ガムを噛むことによる効果

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皆さんは普段ガムを噛むことはありますか?噛むことによる効果は良いことがたくさんあります。そこで、今回は噛むことによってどんな効果が得られるのかをお伝えしたいと思います。

 

噛むと脳が活性化

 

普段何気なく行っている「噛むこと」で、脳が活性化することがわかってきました。

 

脳を活性化するためには、音読や計算などが「脳トレ」として効果があるといわれていますが、噛むことも立派な「脳トレ」になります。その仕組みをご紹介します。

 

噛むことで脳の血流が増え、働きが活発になる

 

噛むことで脳内の血流が増え、脳の運動野や感覚野、前頭前野、小脳などが活性化します。特に脳の前頭前野は判断、感情、行動、記憶、コミュニケーションなどをつかさどる重要な部分です。

うつではこの前頭前野の機能が低下することが指摘されていますが、噛むことで前頭前野の血流が増え、機能がアップします。

 

脳の記憶庫「海馬(かいば)」を刺激

 

脳の中で、記憶力をつかさどる部位が「海馬」です。「海馬」にはすべての情報が一時的に保存される、脳の記憶庫のようなところです。

わざと噛み合わせを悪くしたマウスでは、この海馬の細胞が消失、記憶力が低下したという実験結果があります。噛むことは海馬を刺激し、活性化するため記憶力を高められる可能性があります。

 

セロトニン神経が活性化され、うつにも効果

 

研究によると、ガムを20分間しっかり噛み続けると、脳のセロトニン神経が活性化し、血液中のセロトニン濃度が増加したそうです。

セロトニン神経が活性化すると、ストレスを緩和し幸福感を高めるセロトニンの分泌が増え、うつなどの改善にも効果があるといわれています。また、セロトニンは、睡眠ホルモン・メラトニンを作り出す材料でもあります。

セロトニンがたくさん出ると、夜、ぐっすり眠れるという効果も。ヨガやウォーキングなどを行ってもセロトニン神経が活性化しますが、噛むだけで同じ効果があるのはうれしいですね。

 

噛むことで脳からα波が出てリラックス

 

噛むと脳からα波が出ることもわかっています。α波とは脳波の一種で、集中力や記憶力を高めてくれます。噛むと「覚醒しながらリラックス」できるという独特な状態を作り出すことができます。

集中力とリラックスの両方が必要なスポーツ選手が、積極的にガムを噛んでいるのはこのためです。

 

~甘味料キシリトールは天然素材~

 

キシリトールとは、シラカバやトウモロコシの芯から採れるキシラン・ヘミセルロースという物質を原料にした天然の甘味料です。

多くの果実や野菜の中にも天然で含まれています。また、人の体のなかでも、キシリトールが作られています。 甘味は砂糖と同じくらいで、カロリーは75%(砂糖4kcal/g キシリトール2.8kcal/g)です。

口の中に入れるとすぐに溶け、多くの熱を吸収するのでスッとしたさわやかな冷涼感が特徴です。

 

キシリトールの効果について

 

なぜキシリトールが歯に良いのかというと、キシリトールには甘みはありますが、虫歯菌のエサにならないので、虫歯菌たちは弱ります。

そして、エサが無いので「酸」もできません。 さらには、酸の中和を促進する働きを持っています。 唾液も出やすくなるなど、口の中を虫歯になりにくい状態に保ってくれます。

この虫歯菌への働きは、他の甘味料にはみられないキシリトールだけの効果です。

 

ガムは1日何個食べるのが理想的?

 

ガムを噛むことは、能力や可能性がアップされるだけでなく、美容・健康にも良いと期待されています。

 

・虫歯になりにくい

しっかり咀嚼することで唾液が分泌され、虫歯になりにくいお口の中を保つことができます。

 

・胃腸にやさしい

唾液はそもそも消化酵素ガムをかむことで、胃腸にも唾液が行きわたり、食事では不足しがちな酵素がプラスされて、食べ物の消化を促してくれます。

 

・あご、周囲の筋肉が鍛えられる

現代人の食事はやわらかいものが多く、あごやその周りの筋肉が未発達の人が増えていますが、しっかり咀嚼することで、あごや筋肉の発達を促すこともできます。

 

・鼻呼吸を促す

子どもを中心に感染症になりやすい口呼吸の方が増えています。ガムを噛むときには口がふさがりますし、口・あご周りの筋肉が鍛えられるので、鼻呼吸を促すことができます。

 

・表情筋の運動

よく噛むことは満腹中枢を刺激、より少ない食事でも満腹感を得ることができるようになります。また、表情筋を動かすことで老化防止につながります。

 

ところでガムは1日どれくらい噛むのが理想的なのでしょうか。現在の研究では、酵素を補うため食事と食事の間に噛むのがよいとされ、1日に3〜4回噛むのがベストとされています。1回あたり10分以上噛むこともお忘れなく。

 

ガムを噛むことの悪影響

 

キシリトールが甘味料としてガムに使用される前は虫歯菌(ミュータンス菌)の栄養であるショ糖をはじめ甘味料が飴よりも長く口の中に停滞するのでガムは虫歯になりやすいとされていました。

現在、キシリトールはミュータンス菌の繁殖を抑え酸を放出させにくくすることで虫歯になりにくい甘味料としてさまざまな商品に使用されています。しかし、このようにキシリトールが一般的になった現在でもガムを噛むことに対する悪影響があります。

 

顎関節への影響

 

顎は顎に付着する筋肉が適切な運動をすることによって、顎の関節の動く範囲内で生理的に動きます。

顎に付着している筋肉が極度に疲労すると関節の周囲に痛みが起きますが、この筋肉に由来する痛みは顎関節症の症状の一つです。ガムを日常的に何回も強く噛みすぎると筋肉が痛み、顎関節症の症状が出てくる可能性があります。

 

歯へのダメージ

 

強く何回もガムを噛むような習慣がある人は歯の表面のエナメル質が磨り減ってかみ合わせが変わってきます。

かみ合わせが深くなり下の前歯が上の前歯の裏側に当たって突き上げられるため、上の前歯が前にでてきたり前歯に隙間が空いてきたりしてきます。また、エナメル質が薄くなっていくので熱いものや冷たいものを食べたときに知覚過敏にもなりやすいです。

 

頭痛

 

噛む筋肉が極度に疲れていると頭痛の回数が増えます。特にストレスがたまっているときには頭が痛くなりやすいです。

 

フェイスラインへの影響

 

噛む筋肉が発達してくるとその筋肉が付着している部位の骨が隆起してたくましくなってきます。

そのため、顔はエラが張って四角くなり、かみ合わせも深くなります。臼歯を見ると磨り減っていることが多く噛む面積が広くなっていますが、このように歯がすり減ると下顔面がつぶれてきてオトガイが目立ってきます。

わかりやすい例を挙げると、入れ歯のおじいさん、おばあさんが入れ歯を外したときを思い浮かべるとわかりやすいでしょう。この場合の矯正治療は歯科矯正用アンカースクリューを併用して短くなった下顔面を平均値に近づけるような治療をします。

まとめ

 

ガムを噛むことで得られる効果いかがでしたか?メリットも豊富ですが、もちろんデメリットもあるので皆さんも集中力を高めたい際には適度にガムを摂取してみてはいかがでしょうか。最後に私がおすすめするリンク先を掲載しておきますので、ぜひご覧ください。

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