新型コロナは太陽に弱い
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コロナウイルスが猛威を奮っている中、アメリカで光浴にも関わる大変気になる発表がありました。
アメリカ国士安全保障省のウィリアム・ブライアン氏は、「熱と湿気が新型コロナウイルスの弱点で、太陽光に弱いと特定した」と述べました。
トランプ大統領も同席した会見で、アメリカ政府の高官が、新型コロナウイルスは、太陽光や高温多湿に弱いとする研究結果を明らかにした。
気温21度から24度、湿度80%という条件で、物の表面に付着した新型コロナウイルスを調査しました。
その結果、暗がりでは、ウイルスが半減するまで6時間かかった一方で、紫外線の強い太陽光のもとでは、わずか2分で半減したといいます。
この発表に、トランプ大統領は「患者の体内に日光を照射したり、消毒液を注射したりするのはどうだ」と、科学的根拠のない、まさにフェイクな治療法に言及しました。
一方、日本では、新型コロナが太陽光に弱いという報道を受け、ネット上で「太陽光」が急上昇ワードとしてトレンド入りする事態になりました。
そして「これはうれしいニュース! 外出した方がいいな」、「みんな! 外出するぞ! 最高のGWにしよう」といった投稿が躍りました。
太陽光を浴びるため外出するとの声が相次いでいます。
公園を訪れた人は、「すごく良い天気で、ちょっと日に当たる日光浴が一番いいと言います。聞いた話では、温度が上がれば、新型コロナも少し弱まる」と話します。
では本当に、新型コロナウイルスは太陽光に弱いのでしょうか。
大阪府立大学放射線研究センター・秋吉優史准教授は、紫外線で撃退することは可能としたうえで、ウイルスが半減した2分という時間について、「わたしが計算した結果では、14分という値が出ています。紫外線は、水の中で吸収されてしまうので、その分を加味すると、2分程度はあり得るかなと思う」と指摘しました。
夏場の40度以上の強い太陽光であれば、2分もあり得るという見方。
ただし、実験結果は、細かい条件によって変わるため、アメリカ政府は、くわしい研究データを公開するべきだとしています。
一方、街で聞かれたのは、紫外線の強くなる夏には、感染の拡大が収束するかもしれないという期待。
公園を訪れる人は「夏が待ち遠しいですね。(収束)してほしい、夏には…」、「夏、少しは(新型コロナは)下火になると思う」などと話しました。
しかし専門家は、高温多湿のシンガポールなどの国でも感染が確認されていることから、夏だからといって決して楽観はできないとしています。
そして、新型コロナ対策として日光浴をしようとする人に対して、専門家は「体の表面についたウイルスをなくしてしまうという効果はあるが、それでしたら、手を洗った方が早いかな」と話しました。
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