保育士の歩み方
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本ページでは、保育士として働く方々を取り巻く社会情勢や市場業界事情をはじめ、今後どのように変化していき、どう動いていくべきかを保育士の皆さんにご提供できるようなコンテンツを目指すと同時に変わりゆく時代への対策や具体的なアクションなどを考えるサポートができれば幸いです。
まずは社会情勢という観点から保育士を取り巻く環境を見てみましょう。
人材不足
現在日本における課題として度々ニュースなどでも報道されているとおり、働き手の数が少ないことがあげられます。その中でも特に保育士は、需要と供給バランスが取れていないことから重要視されている職業です。
急ピッチで作られている保育園で働く人材は、今現在非常に重要な存在でありまさに売り手市場と言えます。また保育士の需要が高いのは、働くうえで専門性なども求められる職業でもあるからで、今後ますますニーズが高まることが期待されます。
政府や自治体の取り組みにもかかわらず、なかなか解決しない待機児童問題。
2016年には、子どもを保育園に預けることができず仕事を辞めざるを得なくなった女性が「保育園落ちた日本死ね!」と題した匿名ブログで憤りをあらわにし、大きな反響を呼びました。
いまや「待機児童問題」は、看過することのできない大きな社会問題となっています。
次に市場規模の観点から保育士という職業を見てみましょう。
市場規模は拡大
保育園・託児所市場は、待機児童対策を中心に開設費用など整備関連の補助金、保育士の処遇改善など運営関連の補助金といった公的資金がここ数年投入され、好調に推移している。
2018年度の保育園・託児所市場規模は、前年度比6.0%増の3兆3,500億円の見込み。2019年度も待機児童解消に向けた国や自治体の施策のもと、施設開設や利用児童数の増加が見込まれることから、3兆5,500億円と拡大基調を予測している。
矢野経済研究所によると、子どもの預かり需要の多様化に対応したサービスを提供するため、企業主導型保育事業、事業所内保育事業、小規模保育事業、ベビーシッター事業などに取り組む事業者が増加。
施設を自前で作らず、自社の施設運営ノウハウやサービスコンテンツをコンサルティングサービスとして販売する動きも活発化。女性が多い企業では、保育施設が仕事と育児の両立支援に欠かせない福利厚生サービスと位置付けられるようになってきたという。
将来展望については、現在は新規開設を強化する事業者が多いが、保育士不足への対応に加え、いずれは待機児童問題も解消に向かうとみられることから、今後は徐々に新規開設数を減らす大手保育事業者が増え、市場成長率は鈍化すると分析している。
年収
次には保育士の平均年収などを調べてみました。
私立保育園で働く保育士さんの平均年収は296万円。税金や保険料を引いて実際手元に残る手取りの月収を見てみると、平均18万円という結果になりました。
年間のボーナス(賞与)平均支給額は40万円。約80%の私立保育園でボーナスが支給されていることが分かりました。
年代別の平均年収は20代で273万円、30代で275万円、40代で331万円。20~30代でほぼ変わらず、40代で大幅にアップしてます。
平成26年の国税庁が発表しているデータでは、女性の平均年収は20~30代で231~301万円。私立保育園で働く保育士さんのお給料は、全国平均とほぼ同じと言えるでしょう。
今後のキャリアアップの為に転職をするのなら信頼できるエージェントに相談することをお勧めします。その際も一社ではなく複数社のエージェントに相談することで俯瞰してご判断されると良いかと思います。
では次に保育士業界をみていきましょう。
現状と課題
保育士の資格を持つ半数が保育園への就職を希望していない
保育士として働く人の数が少ないの理由は、就職試験が厳しかったり、募集が少ないというわけではなく、実は就職を希望している人自体が少ないという現状があります。
調べてみると、保育士資格を所有している約5割の人が保育士としての就職を望んでいないと分かりました。
また保育士資格を持っていても保育園への就職を希望しない求職者のうち、半数以上が保育士としての勤務年数5年未満となっています。
せっかく保育士を希望して養成施設を卒業しても半数が保育園に就職せず、保育士として就職しても5年以内に離職してしまう人が多いという現状です。
仕事内容によるプレッシャー
平成25年に厚労省が保育士資格を持つハローワーク求職者に行なった調査によると、保育士としての就業を希望しない理由は、
「責任の重さ・事故への不安」
が約4割を占め
「就業時間が合わない」
「ブランクがあることへの不安」
という理由が続きます。
この結果からは、保育士の仕事は非常に責任が重く、保育士には常に子供を安全に保育することへの強いプレッシャーがあることがわかります。
職場の環境による不満
一方、同じ調査での職場の環境改善に関わる項目の質問では「賃金が希望に合わない」が半数近くを占めています。
これらの調査では、体力も必要な仕事であるのに対し、それに見合う賃金を得られていない、休みが取りづらいというように、働く環境が整っていないということが分かりました。
しかし、これらの環境が改善された場合には6割以上が保育士の就業を希望するというアンケートの結果もでています。
つまり、保育士の仕事の責任に見合う賃金が確保され、就業時間や休みに関する環境が整えば、保育士を希望する人は増えていくということが考えられます。
保育士の転職も要注意
現状を変えたいという強い思いに突き動かされてしまうと、次の転職先のことばかりを考えてしまうかもしれません。しかし一度立ち止まってみて、今の職場のどのような点が自分に合わないのか、どの部分が改善されれば気持ちよく仕事ができるのかを再度考えてみましょう。
今の職場の不満やマイナス面だけに目が向いてしまうと、現在自分がどれほど恵まれた条件のもとで働いているのかを忘れがちになります。
たとえば残業が多いことに不満があり、転職先は「残業なし」の職場を希望したものの、実際は家に持ち帰る仕事が増えただけ、もちろん残業代は出ない…という結果を招き、転職を後悔するケースも見られます。
先述したように、転職回数は書類審査に大きく関係します。 まずは今の職場での不満点をまとめると同時に、実は恵まれた条件も含まれているかもしれない、と冷静な視点で現状を見つめ直すことも大切です。
保育士としての原点に立ち返り、転職という判断が自分にとって望ましい答えなのかを今一度考え、幅広く情報収集を行い、複数社のエージェントに相談することでミスマッチングを回避しましょう。
是非とも効果的な転職活動を行うことで快適な労働環境を手に入れて頂ければと思います。
上記事実に基づいた保育士を取り巻く環境に対する考察如何でしたでしょうか?
もし何か一つでも不安や不満があるのであれば、さらなる優良な環境を手に入れるべくアクションを起こしてみることをお勧めします。
求人情報の正しい見方を知ること、職場の特徴、雰囲気を確認し見極めること転職の成功率が高い応募書類を作成することなどはぜひご一読頂けるとイメージが湧きやすいのでご参照ください。
最後に我々が調査した中で優良なエージェントをピックアップしておきましたので、そちらも宜しければご参照ください。
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2.【保育メトロ】
3.好条件の保育園の求人が多数「FINE!保育!」
5.保育のお仕事
如何でしたでしょうか。
保育士の皆さんにとってより豊かな人生を手に入れる手助けになれば幸いです。
本サイトでは様々な職種を取り巻く環境を調査し、今後の時代の流れに合わせてどういうアクションを起こすべきかを情報提供させて頂いております。
今後とも皆さんと皆さんの大切な人にとって未来を考えるサポートができれば幸いです。