和食は太る?
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いま、世界中で和食が注目されています。美味しいだけでなく「ヘルシー」だというのが大きな理由です。
しかし、それは「和食」というよりも「日本人がつくる食事」と考えたほうがいいでしょう。
海外の怪しい日本食レストランで出される巨大なにぎり寿司や、フリッターのように分厚い衣がついたてんぷらがヘルシーだとは到底思えません。
今回は和食は太るのかどうかを解説していきます。
【和食=健康食とは限らない】
ヘルシーは都合よく解釈される。
「和食=ヘルシー」という認識自体が間違っています。たとえば、出張先のホテルで朝食をとるときのことを考えてみましょう。
「和食」は、ごはんと味噌汁、焼き魚、卵焼き、漬物。
「洋食」は、パンとジュース、ハムエッグ、サラダ、ヨーグルト。
この2つから選ぶとしたら、どうも和食は不利なのです。ごはんとパン、ジュースと卵焼きに使われている砂糖を考えると、糖質量についてはどっこいどっこいな感じです。
一方で、和食には圧倒的に塩分が多くなっています。漬物など塩辛いおかずでごはんを多食している地域は短命であることがわかっています。
一口に「和食」と言っても、いろいろあります。もし、あなたが和食と聞いて思い出すのが、刺身やしゃぶしゃぶであったり、わかめの酢の物であるのなら、たしかにヘルシーです。しかし、ごはんと味噌汁と漬物であるなら、とてもヘルシーとは言えません。
つまり、一重に和食を食べると痩せるというのは大きな間違いです。大事なのは、バランスの良い食事を取ることです。
バランスの良い食事をすれば極論、和食でなくても痩せることができます。
【太ってしまう成分】
太ってしまう食べ物の前にその成分とはなにか?を見ていきましょう。
こちらが太ってしまう主な成分。
・炭水化物
・脂質
・塩分
(塩分を摂り過ぎると体の塩分濃度を一定にしようと代謝の循環や消化吸収が手抜きになり代謝が下がります。結果的に太りやすくなるということ)
では以上の三点が多く含まれているものとはなにか?太ってしまう食べ物を見ていきましょう。
炭水化物とたんぱく質は太る組み合わせ
・ご飯と豆腐
・卵かけごはん
・トロの握り
・丼ぶりもの
など、炭水化物とたんぱく質を同時に摂取すると、消化がしにくく、太りやすくなってしまうのです。
消化しきれない食べ物が体内に長くとどまってしまうことで、有害な毒素が排出されます。
元々タンパク質の消化には大量の酵素が必要ですが、炭水化物を同時に摂取すると、酵素が代謝に回らなくなり、代謝が悪くなってしまうという性質があるので、この食べ合わせの食べ過ぎは和食といえど、ダイエットの天敵です。
また、砂糖を使用したものが多いのも危険です。
・すき焼き
・肉じゃが
・煮物
など、和食には砂糖を使用する料理が多くありますが、砂糖は脂質を多く含んでいて、血糖値を上げる効果があるので、空腹時に摂取するとインシュリンが沢山分泌されて、脂肪を溜めやすい体になってしまいます。
上の食べ合わせと同時に砂糖を多く使用した料理が重なると、もうダイエットどころの話じゃありません。
【太らない食事】
脂質を使った料理は一食につき一品まで
脂質はどんな食べ合わせをしても太るものです。
なので摂取量に気をつけるしか対策法はないんです。
一切の脂質を我慢するのはストレスにもなり、逆効果ですので、脂質の含まれる料理は一食につき一品までと決めて、摂取量を少なくしましょう。
一品までであれば、ダイエットに及ぼす影響は少なくなりますし、一食に一品食べられると考えればストレスもないはずです。
肉・魚料理を食べるときは薬味・生野菜も
大根おろし、しょうがやにんにくなどの薬味は消化を助ける酵素がたくさん含まれており、代謝を上げ、体を温める効果があります。
ステーキには薬味をたっぷり付けるなどの工夫をしてみましょう。
さんまの付け合せ大根おろし、とんかつの付け合せたっぷりのキャベツなどはとても良い組み合わせです。
代謝アップの一品をプラス
・キムチ
・しょうが
・唐辛子
・温かいスープ
などはどれも代謝アップに効果的な食べ物。
特に発酵食品は、脂肪燃焼を促進してくれる必須アミノ酸や、エネルギーの代謝に不可欠なビタミンB群、そして乳酸菌などの腸内環境を整えてくれる善玉菌も豊富なので、ダイエットの大敵の便秘に対する解消効果があり、痩せやすい体をつくることができます。
柑橘類をかける
同じ素材でも、食べ方を少し変えるだけで食べても太りづらくなります。
その代表的なものが柑橘類。
柑橘類に含まれるクエン酸には基礎代謝を上げる働きがあり、体脂肪が増えにくくなります。
例えば、揚げ物にレモンをかけると、酸化した揚げ物の脂分を中和してくれます。
酸化した油は体内で代謝が悪くなるので、レモンはそれを防いでくれるというメリットもあり、おすすめです。