観葉植物の効果

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外出自粛で自宅にいる時間が多い方がほとんどの昨今ですが、ずっと自宅にいるの中々にストレスが溜まると思います。

皆さんは自宅に観葉植物などはおいているでしょうか?実は観葉植物には空気清浄の効果があります。

一口に空気清浄といっても「観葉植物の空気清浄ってどんな効果があるの?」「あるんだったらどれぐらい効果があるんだろう?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。植物の持つ効果は目に見えないため、分かりづらいものです。
今回は、実証されている観葉植物の持つ空気清浄効果と意外な効果についてお伝えします。

 

 

【観葉植物のもつ空気清浄効果】

1. 空気中の有害物質の吸収
観葉植物にはシックハウス(ビル)症候群の原因となる有害物質(ホルムアルデヒドやトルエン、キシレン、アセトンなど)を吸収する力があることを、アメリカのNASAが発見し実証しました。
観葉植物は、私たちが日ごろ生活している職場や、家庭内での空気をきれいにするだけでなく、健康被害を抑える役割を持っていることがわかりました。

室内に置く観葉植物の数が多ければ多いほどその効果は大きくなるので、植物が多い空間に行くと思わず深呼吸したくなるのはそのためなのでしょう。

NASA(アメリカ航空宇宙局)は室内の建材や家具などから、揮発性の有機化合物が放出され、それらが目や皮膚のかゆみや、のどや鼻の痛みなどの症状を引き起こすシックハウス(ビル)症候群の原因になることを突き止め、1984年に植物が人体に有害な揮発性有機化合物を除去する効果があるという研究結果を発表した。

 

2.マイナスイオン濃度上昇効果

マイナスイオンというとなんとなく体にいいような気がしますね。
マイナスイオンは心拍の安定、血圧を下げる効果、リラックス効果があり、心の健康のみならず、体の健康にたいへん良い働きをします。
自然界でマイナスイオンが多く発生している場所といえば森林や滝の周辺で、プラスイオンの20倍以上の数値が観測されます。
現在マイナスイオンはすべての観葉植物から発生することがわかっています。
観葉植物は葉から水分を蒸発させ、空気中の湿度を上げ、ほこりやプラズマイオンを吸着させて地面に落とします。その結果マイナスイオンが残り、マイナスイオンの濃度が上昇していくことになります。

 

3.カビ、バクテリアの抑制
観葉植物はフィトケミカルという化学物質を放出し、空気中を浮遊している人体に有害なカビの胞子やバクテリアを抑制します。
もともとは観葉植物が自身を守るために放出しているのですが、結果的に私たち健康も守ってくれています。

観葉植物は二酸化炭素を吸収すると同時に、人に優しい空気を送り出す、とても優秀な空気浄化システムなんだと気付かされます。

 

【観葉植物の効果】

1. リラックス効果(心理生理的効果)

植物(花、香りを含む)が存在する事で、私たちは気分をリラックスさせることができます。
それは植物が目に入る環境下で、人の脳波からアルファ波が増幅されるという実験結果に基づいています。アルファ波は血圧を低下させ、筋肉の緊張をほぐし、リラックス状態にさせてくれます。
緑を見てリラックスするのはそのためですね。こうした作用は、一般に植物の持つ”心理的効果””生理的効果”と言われています。

 

2. 目の疲れを癒す(視覚疲労緩和効果)

観葉植物は目の疲れを癒してくれます。
パソコン画面を見る仕事をしながら、観葉植物のある場合と、無い場合で眼精疲労の影響を調べる実験がおこなわれ、前者の方が眼精疲労が小さいことがわかりました。
植物を眺めると視覚疲労が解消されるということで、パソコン作業が多い方は、観葉植物を身近なデスクに置いておくといいですね。
また先の乾燥防止効果によりドライアイも軽減されるのも観葉植物ならではのポイントです。

 

3.快適な湿度調整(温熱環境調節・快適性向上効果)

観葉植物は葉から水分を放散し快適な湿度に調整してくれます。これを蒸散作用といいます。
植物が放出する水分は完全な蒸留水なので雑菌のないクリーンなものです。
この蒸散作用は乾燥しがちな場所でのドライアイを軽減してくれます。

観葉植物は性能のいい天然の加湿器として活躍してくれます。

 

4.森林浴効果(健康物質フィトンチッド放出効果)

休日に山や森に行って森林浴をすると、心地よい気持ちになりますよね。その心地よさを感じる元になる物質はフィトンチッドと呼ばれています。フィトンチッドとは樹木から発生している香り成分で、観葉植物を含むありとあらゆる植物から発生しています。
室内に花や観葉植物をたくさん置くことで、身近に森林浴の心地よさを実感することも夢じゃありません。

 

5.モチベーションアップ(知的生産性の向上)

植物(緑)を見ると緊張状態の精神をリラックスさせ、血圧が下がり、呼吸が落ち着き、気分が晴れることが様々な研究で実証されています。
植物を置くことで、ストレス、不満、ほこり、有害物質などが消えれば従業員のモチベーションも上がり、集中力も大きく変わってきます。
オランダ、ノルウェー、アメリカ、ドイツにおける研究では、植物によって以下のようなメリットがあることが明らかになっています。

・モチベーションの向上

・労働における満足度向上

・生産性アップ

・欠勤時間の減少

・病欠率の減少

・不安定性の減少

観葉植物はこのように職場環境の向上に大きく関わってくることが証明され、現在では室内緑化を取り入れた企業がヨーロッパを中心に広がるようになりました。

 

6.ストレスの軽減

観葉植物や室内緑化のような効果的、継続的な方法によって職場の環境が改善されることによって、職場で働く人達が心身共になマイナスな影響を受けることが減っていきます。
植物による、癒し効果、空気清浄効果が、職場の満足度や雰囲気を飛躍的に向上にさせることは言うまでもありません。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は観葉植物について解説していきました。

観葉植物の様々な効果がお分かりいただけたかと思います。

ぜひ一度自宅に取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

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