香水の歴史
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皆さんは普段香水を使ったりするでしょうか?
私たちにとって、特に女性にとっては大変身近なものだと思います。
不思議で、神秘的で、人々を魅了し続ける”香水”の起源について知っておきましょう。
使う使わないは人の自由ですが、そもそも香水とはいつからあるのか、
どんな歴史があるのかを紹介していきます。
【香りの始まり】
香り歴史は古く、紀元前3000年頃始まった、古代エジプトにまでさかのぼります。
「香り」を表す「Perfume」はラテン語の「(煙によって立ち昇る)が語源であると言われています。
火によって生じる煙は、香りとともに天に昇っていき、それがどこか、神と通じるものがあったそうです。
古代エジプトでは、香料は神聖で悪を排除し、悪から身を守るものとされ、神への供物の防腐目的として、また宗教的な目的に多く利用されていました。
また一方で、香りの持つ神秘的な力は宗教的な目的のみに留まらず、特権階級の人々の間では、権威を表す小道具のひとつとして、また人々を魅了する美容目的でも使用されていました。
【香水の語源と始まり】
古代の人々は、宗教的な儀式やお祭りなどで香りの良い草木を焚いていたと言われます。
この香りの出る煙はラテン語でperfumum(ペルフムーム)と呼ばれ、これが今のperfume(パーヒューム)の語源と言われています。
こうした儀式の際には、香料が儀式の生贄となる動物の臭いを消したり、神に捧げる食物に香りをつけたり、司祭の身体に香りをつけるなどして用いられていたと考えられています。
紀元前25~24世紀のエジプトの第5王朝期の遺跡から香炉が発見され、この頃が香水の歴史の始まりと言われます。
また、紀元前1850年頃に香水を製造していたとされる最古の香水工場の跡地がギリシアで発掘されました。
【現在の香水の始まり】
アルコールに溶かす香水が作られるようになったのは、アルコールの製造法がヨーロッパに伝えられてからで、それまでは油脂に香りを吸着させた香油やポマードが使用されていたとされます。
その後、ルネサンス期のイタリアで発展し、ヨーロッパ各地に広まっていったとされます。
16世紀には、イタリアのドミニカ会修道士が香料製造用のアトリエを開設し、香料は上流階級の人々の間で広まり、化粧水や石鹸にも広く香料が使われるようになりました。
世界初の香水店はパリにオープンしました。
イタリアから、フィレンツェの大富豪であるメディチ家のカトリーナ・デ・メディチが、フランスのアンリ2世に嫁ぐときに調香師も一緒に連れて行き、これによりイタリアの香水製造の技術がフランスに伝わり、香水のお店としてオープンすることになったのです。
【香水の種類】
香水と一口に言っても、香水の中には濃度別に4種類。
パルファム…香料濃度 :15~30% 持続:7時間
オード・パルファム…香料濃度:10~15% 持続:5時間
オード・トワレ…香料濃度:5~10% 持続:3時間
オーデ・コロン…香料濃度:2~5% 持続:1時間
持続時間が違うのが一番の特徴。ただし、香料濃度と香りの強さは必ずしもイコールではない。
濃度が高くても甘く柔らかければ弱く感じるし、濃度が低くても柑橘系のようにツンとしたものであれば強く感じるはず。
【香水の種類別・おすすめの付け方】
パルファム
パルファムは基本的に液体。なので付けるときは「点」を意識して。
一滴を肌の一点に落とすような感じでON。本当に強く香るので、付ける量は1滴で十分。
オードパルファム
オードパルファムでも結構香りが強いもの。なのでこちらも付けすぎ注意。1~3プッシュ程度で十分。オードパルファムはスプレータイプが多いのでつけやすいのも特徴。
オードトワレ
2~4プッシュくらい。持続性があまりないので、4時間くらい経ったら付け足してもオッケー。
オーデコロン
かなり爽やかでライトに香るオーデコロン。香水として使うというよりも、気分転換したいときにシュッとするイメージ。
オフィスではつけすぎ注意! TPOに合わせた使い方をしましょう。
今回は香水の歴史について解説していきました。
香りは相手に与える印象において大事な要素ですので、しっかりと理解していきましょう。
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