の子どもにも近視が見られる場合があります。

 

一方、屈折性遠視は角膜や水晶体が正視の状態よりも光を弱く屈折することが原因です。

 

乱視になるしくみ

 

乱視は、光を屈折させる角膜や水晶体の歪みから起こります。ラグビーボールのような形に歪んでいて、カーブの強さが方向によって異なるため、焦点が網膜上の一点に集まりません。歪みの方向には大きく分けて縦、横、斜めの3タイプがあり、それぞれ見え方が異なります。

 

成長期に近視が進みやすい理由

 

人間の赤ちゃんは、生まれたばかりのころは遠視の状態です。成長とともに眼球が伸びたり角膜がふくらんだりして、網膜にピントが合うようになります。

大人と同じ視力になるのは3歳を過ぎるころといわれます。

 

子どもの目は、体とともに成長します。そして多くの場合、成長期が過ぎたころには、身長の伸びが止まるのと同様に眼球の伸びも止まります。

 

ところが、成長期になんらかの影響を受けて眼球の伸びが進んでしまうと近視になってしまいます。

 

小学生から高校生という成長段階に近視が進みやすいのはこのためです。

 

多くの議論がありますが、もっとも大きい原因は遺伝的要因(軸性近視)です。この遺伝的要因で進む近視は残念ながら避けることはできません。

遺伝的要因(軸性近視)が表れてくるのは多くは6歳以降です。生まれた時から近視で生まれてくる赤ちゃんはいません。大半が小学校入学以降に遺伝的要因(軸性近視)の近視は出現してきます。

 

遺伝的要因以外の近視原因としては、近くのものを見ていることによって生じる調節緊張状態が過度に続くと(ピント調節力の使い過ぎ)、調節緊張状態を解消しようとして結果、眼軸が伸び近視や近視進行の原因になると言われています。

 

わかりやすく言うと読書やパソコン、携帯、スマートフォンなどを長く見続けている生活を送っていると近視が進みやすくなることがあります。

近くで物を見る状態を長時間続けると近視が進行しやすい。携帯などのゲームは30分以上休憩なしに続けない様にしましょう。

 

レーシックとは

 

レーシックとは、眼の表面にある角膜をエキシマレーザーで削り、角膜の形状を変えることによって近視・遠視・乱視を矯正する屈折矯正手術です。

レーザーで角膜を削る前に、フラップとよばれる蓋のようなものを角膜の表面に作っておくので、手術後の傷を保護することができます。そのため、痛みが少なく視力の回復が早いのが特徴です。

 

レーシックのデメリット

 

夜間に視力が低下する

 

夜間の光がまぶしく、にじんだように見えることがあります。角膜の切除径や深さ、瞳孔の大きさなどが関係しますが、こうした症状が生じた場合には治りません。

 

術後に角膜が変形する

 

レーザーで削った角膜は元通りには戻すことはできません。

高度な近視で、角膜切除量が大きい場合などでは、術後に薄くなった角膜が前方に突出して角膜が不正な形に変形して視力が低下してくることが稀にあります。こうなると、ハードコンタクトレンズによる矯正でしか視力補正ができなくなります。

 

術後に角膜が混濁する

 

角膜中央部をレーザーで削るため、角膜に混濁が生じる可能性があります。眼鏡やコンタクトレンズで視力を補正できていた人が、手術を受けたために、かえって視力が低下してしまう可能性があります。

レーシックの術後に生じた感染症で、重度では角膜混濁や菲薄化、変形が起きて、最悪の場合は角膜移植が必要となったり、失明に至ることもあります。

 

ドライアイになる

 

レーザー照射の前にフラップを作製するため、角膜の知覚神経が切断され、術後数カ月から1年くらいの間、ドライアイが起きたり、悪化することがあります。これは時間とともに徐々に回復してきますが、回復には個人差があります。

(角膜上皮からムチンが出なくなることも原因です。)

 

度数の変化によって視力が低下する

 

術後、屈折矯正効果の戻りなどの変化が起きることがあります。角膜のレーザーで削られて薄くなった部分が突出してくるためではないかと考えられています。

多くの場合はレーザーの再照射(再手術)によって補正できますが、残った角膜の厚みや矯正度数の問題で再手術ができないこともあります。

 

正確な眼圧測定ができなくなる

 

レーシック術後には角膜が薄くなり変形するので、眼圧測定値が低めに出たり、時には眼圧の測定ができなくなることもあります。

日本人は緑内障が多く、40歳以上のうち5%が緑内障に罹患しているという研究結果が出ています。高度近視の方では、緑内障のリスクがより高いのですが、この性質はレーシックを受けても変わりません。

レーシックの術後には眼圧が正確に測定できないために、緑内障になっても見逃されてしまう可能性があります。

 

正確な白内障手術ができなくなる

 

将来、白内障の手術をされるときは、濁った水晶体の代わりに入れる眼内レンズによって屈折矯正をするのですが、レーシック術後には、この眼内レンズの度数を正確に計算できなくなります。

白内障手術の際には、参考データとして、レーシック以前の目のデータと手術内容の記録が必要となります。

まとめ

 

今回は視力の低下とレーシックに関してご紹介しました。一度視力が悪くなるとそう簡単には元に戻せないということがご理解いただけたかと思います。皆さんも今後ご自身の目を労わって生活するようにして下さいね。最後に私がおすすめするリンク先を掲載しておきますので、ぜひご覧ください。

 

管理人おすすめサイト

1.

2.

3.

4.