半身浴の効果

 

「半身浴」という言葉がポピュラーになっている今、多くの芸能人も美容のために取り入れていると言われています。

しかし、ただ半身浴ができるくらいのお湯を溜めて、浸かればいいというわけではないんです。

効果をしっかり得るためには、基本のやり方やデメリットについて頭に入れておくことが大切です。

今回は半身浴の基本や、メリットデメリットを紹介していきます。

 

 

【半身浴とは】

おへそから胸までの間を湯面ライン(みぞおちあたりが適当)にもってきて、下半身だけが湯船につかる入浴法です。
温泉などで段差があれば腰掛けたり、ご家庭では、低いバスチェアに腰掛けるなどして位置を調整します。

 

 

【半身浴はこんな人におすすめ】

入浴には湯船につかっている部分に「水圧の効果」というものがあります。

逆に、お湯に浸かっていない箇所へは水圧がかかりませんので、肺や心臓への水圧という負荷はありません。

また、ゆったりと身体をあたためるので、リラックス気分になり副交感神経が優位になり身体も心も休まります。

 

 

【半身浴のメリット】

次に半身浴のメリットを説明していきます。

1.冷え性改善
2.むくみ改善
3.肉体的・精神的の疲労回復
4.ストレス解消効果
5.内臓の活性化
6.生理痛の緩和
7.美容効果(老廃物、毛穴の汚れ、雑菌などの排出)
8.高血圧に効果的
9.自律神経の乱れ改善
10.快眠効果

以上がメリットになります。

 

 

半身浴のデメリット

次に半身浴のデメリットを説明していきます。

1.時間がかかる
2.汗が出るので、水分不足になる
3.長時間だと、肉体的な疲れが出やすい(次の日にだるくなる)
4.熱いお湯だと心臓や肺に負担がかかる
5.上半身が冷える(かけ湯やタオルをかのせて対処しましょう)

以上がデメリットになります。

 

【デトックス効果について】

人間の身体に溜まった老廃物などは、汗をかいたり、排尿や排便で調整しています。

「半身浴」「全身浴」は表面上の汗は多く出ますが、深部に蓄積した神経毒は、

運動によってデトックスするのが良いでしょう。

 

【半身浴の基本】

正しい半身浴で効果的に

・食事のあと30分~1時間はあける
食後は胃腸が活発に動いていて、血液が胃腸に集まっています。そのタイミングに半身浴で血液の循環を促してしまうと、胃腸の働きが悪くなり消化不良を起こす危険性があります。食事のあとは、30分~1時間あけてから半身浴をしましょう。
飲酒後は、血行がよくなっているため、さらに血行が促進される半身浴は危険です。飲酒後は控えましょう。

・入浴前の水分補給
 代謝をうながし、汗をかきやすくするためにも入浴30~40分前にコップ1杯の水分補給をしましょう。

・浴室は温かく
 上半身が冷えないように、事前に湯船のフタを開けるなどして、浴室をあたためておきましょう。

・湯音は38℃くらいに
 汗をかきたいからと熱めにすると心拍数が上がり身体に負担がかかりのぼせにもつながります。38℃前後のぬるめのお湯で身体の芯から徐々に温めるようにしましょう。

・半身浴中、上半身は乾いたタオルをかける
 特に冬場は、浴室があたたまるとはいえ上半身が冷えてしまうので、乾いたタオルを肩にかけるようにしましょう。お湯であたためたタオルは時間がたつと冷えて体温をうばってしまうので、避けましょう。

・半身浴の時間は20分~30分
 じんわりと汗をかき始めたら、血行がよくなり温まっている証拠。適した時間は、人それぞれ、時間はあくまで目安です。長く入るほど良いというわけではありません。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

半身浴について解説していきました。

正しく行えばいろんな効果が得られる半身浴。

どちらかというと即効性を期待するよりは、健康的な生活を送るための体質づくりを助けてくれるものととらえるのがよさそうです。
毎日でなくても大丈夫、徐々に体質改善目指して、継続していきましょう。