純金積立ってどうなの?

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金は株式、投資信託、土地などに並ぶ投資先のひとつです。

現金は最悪の場合ただの紙切れとなってしまいますが、金はそのものに価値があるため、無価値になることはありません。

そんな金に投資するひとつとして純金積立があります。今回は純金積立についてお伝えしたいと思います。

 

純金積立とは

 

純金積立は毎月金を購入して積み立てていくもの。

金を購入すると言っても、金そのものが家に届けられるわけではなく、取扱会社が管理してくれます。楽天証券、SBI証券、マネックス証券といったネット証券でも取り扱いがあるため、気軽に始められるでしょう。

これらのネット証券では年会費無料で毎月1,000円から積立できるので、少額でコツコツ積み立てられます。

 

ほかの投資商品との違いは何?

 

純金積立最大の特徴は、投資対象が金であること。株式は会社が破綻したときに価値がゼロになってしまう可能性がありますし、現金も極端なことを言えば、国がなくなれば無価値になってしまいます。

しかし、金は実物資産なのでそれ自体に価値があり、世界のどこでも通用する安全な資産です。

 

実物資産と言えば不動産も同じカテゴリに含まれますが、不動産投資には管理費用や固定資産税がかかります。売りたいときにすぐ現金化できない流動性リスクがあるのも欠点。金なら売却するのも容易です。

 

 

純金積立のメリット

 

純金積立には4つのメリットがあります。

 

少額で投資できること、コストを抑えられること、平均購入コストを下げられること、解約時に現物にできることです。

これは他の投資手段や現物取引にはないメリットです。

 

金地金投資に比べて少額から投資が可能

 

純金積立には、金地金(延べ棒)を購入するタイプの金投資に比べ、さまざまなメリットがあります。その一つが少額投資が可能なことです。

 

金地金の現物を購入する場合、500g〜1kg程度から購入するのが一般的です。

しかし、相場では金1kgは約480万円(2017年7月10日現在)。500gだとしても240万円ほどの大金を要します。

 

仮に500g以下の大きさで買いたいと思っても、その大きさは一般的に流通するサイズではないため「スモールバーチャージ」という加工費用がかかります。余計な手数料がかかるのです。

 

コストを抑えられる

 

一般的に、純金積立では管理保管料がかかりません。

金地金の現物を購入すると保管料がかるため、この点でも純金積立はコストを抑えた少額投資が可能です。

1,000円〜3,000円程度からはじめることができる純金積立は、金投資初心者でもすぐに始められるのです。

 

純金積立の積立額は月10,000円でも年間の総額は12万円。

株式投資やFXでも最初は数十万円程度の初期費用が必要になることを考えると、少額の元手でも可能な純金積立は、比較的はじめやすい投資方法でしょう。

 

続けるほど平均購入コストが低くなる

 

純金積立は続けるほど平均購入コストを抑えられます。

 

金の価格は毎日上下しています。そのためできるだけ低い時に買う必要があるのですが、初心者にはもちろん、プロですら価格を確実に予想することはできません。

 

純金積立の場合は、毎月一定額を購入し続ける形で投資していきます。

そうすると、金の価格が下落しているときには自動的に多めに購入することになり、価格が上がっているときには少なめに購入することになります。

こうすることで、価格のブレが多少あっても、金の購入価格を平均化できるのです。

 

このような投資法をドルコスト平均法と言います。

 

短期の売買では購入価格が平均化できないためあまり意味がありませんが、長期間続けるほど取得コストを抑えることができます。

 

金地金への現物化も可能

 

純金積立も継続して積み立てていくと、金の現物と交換することができます。

金地金以外にも金貨やジュエリーなど金地金以外のものと交換することも可能です。

 

もちろん解約して現金化することもできます。

金地金の購入だと最初から決まった大きさの現物を購入するものの、純金積立だと後からどんな形で交換するか選ぶことができるのです。

 

純金積立のデメリット

 

魅力的な点も多い純金積立ですが、デメリットも存在します。

短期で高い売却益を出しづらいこと、大きな損失を被る可能性があること、手数料負担があることです。

 

短期で高い売却益を出すことは難しい

 

純金積立は前述の「ドルコスト平均法」に基づいた投資です。

取得コストを低くできるというメリットがある反面、短期間の売買で高い売却益を得ることは難しくなります。

 

金投資で高いリターンを得ようとすれば、金価格が下がったところで一気に購入し、高くなったところで一気に売るという、価格差による利益を狙う必要があります。

これらを検討する方には現物取引や金先物取引、金CFDなどの他の投資法をおすすめします。

 

損失が大きくなるケースもある

 

金は安定した資産ですが、買ったときよりも価格が下がる可能性もあります。

 

積立型の投資は基本的に長期投資です。

場合によっては、放置した後に、気付いたら金の価格が大きく下がってしまっていた、ということにもなりかねません。

 

金はそのものに価値があるため株や債権のように価値がゼロになることは無いものの、相場のチェックを怠って売買を行うと大きな損失を抱える可能性もあるのです。

損失を出さないためにはこまめな相場のチェックが必要です。

 

手数料が高い

 

純金積立は一部の取り扱い会社では年会費が必要になります。

これは金の現物への投資ではかからないコストなので、この点では純金積立にデメリットがあります。

 

また、通常は購入時に一定の手数料がかかります。

例えば三菱マテリアルでは、以下の手数料がかかります。(2018年6月時点)

 

・年会費:864円

純金積立をはじめると、積立額に関係なく毎年864円の年会費が必要。

 

・購入手数料:1,000円あたり25円〜30円

年会費に加えて購入時には購入手数料が必要。

 

例:積立額が1万円の場合、毎月250円が手数料になりますので、年間の手数料のトータルは3,000円にもなります。

どこの会社でも年会費と購入手数料の両方か、どちらかが設定されています。

 

手数料が高ければその分、実質利回りも少なくります。

純金積立を始める人は、手数料のコストも入れてシミュレーションしてみることをおすすめします。

 

純金積立を取り扱う会社

 

▽楽天証券

 

年会費無料、月1,000円から積立可能。購入手数料は代金の1.65%で、売却手数料は無料です。金の現物として引き出すことはできません。時期によっては楽天銀行との口座連携(マネーブリッジ)でポイントが貯まるキャンペーンも。

 

▽SBI証券

 

年会費無料で月1,000円から積立可能です。購入手数料は代金の2.2%で、売却手数料は無料です。積み立てた金が1kgになると現物で受け取れます(別途手数料)。8時30分から翌5時00分までリアルタイム取引ができるのも特徴。

 

▽マネックス証券

 

年会費無料、月1,000円から積立可能。購入手数料は代金の2.75%で、売却手数料は無料です。証券総合取引口座に加えてマネックス・ゴールド口座が必要。100gまたは1,000g単位で現物として受け取れます(別途手数料)。

 

▽住信SBIネット銀行

 

こちらも年会費無料で、月1,000円からの積立が可能です。購入手数料は2.5%で、売却手数料は無料です。現物での引き出しはできません。スマートプログラムの対象になっており、利用状況によってATM&振込手数料の無料回数がUPします。

 

▽田中貴金属

 

年会費は1,100円ですが、ネットサービスを利用する場合は無料になります。最低積立金額は月3,000円。積み立てを休止すると年1回口座管理料1,320円がかかります。購入手数料は2.5%で、売却手数料は無料です。これまでに50万人の利用実績がある会社です。

まとめ

 

今回は純金積立に関してご紹介しました。資産形成の一つの手段として純金積立も検討してみてはいかがでしょうか。最後に金融関係のおすすめのセミナーを記載しておきますので興味がある方はぜひ参加してください。最後に私がおすすめするリンク先を掲載しておきますので、ぜひご覧下さい。

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