何故、 成功体験本や そのノウハウ本を読むだけでは 上手くいかないのか?

 

 

裸一貫で、一から事業を起こして大成功をした。
サラリーマンを辞めて企業して成功した。
学生起業家として上場まで成し遂げた。

そんな人達が、事業や起業で何故成功できたのかという自伝本を出したり
成功する方法論を書いた本を読んだ事はありませんが?

僕も、この手の本を結構読みました。

そして、真似をして実践しようとしましたが、ことごとく
上手くいきませんでした。

何故、上手くいかないんだろう、僕には才能がないのか?
あの人が特別なのかとよく考えたりしましたが
その時は、答えがみつかりませんでした。

何故、成功体験本やそのノウハウ本では
上手くいかないのか?

その答えは成功体験本に書かれている事は大きく分けると、ビジョンを持って
将来から今を逆算して、今の行動を決めて行いなさい。
そこには、計画の建て方や、目標を持つ事の大切さ、目的意識を明確にする事

現場主義、顧客ファースト、

なんて事が書かれていて、重点をどこに置くかはそれぞれでも、
大体はこんな内容です。

そして、これらの本の多くには、ある2つの事が欠けて
いるから、真似を出来ないのです。

今回はその2つを紹介していきます。

思考停止という病

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1つは、物事が上手くいかない時は、誰でも改善
しようと上手くいかない。理由、原因を徹底的に精査し改善に向かいます。
しかし、上手く行った時はその原因を追求しようとしません。

仮に原因を探ろうとしても上手く行った原因を見つける事は本当に難しく
真の原因は分かりづらいものです。

(原因を探り、最適解と思われる物を再度試して再現性があるか
検証するしかわかりませんが、それを試行錯誤して見つけるのは大変です)

プロ野球の元監督の野村克也氏は、勝ちに不思議な勝ちあり負けに不思議な負けなし
とよく言っていました。

負けた原因を分析するのは容易いが勝ちの原因を分析するのは難しいという事です。

成功に関する正解はおそらく存在する
事はなく、その時々の最適解があるのみでそりを見つけるのがとても難しいという事です。

殆どの成功者はその途上で成功体験を誰かに伝えようとか
成功本を書こうなどとは考えていないはずです。

だから、成功体験本は、成功の最適解が書かれていないのです。

だから、失敗の訴求には役立っても、成功体験を追随する事が
出来ないのです。

 

もう一つ書かれていない事は

成功体験本は、

目標達成後のビジョンを鮮明にする

そこに見えるビジョンはどんな目的による物なのかの明確化

そのビジョンや目的達成のための目標設定

目標達成の為の計画を立てる事

その計画に基づいて行動を起こす事

計画と行動のズレを検証する事(チェック)

チェックを元に計画を練り直す

そしてまた行動

そして、目的は本当に心の底から突き上げられるような物なのか、時には検証してみる事

目的達成の為の目標は最適なのかどうかを検証してみる事

計画作成以降は繰り返し回して行く事

 

という流れが殆どです。

そこには、成功への過程で起きがちな失敗の訴求はされているが、(成功への道の正解は無いと僕は思うので)その時々、それぞれのモデルにおける最適解を書く事がそれこそ最適と思われるが検証が難しく、殆どが検証さえされていないという事、

そして、もう一つが目標設定におけるコントロールが可能か不可能か
という事を明確にしていない本がほとんどだという事です。

どういう事かと言うと、

僕は、営業会社にいたんですが、売り上げノルマがあり、現状を報告をしていました。数値目標を掲げる事は大切な事ではありますがこれは、コントロール不可能な目標の典型です。

例えば、僕のビジョン、目的達成のためには今月は売り上げを
300万円上げなければならないとしましょう、
(これはコントロール不可能)

この時、コントロール可能な行動目標を立てて計画に落とし込んで行きます。
月300万円ならば週に75万円売る1契約の単価は40万円なので週に2契約を決める。
(これもコントロール不可能)

僕のこれまでの成約率は20%なのでプレゼンを週に10アポを取らなければいけない、(ここまでコントロール不可能)

テレアポを1件取るには平均で50件に電話をかけないといけない、
とすると、今週は500件の電話をかけないといけない5日勤務として、1日100件の電話をかけるという行動目標を立てる。
(これはコントロール可能な目標)

しかし、プレゼンの時間を考えるととてもタイトになる。
週末には、プレゼンを見直して、来週は成約率が上がるような努力をする、そのために週末には〇〇というセミナーに出るとか、〇〇という本で勉強する

等々のコントロール可能な行動目標を立てる。

問題なのは、成功体験本にはこの目標の部分で

コントロール不可能な目標

コントロール可能な目標

の行動目標の違いを明確に書いてある物がほとんど無いという事です。

皆さんが成功体験本を参考に仕事を進めるなら、上記した流れとサイクルで行うのは
とても良い事です。

その上で、上手く行った時の原因を徹底して探り最適解を再現可能な
状態に可視化出来るようにする事、目標を立てたらそれを達成する為のコントロール可能な行動目標を立てて行動する事、これが大切です。

 

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まとめ

いかがでしたでしょうか?

多くの方の目標が達成しない理由はお分かりいただけたと思います。お正月の初めに、今年の目標を立てて、達成しないのも理由は同じです。筋トレやダイエットも多くの方が挫折するのも同じです。

いかに日々の行動に落とし込むこと、もっといえばそれが習慣化すること、これが重要です。

また、頭で理解していても人は、なんだかんだ行動をしません。人間は楽なほうに常に生きたいと思う生き物なので、一人で徹底的に行動できる人はほとんどいないと思います。

なので、ぜひ目標達成を目指すのであれば、具体的な行動まで落としたあと、誰かを一緒にやることを強く勧めます。上司や先輩、友人や大切な人など、だれでもいいです、一人でやらずに二人以上でおこなってください。そうすることで、やらないという逃げ道を塞ぎ、強制的にやることで目標は達成されやすいと思います。

事実として、僕も1人では続かなかった筋トレも、二人でやることによって、毎日やり続け、その結果、やる習慣ができ、結果目標達成もできました。

ぜひ、目標達成をしたいのなら、アクションしてみてはいかがでしょうか。

 

皆さんにとってより豊かな人生を手に入れる手助けになれば幸いです。

本サイトでは様々な職種を取り巻く環境を調査し、今後の時代の流れに合わせて  どういうアクションを起こすべきかを情報提供させて頂いております。
今後とも皆さんと皆さんの大切な人にとって未来を考えるサポートができれば幸いです。