仕事に学歴は本当に必要なの?

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皆さんの中には就職活動を通じて社会人になられた方も多くいらっしゃるかと思います。

就職活動を経験したことのある方の中には「学歴フィルター」という言葉を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

なぜ、学生から社会人になるのに学歴が必要なのか?今回はその真相に関してお伝えしたいと思います。

 

仕事において学歴は関係ない

 

いきなり話の根幹の部分を話しますが仕事において学歴は一切関係ありません。

 

皆さんに質問なんですがアルバイトをしていて高学歴でも使えない人がいた経験はありませんか?

 

絶対「こいつ使えねえな」って思う人は一人はいたと思います。

 

学生から社会人になって、変わってくるものと言えば個人からチームで仕事をしていくようになるということです。

 

学生の頃は個人の成績も良くて、ゼミでも優秀な結果を出していたかもしれません。理系においても研究において個人で優秀な結果を残して、周囲に評価されていたのかもしれません。

 

しかしいくら個人で優れていようとも、社会になったらチームで動いていく必要があります。

 

周りに相談できずに1人で進めていく人が使えると思いますか?

 

周囲を巻き込めず、情報共有をできない人が使えると思いますか?

 

その時々なら良い時もあるかもしれませんが、長期的な視点で見れば効率が悪い人材であると言えます。

 

つまりはコミュニケーション能力が不足していると、いくら高学歴であっても無能だということですね。

 

なぜ、「勉強ができる人」が「仕事ができない人」になってしまうのか

 

まず、第1の「学歴」という落し穴とは何でしょうか。

 

それは、「学歴的な優秀さ」「職業的な優秀さ」の違いを理解できないという落し穴です。

 

実は、偏差値の高い有名大学を卒業した人で、この落し穴に陥ってしまう人は、残念ながら、決して少なくありません。

もとより、偏差値の高い有名大学を卒業し、「高学歴」と評価される人は、「勉強ができる」という意味においては、極めて優秀なのですが、実社会においては、「勉強ができる」という意味での優秀さと、「仕事ができる」という意味での優秀さは、全く違うものです。

 

すなわち、「学歴的優秀さ」「職業的優秀さ」は、全く違うものです。

 

これは、永く実社会を歩んだ人間にとっては、ある意味で「常識」でもあるのですが、残念ながら、学生時代に「勉強ができる」という評価を得た人は、実社会に出ても、この「学歴的優秀さ」と「職業的優秀さ」とは全く違う優秀さであることに気がつかず、もしくは、気がつこうとせず、「学歴的優秀さ」に依存してしまい、実社会が求める「職業的優秀さ」を身につけ、「仕事ができる」ようになるための能力開発を怠ってしまうのです。

 

では、そもそも、「学歴的優秀さ」=「勉強ができる」ということは、何を意味しているのでしょうか。

 

それは、現在の偏差値重視の教育制度においては、端的に言えば、「論理的思考力」「知識の修得力」という2つの能力が優れていることを意味しています。

 

「論理的思考力」が優れていれば、大学の入学試験において、物理や数学などの科目で好成績が収められ、また、「知識の修得力」が優れていれば、英語や歴史、化学や生物などの科目で好成績を収められるため、その人材は、当然のことながら、「高学歴」を手にすることができます。

 

これに対して、「職業的優秀さ」=「仕事ができる」ということは、この「論理的思考力」と「知識の修得力」よりも、さらに高度な、「直観的判断力」と「智恵の修得力」において優れていることを意味しています。

 

なぜなら、仕事の世界においては、「論理的」に考えて答えが出る問題よりも、感覚や勘といった形で、「直観的」に判断しなければならない問題が多いからです。

例えば、商品開発において、どのような商品がヒットするかという問題は、論理的思考力だけでは答えが出ません。

また、顧客営業において、お客様の表情から、その気持ちが分かるかということも、論理的思考力ではなく、直観的判断力が求められる問題です。

そして、企業や組織では、上の立場になるほど、人事判断や戦略判断という、より高度な形で、この直観的判断力が求められます。

 

いずれにしても、「学歴」の落し穴に陥る人は、「学歴的能力」においては、極めて優秀なのですが、その「優秀さ」に過大な自信を持ち、「学歴的能力」に安住し、実社会で求められる「職業的能力」を意識的に身につけていこうと努力をしないため、成長が止まってしまうのです。

 

仕事に学歴は関係ないけど3点メリットはある

 

仕事において高学歴とか低学歴なんて関係してこない。学歴なんて必要ない!という話をしてきました。

 

しかし完全に無駄だと言っている訳ではありません。あくまで「仕事においては」ですのでそこの部分を間違えないようにして下さい。

 

仕事においては高学歴も低学歴もないですが、高学歴の学校を目指すことにはそれ相応のメリットがあります。

 

学歴が良いと同学年の人達から学べることが多くなる

 

学歴が良いと同年代の人達から学べることが多く、様々なことを吸収することができます。

 

高学歴だと必然的に同年代の友達も高学歴になりますよね。よく起業家が言うセリフの中で「あなたの周囲の5人の友達の平均があなたである」という言葉があります。

 

これは「類は友を呼ぶ」と同じような意味合いで、良質な人と関わっているとその人達の考え方や思考が身について「あなたも良質な人材に近づくことができますよ」という意味です。

 

馬鹿な学校に通っていて馬鹿とつるんでいても、自分の成長には繋がりにくいですよね。

 

学歴が良いと周囲の評価ががらりと変わる

 

次は高学歴だと「周囲の評価ががらりと変わってくる」ということです。

 

これは皆さんイメージがつきやすいと思います。「東京大学卒業です」って言われたら「すげぇ…」ってなりますよね。

 

このように学歴が良いだけで周囲の評価が変わり、友人関係や恋愛関係などを含めた実生活において様々な恩恵を受けることができます。

 

僕は国公立大学卒だったので高学歴とも言えない立ち位置ですが、それでも周囲からちやほやされることはありました。

 

学歴が良いと新卒時に大企業に入社できる確率が上がる

 

学歴は無駄無駄言いましたが、仕事において1回だけ有効に使える時があります。それは「新卒就活時の選考通過率を上げる」これだけです。

 

同じような条件の人がいた場合、やはり学歴のある人が採用されるのは事実です。

 

ですので必然的に大企業に就職できる可能性が上がることになります。

 

しかし覚えておいてほしいのは、学歴が有効なのは新卒時の就活時のみです。転職活動だともう入った企業の職歴で評価されるので、学歴で評価されるなんてことはほぼありません。話のネタになるだけです。

 

逆に早期退職なんてしてみると、優秀なのになんでやめちゃったの?なんて不信感を抱かれてしまう場合もなくはありません。

 

 

まとめ

 

今回は学歴と仕事に関してご紹介しました。私自身は学歴は良いわけではありません。

しかし、努力してスキルを磨くことで何歳からでも輝くことができると思います。

この記事を読んで頂いた皆さんにも輝くものが必ずあるはずなので学歴などに頼らずに個人のスキルを高めていってもらえればと思います。最後に私がおすすめするリンク先を掲載しておきますので、ぜひご覧ください。

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