運命の人は遺伝子レベルで決まっている
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皆さんは好きな人の匂いが忘れられなくなったことはありますか?今回は匂いと恋に関する内容をお伝えしたいと思います。
女の子は「匂い」で恋をする
すれ違いざまにふわっと香る、その人の「匂い」。それは香水だったり、その人自身の匂いだったりとさまざまですが、いずれにしても匂いには、人の感情を掻き立てる強い力が宿っています。
よく女の子は「あの人、生理的に受けつけない!無理!」なんて言いますよね?男性にしてみれば、「俺のどこがダメなのか、ちゃんと言ってよ!」と文句の一つも言いたくなるもの。
そう言われれてみれば、「顔がなんか好きじゃない気がする」「喋り方が気に入らないような」「あのファッションセンスはないでしょ~」などなど、後付けの理由はいくらでも見つかるかもしれません。
でも実際のところ、女の子には「なんとなく。でも絶対に無理」という以上の理由は存在しないのです。
突き詰めると、それって遺伝子レベルでの「アリ」か「ナシ」かを判断しているってことなんですね。
その遺伝子レベルでのアリ・ナシを、女の子たちは一体どうやって嗅ぎ分けているのでしょう?
……そう、今「嗅ぎ分けている」と言ったとおり、それこそが「匂い」!女の子は、匂いを認識する器官である「嗅覚」をフル活用して、恋をしているんですね。
人間の五感の中で、もっとも原始的で本能的なのが嗅覚だと言われています。たとえば「この肉じゃが、まだ食べられるかな?」と確認するとき、わたし達は無意識にクンクンと匂いを嗅ぎますね?あれこそがその証拠。
嗅覚は脳とダイレクトにつながっている感覚。とくに女の子は男性と比べて、匂い・香りに敏感だと言われています。
自分にとって良い匂いを持つ人を好きになりやすく、逆にそうじゃない相手のことは好きになりにくい、近寄りたくないと感じます。
これはもう、本能から湧き上がってくる感情です。だから「理由を説明してよ!」と言われても、無理なんですね。
じゃあ、好きな香水を使っている男性を好きになっちゃうってコト?と言えば、そう単純な話ではありません。
好きな匂いって、そんな表面的なものではありません。もっと深い、遺伝子レベルで定められています。
匂いで「運命の人」がわかっちゃうっていうのも、そこが理由なんですよ。
運命の人は遺伝子レベルで決まっている
スイスの生物学者クラウス・ヴェーデキント博士の研究によると、女性は自分と異なる遺伝子型を持つ男性の匂いに、もっとも引きつけられることがわかりました。
調査では44人の男子学生を集めて、2日間、昼も夜も同じTシャツを着てもらい、その後50人の女子学生にTシャツの匂いを嗅いでもらったのです。
すると、女子学生がもっとも心地よいと感じた匂いは、それぞれ配列のもっとも異なるタイプの遺伝子を持つ男子学生のものでした。
逆に、もっとも嫌悪感を持った匂いは、それぞれと近いタイプの遺伝子を持つ男子学生のものだったのです。
女子学生が嗅ぎ取っていたのは、白血球に含まれる遺伝子の複合体である『HLA遺伝子』の匂いでした。
男性はHLA遺伝子をフェロモンとして分泌していて、嗅覚が敏感な女性は、この匂いで相手の遺伝子の型が自分に合ったタイプかどうかをチェックしているのです。
ですから、相手の体臭を「いい匂い」「心地よい」「嗅ぐと落ち着く」と感じる相手とは、自分とはちがった、遠い遺伝子配列を持っていて、“遺伝子レベルで相性がいい”と言えます。
自分の遺伝子と近い父親の匂いが、「嫌だ! クサイ!」と感じるのとは逆のパターンですよね。
これはなぜかというと、近親者との子どもは、両親が似たような遺伝子しか持っていないために、遺伝子の多種多様なバリエーションが生まれにくいです。
そのため、さまざまなウイルスや菌などへの異物に対して免疫機構が働かず、妊娠しても流産しやすくなったり、生まれても免疫力が弱かったり、先天性疾患を持っていたり、虚弱体質の子どもが生まれる可能性が出てきてしまうからです。
逆に、自分とは遠い遺伝子を持った相手との子どもは、遺伝子にいろいろなバリエーションが生まれるため、それだけさまざまな異物に対しての免疫機構が多く働くため、身体の強い子になります。
ですので、恋愛だけを考えるとあまり匂いというのは重要でないかもしれませんが、その後の結婚や子どもを作ることを考えるのであれば、人間の本能である“種の保存”や“子孫の繁栄”という観点からは、相手の匂いはとても重要です。
ただ、その前に、あまりにも体臭が気になるし、嫌な匂いと感じる相手は、一緒にいるのも苦痛ですから、生理的に受けつけないかもしれませんね。
匂いを使ってアピール
恋愛と匂いにまつわるエピソードは話題に事欠きません。たとえばふとした瞬間に記憶がフラッシュバックしたという経験をお持ちの方もいるのでは?
思い出の匂いを嗅ぐと、頭の中の引き出しにしまわれていた過去の記憶がまざまざと蘇ってきます。
これこそが、脳と嗅覚がダイレクトにつながっている証拠。
匂いのパワーは強烈です。思い出の匂いを嗅ぐだけで、数年前の記憶が溢れ出してくるくらいですからね。
これを利用して、自分の存在を強く印象づける作戦はいかがでしょうか?香水でもハンドクリームでも何でも構いませんが、それを「あなたの匂い」として彼の脳に刷り込むんです。
ふとした瞬間、匂いとともにあなたの姿が脳裏に浮かべば、彼は自分があなたのことを強く意識していると実感するでしょう。
注意したいのは、匂いが強すぎたり個性的すぎる場合。相手によっては不快感を植えつけてしまいます。
「あいつのそばに行くと変な匂いがする」なんて思われては、100年の恋も冷めてしまいますよ。
まとめ
好きな人と匂いの関係性の内容いかがでしたか。「なんとなく」だったものが、じつは科学的に実証されているなんて驚きですが、女の子は本能的に運命の人を嗅ぎ分ける力が備わっているということがわかりましたね。匂いをたどって、自分の遺伝子と惹かれ合う人を探しに出かけてみませんか?最後に私がおすすめするリンク先を掲載しておきますので、ぜひご覧ください。
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