なぜ韓国ファッションが人気なのか

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皆さんは衣類を買い物するときに好きなブランドはありますか?こだわりがある方もいればあまりない方もいると思います。そんな中で、今韓国ファッションが流行しているのをご存じでしょうか。今回はそんな韓国ファッションに関してお伝えしたいと思います。

 

韓国のファッションECサイトが若者から人気の理由

 

ファッションECサイトの10~20代の利用率が他の層に比べて少ないというデータもある中、今若者から注目を集めつつあるのが韓国のファッションECサイトです。

例えばEC発のアパレルブランドとして誕生した韓国の「gogosing」は、EC売り上げの約4分の1を日本の消費が占めており、2017年には日本での売り上げが200%の伸びを見せるなど、順調な成長を遂げています。

 

国内のECサイトではなく韓国発の越境ECを利用するとなるとさらに利用者は減りそうなものだが、それどころか増加の一途を辿る理由はどこにあるのでしょうか。

発端は第三次韓流ブーム

 

そもそも韓国のファッションに注目が集まったのは、ここ数年での韓流ブームの再再来が大きな理由です。第一次はいわゆる「冬ソナ」ブーム、第二次は「東方神起、BIG BANG」ブーム、そして今流行しているのが第三次に当たる「BTS、TWICE」ブームです。

 

K-Popは音楽としても欧米を筆頭に世界的な流行が見られますが、日本では韓国が隣にあることも幸いしてか、音楽にとどまらないカルチャー全体としての流行が見受けられます。

新大久保が「第二の原宿」に

 

そして韓流ブームが生じた際に必ずと言っていいほど街が賑わう東京の新大久保ですが、2017年には利用者数伸び率が9.8%という圧倒的な数字を記録しました。新大久保駅を実際に訪れてみると、出入り口が少ないこともあり、週末は常時係員の誘導がなければまともに改札へとたどり着けないほどの混雑を見せています。

 

明らかに駅のキャパシティをオーバーしているものの、駅周辺には韓国で流行している「ハットグ」のような食べ物や、韓流グッズなどを取り揃える店舗が密集しており、街としては需要をしっかりと満たす準備が整っている様子がうかがえました。

新大久保は、意図せずして第二の原宿になろうとしているとも言えるでしょう。

一方の本物の原宿はというと、前年比で2.3%の利用者の減少が生じています。外国人観光客のトレンドとしても原宿は一旦落ち着きを取り戻している傾向があり、利用者が分散した結果、新大久保に流入しているとも考えられています。

ファッションも韓流へ

 

日本のK-Popブームではグッズを集めるだけでなく、実際にファッションやコスメなども韓国を意識して取り込む傾向が強いです。

例えば韓国で流行している「オルチャンメイク」は日本でも人気があり、「韓国人女性になれるメイク」として日本のファッション誌などでも注目を集めています。

 

現在、日本を含めアジアで若者を中心に流行する韓国ファッションは、おもに韓国の「ノーブランド」市場(しじょう)が元になっているものです。

 

国内市場のノーブランド衣類、「ポセ」とは

 

STYLE NANDA(スタイルナンダ)をはじめ、インターネット上の自社サイトを通して販売される商品は、国内市場では本来、「ポセ(보세、保税)」と呼ばれていたもの。この「ポセ」は、ノーブランドの衣類の代名詞としてよく使われています。

 

韓国では街のあちこちに「ポセ」の服を扱う店があります。特にソウルの学生街や地下街にひしめき合い、お手頃価格で販売されているファッションは、この「ポセ」に分類されているもの。しかし語源通りの「保税」は、本来「関税を留保している」という意味です。

この「ポセ」とはどういうものなのでしょうか。現代における韓国の繊維産業の歴史から紐解いていきます。

 

60~70年代に輸出を牽引した繊維産業と、2000年代のグローバル化

 

韓国は朝鮮戦争(1950~1953)により国内は焦土と化し、世界最貧国の水準まで落ち込みます。戦争後は国内の需要を満たすために繊維産業が発展していきますが、60~70年代には国策として輸出へと切り替えて外貨を獲得してきました。外国から材料を輸入し、人件費の安い国内で製品化し、海外へと輸出する、というもの。そうした流れを経て、韓国は繊維製品が輸出の主軸となりました。

 

の「ポセ(保税)」という言葉は、そうしたなかで生まれました。材料を輸入するときに本来かかる関税を一時的に保留にしておく制度で、製品となって輸出される際に関税をかけるというもの。しかしメーカーが資金繰りに行き詰まると輸出を待たずして、ブランドタグが付く前の商品が「ポセ」として国内に流通するようになり、その制度がなくなったあともその名前だけが残るようになりました。

 

その後80年代以降は中国、東南アジアの新興国が安い労働力で追い上げを図り、先進国は高価格の製品を市場に投入。2000年代になるとグローバル化が進み、韓国は差別化をして勝負する段階になるのです。

 

このような経緯から考えると、今海外で受け入れられている韓国ファッションは、グローバルの流れのなか、ほかの国とはデザインで差別化を図ってきた結果が表れているものだといえるのではないでしょうか。

 

ちなみに現在、インターネットのサイトを通して国内外へ販売される商品は、各ブランドやショップが国内外の縫製工場に直接発注をして販売するケースもあるのですが、その多くはソウル・東大門で買い付けた商品で、それはいわゆる「ポセ」がもとになっているものなのです。

 

ネットショップはK-POPアイドルとともにブランド化

 

韓国ファッションに対する評判は、日本でどのようなものでしょうか。「日本のメーカーに比べて縫製が雑」と言う人もいますが、プチプラファッションのようなものであれば、流行に合った服をワンシーズン着られれば良い、という人も多く、それほど質が求められてないこともあります。

 

それよりも日本の製品にはない色合いが好まれたり、デザイン性に優れていることから、日本で同等のデザインのものを購入するよりも安く手に入る、という見方が一般的です。

ちなみに韓国ファッションを扱うネットショップは小規模での運営が多く、経営者みずからがモデルとなって販売することもあります。そのなかでもブランド化していくショップは、K-POPアイドルや芸能人が着ることによって露出が高まり、注目を集めていきます。
世界で活躍する人気アイドルは、空港でのファッションも話題になります。これを「空港ファッション(공항패션、コンハンペッション)」というのですが、そこでどんな商品を身に着けているかも話題の的となるのです。

 

まとめ

 

韓国ファッションに関しての内容いかがでしたか?皆さんも韓流を取り入れることで参考にしてみてはいかがでしょうか。最後にわたしがおすすめするリンク先を掲載しておきますので、ぜひご覧ください。

 

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