独立起業について考えてみるvol.5
皆さんは独立起業について考えたことはありますでしょうか?
いつかは今の状態から抜け出すために、独立起業を思い描いている方はいらっしゃいませんでしょうか?
本編では、独立起業を考えた人たちのよく陥りがちな思考だったり、
実際に独立起業してみた実話などを交えつつ、メリットやデメリットなど独立起業あるあるをご紹介していければと思います。
ここではまず、いつかは独立起業したいという人に対して、
独立起業のメリットデメリットについてお話していきたいと思います。
正直言って、独立起業のメリットデメリットを考えたときに、
メリットしかないというのが事実です。
それでもあえて、デメリットもあげてみますが、
正しく向き合い、正しく対応すればそれほど大きな問題ではないので、
落ち着いて対処頂ければと思います。
では、まずはメリットから見ていきましょう。
今回はざっと5つに絞ってご紹介させて頂ければと思います。
①自由を手に入れられる
まず第一に、独立起業をすれば、言わずもがな、自由を手に入れることができます。
サラリーマンを続けながらや、今の仕事を続けている状態での独立起業だと、
すぐには自由を感じることはできないかもしれませんが、次第に独立起業も軌道に乗り、
独立起業一本で生きていくことができるようになると、自由であることを
より実感することができるでしょう。
うざい上司もいませんし、めんどくさい人間関係にしがみつく必要もありません。
またやりたくない仕事をやる必要もありませんし、無理して働く必要もなくなります。
出社義務もありませんし、働く時間も自由です。
ただ、自分自身が苦なく生活できるだけの売上や利益が上がっていることが、
大前提であり、そのレベルさえクリアしていれば基本的には自由です。
サラリーマンや雇われの身でこのような生活は考えられたでしょうか?
おそらく、色々な束縛や制限の中で、生活することを強いられ、
自由だと感じる機会はほとんどなかったことでしょう。
②自分の裁量に委ねられる
①ともかぶってくる場面がありますが、すべてが自分の裁量となります。
つまり、ほとんどすべてを自分自身の判断で決められるということです。
業種や職種にも依りますし、プロジェクトやビジネスパートナーとの関係などにも、
依存するので、すべてがそうだと一概には言えませんが、
ご自身やご自身の会社に限った判断に対しては、
決定権はご自身にありますので、まわりからその判断に対して
何か言われる筋合いがありません。
独立起業を考えられる方であれば、おそらく何かしらの思いがあって、
独立起業を考えられていることと思いますので、この自分の裁量に委ねられることほど、
喜ばしいことはなく、存分に自分の力を発揮することのできる環境であることは、
間違いないでしょう。
ただ、やはりここでも、あくまでお伝えしておくと、自分の裁量があることが大前提であり、全く以てその能力がないとなると、その能力を養うまではある程度の苦しみや痛みを伴うものですので、それは重々理解したうえでメリットとして捉えて頂ければと思います。
③余裕が生まれる
独立起業すると、いたるところに余裕が生まれていることを肌で感じます。
まず、第一に、これまでも出てきましたが、心の余裕が生まれます。
これまで避けて通ることのできなかった上司や同僚などとの
人間関係によるストレスがなくなり、自分自身で付き合う人を選択できるので、
自ずと心の余裕が生まれてきます。
また、金銭面でも時間面でも余裕は生まれてきます。
そのタイミングは人それぞれですが、しっかりコツコツとやっていれば、
遅かれ早かれ金銭的にも時間的にも余裕が出てきたことを肌で感じることができるでしょう。
ただ、やはり、大前提となるのが、そこにたどり着くまでの日々の努力なんですよね。
最初からいきなり余裕が生まれることなんて、世の中のどんなことに対してもなくて、
それなりの経験と継続があってこそ得られるものですので、それらを重々理解したうえでメリットとして捉えて頂ければと思います。
④新たな経験や知識が手に入る
独立起業すると、色々な初めてに遭遇します。
そうすると、如何でしょうか?
これまで、サラリーマンや雇われの身だったので気にもしなかったことを調べたり、
自分自身で取り組んでみたりする良い機会になるので、いろんな経験をすることができます。
その経験を積み重ねることによって、それは、少しずつご自身を成長させ、
最終的には成功をつかみ取るための糧となってくれるわけなんですよね。
これまでに考えもしなかったことを学ぶ必要性が出てきたり、
これまではやる必要がなかったことをやらなければならなくなったり。
中にはめんどくさいことや嫌なこと、苦手なことだって含まれています。
しかし、それらをやり切ることによって、それはご自身の経験や知識となって、
ご自身の今後を支えてくれる最強の武器となってくれるんですよね。
この武器を磨き上げることができた人は、どう考えても潰れようがなく、
たとえ、窮地に立たされることがあったとしても、これまでやってきた経験や知識が、
その窮地を切り抜けるために、十二分に力を発揮してくれるんですよね。
ただ、やはりここでも、この経験や知識の蓄積から逃げようとしてしまうと、
ちょっとでも予想外のことが起きると、あっという間に土台が崩れ去ってしまうことになりかねないので、それらを重々理解したうえでメリットとして捉えて頂ければと思います。
⑤新たな肩書きを手に入れることできる
最後は、至ってシンプルです。
ご自身がどういうふうに設定するかにもよりますが、
社長としての新たな肩書きが手に入ります。
これまで社会人として、お仕事されていた方であれば、
お分かりいただけると思うのですが、役職がモノをいうことって、
結構いろいろなケースで頻発していて、やはり部長や課長という肩書きを持っている人が、
なんだか大きく強く見えるように、社長という肩書きを持っているだけで、
まわりから何か一目置かれるような存在としてみてもらえるようになります。
ただやはりここでも、その肩書きの裏側には、それなりの能力や実績、
そして、人間性などが必要となり、肩書きに伴っていない場合には、
それがバレた途端、一気に人が離れていく結果を招いてしまいます。
如何でしょうか?
これまで、メリットを簡単に上げさせていただきましたが、
独立起業することで得られる恩恵はまだまだあります。
しかし、その裏側には必ず、それに見合った活動ができていることが大前提であり、
メリットだけが降ってくるということがないことをぜひともご理解したうえでメリットとして受け入れて頂ければと思います。
最後に簡単にデメリットもご紹介しておきましょう。
①今お勤めの会社にばれる可能性がある
今お勤めの会社などを辞めて、独立起業されるのであれば、
デメリットになり得ませんが、今の仕事を継続しながら独立起業を進められる場合には、
今お勤めの会社にばれないように進めることをお勧めいたします。
会社によっては、バレると強制解雇にしたり、呼び出して根ほり葉ほり聞かれることもあるようです。
せっかく輝かしい未来に向けて、スタートラインを切ろうとしているのに、スタート直後に
こんな些細なことで、出鼻をくじかれるのはもったいないので、バレるような行動は極力差し控えるようにしましょう。
②必ずしも最初から成功するわけではない
最後に、やはりこれは大前提、頭の中に入れておいていただきたいのですが、
必ずしも最初から成功するわけでないということです。
成功を勝ち取るためには、ある一定期間の継続とある一定以上の努力が必要とされます。
それなくして、成功を勝ち取ることは不可能です。
仮に、運よく最初から勝ち取ることができたとしても、予期せぬことが起きれば、
途端に吹っ飛んでしまいかねません。
独立起業するならそれなりの覚悟を持つことが必要不可欠だと考えられます。
そして、誰でも確実に成功するわけではないということも同時に頭に入れておく必要があります。
成功の形というのも人それぞれだと思いますし、人それぞれ成功に対する考え方もあるかと思いますので、一概には言えませんが、誰でも確実に成功できるのであれば、おそらく、世の中のほとんどの人がすでに独立起業しているはずです。
それでも、日本でさほど、独立起業が広がっていないのは、成功するためのある一定の条件があったり、向き不向きがあるからだと思うんですよね。
また、成功する方法がまだそこまで広まっていないというのも事実あります。
もしかすると、広まらないようになっているのかもしれませんね。
競合他社を増やして喜ぶ人なんていませんからね。
となると、正しく一つ一つ積み重ねて、確実に一歩一歩歩みを進めていくことが、
一番の近道であり、最善の策なのかと、思うんですよね。
どう考えるかはご自身次第。