生活習慣病の意味わかりますか?
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生活習慣病の意味わかりますか?
皆さんは健康ですか?年をとるにつれて健康診断等で引っかかってしまう片も増えているのではないでしょうか。そこで今回は生活習慣病の原因とどのような対策をすれば良いのかをお伝えしたいと思います。
生活習慣病とは
生活習慣病といわれるものには、肥満症、糖尿病、高脂質血症、高血圧などがあります。
現代ではありふれた病気ばかりですが、生活習慣病の特徴として以下の4点が挙げられます。
- 日常の生活習慣(食事・運動・嗜好)が原因となっていて、生活習慣の改善・日常行動の改変が治療の基本になる。
- 病初期には自覚症状がなく、治療に対する動機が生じない。
- 慢性の経過をとるため通院・服薬・生活習慣の変更を長期に継続することは困難である。
- その結末は心筋梗塞・脳梗塞・失明・下肢の切断・人工透析などであり、元に戻らない状態である。家庭生活・社会生活にとって重要な意味を持つ。
糖尿病とは
栄養素の中で、生活をするために必要となるエネルギー源の1つとして糖質があります。
糖質は消化されたあとブドウ糖として血液中に取り込まれ、最終的にはエネルギーとして消費されます。
血液中のブドウ糖を血糖と呼び、血糖値を測定することで血液中のブドウ糖の割合が分かります。
健康な人の体では、この血糖値が一定の幅の中で変動するようにうまくコントロールされる仕組みとなっています。
血糖を血液中に取り込むために重要な働きをするホルモンにインスリンというものがあります。
インスリンは、食事などによって血糖値があがると、すい臓からすばやく分泌され、血糖をエネルギーにかえる働きをします。
では、もしインスリンがうまく分泌されないとどうなるでしょう。血糖が吸収されず血糖値は上がったままとなり、いわゆる高血糖の状態が続きます。
これが糖尿病です。糖尿病は原因によっていくつかの種類に分かれますが、いずれにしても全身に悪い影響を与え、病状が進行すると特にのどの渇きや疲労感を感じることが多くなります。
高血圧とは
血圧とは、血管内を流れる血液が血管にかける圧力のことです。心臓はポンプの役割をして全身の血液を循環させます。
心臓が血液を押し出すときに血液が全身に流れ血圧があがります。
この状態を「収縮期血圧」といいます。また心臓が拡張して血液の流れが緩やかなときに血圧がさがります。この状態を「拡張期血圧」といいます。
血圧は一定ではなく、起きたとき、運動したとき、睡眠中など常に変化しており、血圧が高くなることもあります。
しかし、この一時的な血圧の上昇は高血圧とは言いません。不摂生な食事(塩分の多い食事)や運動不足、ストレスなどが原因によって、慢性的に血圧が上がる状態のことを高血圧と言います。
高血圧はとても体に悪く、そのまま放置すると、動脈硬化を促進して、血管に起因する様々な病気を引き起こし、さらには命にかかわるような合併症を引き起こす可能性が高くなります。
脂質異常症とは
血液中には様々な成分が含まれていますが、その中でもコレステロールや中性脂肪の量が一定の基準よりも多くなる状態を脂質異常症といいます。
血液はドロドロになり、血管内で固まって血管が細くなり、血液の流れる部分が少なくなっていきます。このように脂質異常症は動脈硬化を進行させ、命にかかわる疾患を発症させます。
生活習慣病対策は、まず食事の改善から
食事は自分の好みが反映されるため、長期間続けてしまう傾向があります。
しかし、体によくない食習慣を続けることで、生活習慣病につながってしまう可能性があるのです。
下記の項目で思い当たる点はないでしょうか。
・濃いめの味付けが好き
・野菜をあまり食べない
・ファストフードやコンビニ弁当をよく食べる
・朝食を抜いてしまうことが多い
・お腹がすいて眠れないと、つい夜食を食べてしまう
・お腹いっぱい食べないと気がすまない
・早食い
血圧、血糖値、脂質。この3項目の数値は、生活習慣病と大きくかかわりがあります。腹囲が増えている場合も注意が必要です。
そのため、健康診断を毎年欠かさず受け、これらの数値を前年と比較してみましょう。気になる場合には、問診で相談するのも一つの手です。
もちろん血圧は高血圧、血糖値は糖尿病、脂質は脂質異常症から動脈硬化に直結してしまいます。
また、腹囲はメタボリックシンドロームの判断材料になります。内臓脂肪はお腹周辺につきやすいためです。
これらの生活習慣病は自覚症状がほとんどないか、かなり進行してから症状が現れるため、数年単位で比較して悪化していないかどうかを把握しておくことが重要なのです。
塩分の摂り過ぎは高血圧に結びつきます。
血圧の数値が気になったため、自宅では減塩タイプ食品の活用を始めた人がいました。しかしその人も、ランチでフライにはソースをたっぷりかけ、おひたしには醤油をたっぷり。
自宅では、濃いめに出汁をとったり、カレー粉などの香辛料を使ったりすることで、塩分が少なめでも満足感をアップできます。レモン汁や酢を活用することも、減塩に結びつきます。
ちなみに酢に含まれている酢酸は、血圧やコレステロール、中性脂肪を下げ、内臓脂肪を減らす効果があることが明らかになっています。
さらに、酢を摂ることでカルシウムの吸収力もアップします。だから毎日の食生活に賢く活用したいものです。
カリウムにはナトリウムを排出する働きがあります。
カリウムは新鮮な野菜や果物などに多く含まれていますので、積極的に摂るようにしましょう。しかし野菜を水でさらしたりお湯でゆでたりすると、カリウムが溶け出してしまいます。
それを取り返そうとして野菜スープなどを全部飲んでしまうと、カリウムだけでなく塩分も大量に摂ることになってしまいますので気をつけましょう。
食後には血糖値が上がりますが、急激な上昇を防ぐためには野菜から食べることが一番です。
基礎代謝を向上させるために、たんぱく質を最初に食べるといいという意見も最近よく耳にしますが、いずれにせよお米や麺類などの炭水化物より先に、野菜や肉・魚類を食べる方が健康的といえそうです。
また、スイーツなどの甘い物だけでなく、高脂肪の食品を食べ過ぎることも糖尿病の原因になります。
同時に、早食いであまり噛まない人や、いつも満腹になるまで大食いをしてしまう人は、さまざまな生活習慣病につながってしまう可能性がありますから、注意が必要です。
運動は基本中の基本
運動不足は生活習慣病の発症を手助けしてしまいます。
運動によって血管を健康な状態に保てば動脈硬化を防ぐことができ、心筋梗塞や脳卒中などのリスクを減らすことが可能なのです。
同時にメタボリックシンドロームも解消することが可能です。
そのため、下記の項目に思い当たる点がある人は、運動不足解消を心がけましょう。
・事務職なので仕事中はほとんど歩かない
・休日は外出せずに家にいることが多い
・駅に階段とエスカレーターがあれば、必ずエスカレーターを使う
・最近、汗をかくような運動をした記憶がない
例えばII型糖尿病は、遺伝的要素に「食べ過ぎ」「運動不足」「肥満」「精神的ストレス」「加齢」などが加わると発症するといわれています。
もちろん遺伝的要素がある場合でも、しっかり運動をしていれば発症しない人もいます。体を動かすことによってエネルギーを消費すれば、血糖値が上がりにくいからです。
生活習慣病を防ぐためには、週に3日以上、1回30分程度の運動を実践する必要があります。
もちろん毎日運動できれば、その方が理想的であることはいうまでもありません。よく知られている方法ですが、通勤・通学時にひと駅前で降りて歩くというやり方も効果的です。問題なのは、続けて行うことができるかどうかです。
激しい運動である必要はありません。ウォーキングなどの有酸素運動で十分です。水泳やラジオ体操といった運動も効果的です。
膝の痛みなどの問題がない人は、軽いジョギングもいいでしょう。いずれにせよ「自分に合っていて、続けられる運動」を見つけることが一番です。
ただ、早朝のウォーキングには気を付ける必要があります。
睡眠時には体内の水分が失われていますから、起床後すぐにウォーキングを始めるのではなく、水分を補給して1時間程度たってからスタートしましょう。
まとめ
生活習慣病に関しての内容いかがでしたか?名前のとおり生活習慣が悪いと発症してしまう病気ばかりです。しかも、怖いことは発症しても無症状で年数をかけて体を蝕んでいくということです。皆さんも普段の生活習慣を見直し、良い生活を過ごせるように取り組みましょう。最後にわたしがおすすめするリンク先を掲載しておきますので、ぜひご覧下さい。
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