日本人が桜が好きな理由

春と言えば「桜」
そんなイメージを抱く人も多いでしょう。

桜はとても可愛くキレイで、それでいてどこか儚げですよね。

僕ももちろん桜は好きで、毎年どこかに見に行ってます。
そんな桜を見ようと花見の時期は、桜の名所に多くの人が集まり、花見の場所が取れないほどです。

中にはできるだけ多く桜が見たいと何回も花見に行っている、という人も多いかもしれません。

それほど私たち日本人は桜が大好きなのですが、果たして日本人が桜を好きな理由とはどういったものなのでしょうか?
今回は日本人が桜が好きな理由を紹介したいと思います。

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【日本人が桜が好きな理由】

1.キレイさ

まさに抜群のカラーリングです。

この「控え目な薄ピンク」の色使い。

ぼやけた淡い色使いに趣を感じるのは日本ならではでしょう。

日本女性的な、「おしとやかさ・しなやかさ」を感じさせます。

 

2.短命

桜の命は1週間。

気を抜いているとあっという間に散ります。

「いつでも見れる」となると人は飽きるもの。

「今しか見れない」となると人は惹かれるものです。

とりわけ限定モノに弱い日本人は桜の虜に。

 

 

3.タイミング

3~4月は卒業式・入学式シーズン。

強く印象に残りやすい時季でもあります。 

友達との別れを悲しむ背後に、桜。 

新生活に期待と不安を抱く背後に、桜。

知らず知らずのうちに「桜とともに」思い出が刷り込まれているわけですね。

 

 

【いつから日本人は桜を好きになったのか】

平安時代の歌人である在原業平は、「桜」への想いを次のような歌で表現しています。

「~世の中に たえて桜のなかりせば 春の心はのどけからまし~」

「この世に桜の花がまったくなかったら、春の心は穏やかであるだろうに」という意味ですが、もちろん「桜」がないほうがいいといっているわけではありません。

心をかき乱す「桜」の美しさへの愛情と執着を逆説的に表現しているといえます。

この歌が詠まれたのは、今から約1200年前とされますが、「桜」の人気が高まり始めたのはどうやらこの平安時代のようです。

平安時代の前の奈良時代の和歌で「花」といえば「梅」のことでした。

これが平安時代になると、それまでの中国風文化に代わり、日本的な優美さを好む国風文化がはやり、「桜」の人気も高まっていったと考えられています。

豊臣秀吉は、醍醐寺に700ほんもの「桜」を植えさせ、1598年の春には盛大な「花見」を開いています。

江戸時代には「桜」の品種改良が進み、江戸末期には「そめいよしの」が生まれました。

「花見」の風習が広く庶民に広まったのも、じつは江戸時代なのです。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

日本人が桜が好きな理由をご紹介していきました。

生まれた時から身近にある桜ですが、意外と歴史は深いものです。

ぜひ皆さん今年も桜を見て趣を感じてみてはいかがでしたでしょうか?