【知らなきゃヤバイ】シンギュラリティとは

 

あなたは「シンギュラリティ」という言葉を聞いたことがありますか?聞いたことがないあなた、あなたの今の仕事、無くなるかもしれませんよ。。もし「初めて聞いたーー!!」というあなたはあなたの明るい未来のために是非一読して頂ければ思います。

 

シンギュラリティとは?

 

シンギュラリティ(技術的特異点)とは、AIなどの技術が、自ら人間より賢い知能を生み出す事が可能になる時点を指す言葉です。米国の数学者ヴァーナー・ヴィンジにより最初に広められ、人工知能研究の権威であるレイ・カーツワイル博士も提唱する概念です。

レイ・カーツワイル博士は、「2029年にAIが人間並みの知能を備え、2045年に技術的特異点が来る」と提唱しており、この問題は2045年問題とよばれます。

2045年問題の根拠となっている理論が、「収穫加速の法則」です。

収穫加速の法則とは、「技術進歩においてその性能が直線的ではなく、指数関数的に向上する」という法則。一度、技術的な進歩が起きると、その技術が次の進歩までの期間を短縮させ、ますますイノベーションが加速する、という概念です。カーツワイル博士は、これによりシンギュラリティは2045年頃に来ると提唱しました。

人間以上の知性をもった「強いAI」が登場し、人間では予測不可能な変化が起こると言われています。

 

シンギュラリティによって起こる変化

 

シンギュラリティとは、AIが人間の頭脳を追い越す特異点、もしくはその現象を表す言葉でした。仮に、AIが本当に人間の頭脳を超えるならば、それは社会にどんな影響をもたらすのでしょうか。

大きな変化として「雇用の変化」があると言われています。AIに代替され、無くなる職業があらわれるのです。では、それはどういった職業なのでしょうか。

 

AIが代替するようになる職業

 

2015年に株式会社野村総合研究所は『AIと共存する未来~AI時代の人材~』というレポートをまとめています。

その中ではどんな職業がコンピュータに取って代わるようになるか、どんな職業は代替が難しいかを予測しています。

コンピュータ化の可能確率が高い仕事(60%以上)として挙げられていた仕事は次の通りです。

  • ビル清掃員
  • 配達員
  • 会計事務従事者
  • 包装従事者
  • 受付・案内事務員
  • 発電員・変電員
  • 総合事務員
  • 鉄道運転従事者
  • 廃棄物処理事業者
  • 看守・損他の司法警察職員
  • 郵便事務員
  • 公認会計士・弁理士・司法書士・その他の法務従事者
  • クリーニング職
  • 食料品製造従事者
  • 自動車運転従事者
  • 電気機械器具組立受持者
  • 庶務・人事事務員

 

 

例として挙げられている仕事の種類を見ると、正確な判断、素早い処理が求められる仕事は、集中力や能力に限界のある人間ではなく、AIを搭載したロボットなどに任される可能性が高いことが分かります。

 

AIの代替が難しい職業

 

先ほどの野村総合研究所のリポートを参考に、今度はコンピュータ化可能確率が低い(50%以下)の職種を紹介します。

 

  • 飲食物給仕・身の回りの世従事者
  • 料理人
  • 販売店員
  • 営業職従事者
  • 介護職員
  • 看護師
  • 裁判官・検察官・弁護士
  • 大学教員
  • 医師
  • 航空機操縦士

 

 

AIやロボットによる代替が難しい職種には、芸術・歴史・哲学・神学など抽象的な概念を整理したり創出するための知識やスキルが求められるものが含まれています。

さらに、他者への理解・協調・説得・交渉・サービスなどが求められる職種は、人工知能での代替には向いていないことが分かります。

 

シンギュラリティによって産まれる仕事も!?

 

近い将来、人がAIに仕事を奪われる可能性も否定できません。しかし一方でAIを導入し運用するための職業、AIにより新しく生まれる職業に就く人が増える可能性があります。

AIと仕事するのが当たり前という時代に備えるために、AIには真似できない『人だからこそできるもの』を磨いておく必要があります。

例えば、AIと共存するために、AI導入を検討している企業では、AIを管理・運用できる人材が必要となります。

今からそうした知識やスキルを身に着けられるでしょう。

創造的思考、複数の事例をつなげて考えること、コミュニケーションや協調性などは、AIは苦手とする分野で『人だからこそできるもの』に該当します。

そうした能力を磨くなら、AIに仕事を奪われるのではなく、AIを使いこなし共存できるようになるでしょう。

AIと共存できれば、効率的に仕事をこなすという部分はAIにおまかせし、自分は新しいイノベーションの創出や働きやすい職場環境の構築など、人にしかできない付加価値の高い仕事に集中できるようになるでしょう。

 

まとめ

 

本記事では

・シンギュラリティとは何か

・シンギュラリティによって起こる変化

・シンギュラリティによってなくなる仕事、産まれる仕事

を記載しました。

 

ではシンギュラリティに備えてあなたはまず何をすべきでしょうか?

まずはあなたの今の仕事がシンギュラリティによってなくなる仕事なのか、無くならない仕事なのかを確認することが第一歩です。残念ながらなくなるであろう仕事だったとしても落胆する必要はありません。まだ時間はあります。転職や、副業を通して人間にしかできないスキルを伸ばしていってはいかがでしょうか?今行動すれば間に合います。あなたはいつ行動しますか?