誰でもできる時間錬金術vol.5
皆さんは、もっと時間があればいいのにと感じたことはありますでしょうか?
日々、仕事や家事に追われ、忙しい日々を過ごしていませんでしょうか?
もっと時間があれば、やりたいことややってみたいことなど一つや二つあることでしょう。
でも時間がなくて、とりかかれていなかったり、諦めてしまっていたりしていることって、
あったりするんですよね。
たった一度きりの人生、生きていくための仕事や家事に追われ、
本当にやりたいことをできないなんてなんだかもったいないと思いませんか?
本シリーズでは、そんな方々に誰でもできる時間錬金術をご紹介させて頂くことで、
皆さんの時間を作り出すきっかけをご提供できればと考えております。
簡単にできるものほど、効果は小さい傾向はありますが、
難しくなればなるほど、その分、効果は絶大だったりしますので、
ぜひご自身の状況と合わせて、取り入れていっていただければと思います。
今回は、「同時進行」という観点でお話を展開していきたいと思います。
皆さんは、何かを同時進行でやったことはありますでしょうか?
このシリーズにおいて、何度も出てきますが、時間というものは有限であり、
1日24時間、1年365日しかありません。
これを増やしてあげることも減らしてあげることもできません。
しかし、もし、ある物事とある物事を同時進行で進めることができるとしたら如何でしょうか?
時間そのものは増えてはいませんが、同じ時間に二つのことが進むわけですから、
これまでよりも二倍の効果があったと考えてあげることができます。
これこそが、同時進行から得られる恩恵なんですよね。
しかし、これまでの時間錬金術とは違って、そう簡単に実施できることではありません。
同時進行できるか否かには相性というものがあるんですよね。
この相性が良いのかどうかを考えてあげる必要があります。
例えば、歯を磨くながら、ご飯を食べることはできるでしょうか?
おそらくほとんどの人が不可能であるといえます。
それでは、歯を磨きながら、髪の毛をセットするというのは如何でしょうか?
これは一見、両者を同時進行しているように見えますが、歯を磨いているときには、髪の毛のセットは止まっており、
髪の毛のセットをしているときは、歯を磨くのは止まっているので、同時進行できていないということがわかります。
では、歯を磨きながら、排便するとしたら如何でしょうか?
これは、歯を磨き続けながらも、排便することはできるので、同時進行可能であるといえます。
このように、同時進行には相性があり、その相性を考えて、動作と動作を組み合わせてあげると、
時間の効果を2倍にも3倍にも引き上げることができるんですよね。
相性を考えるにあたって、頭の中に入れておいていただきたいのは、
身体の部位別に分けてあげたり、待ち時間を使って同時進行で進めるなどが効果的であるといえます。
例えば、足を使っているときは、手が空いていますし、頭も空いています。
となると、足と手と頭は別々のことをやってあげることができます。
ドラムや引き語りなどはまさにその動きの集合体ですよね。
これを日常や仕事にも取り入れてあげることで、時間密度はどんどん上がり、
新たな時間を生み出してあげることができます。
また、待ち時間を使って同時進行で進めることも、効率化を図るうえでは有効な手段であるといえます。
例えば、メール対応などは相手ありきなものですので、送信すれば返ってくるまでの間に、ある一定の待ち時間が発生します。
その待ち時間を使って、別の作業を行うことができれば、これも同時進行を実現することができたといえます。
こうやって、常に同時進行を考えることができれば、もっともっと時間を作ってあげることができるので、
ぜひこれを機に、同時進行も新たな時間錬金術として加えて頂けますと幸いです!!