何故、転職活動すべきなのかvol.8

皆さんはご自身のキャリアプランをどのようにお考えでしょうか?

今後、どんな働き方をしていこうとお考えでしょうか?

 

ご自身の人生全体を考えたときに、仕事や家庭が中心となって、

日々の生活は構成されていきます。

 

その二大巨塔ともいえる仕事と家庭。

特に仕事は、生きていく上で必要な収入を稼ぐためには、

必要不可欠であり、欠かせない存在です。

そして、一日の中で最も時間をかけるものですから、

ご自身にとってベストな仕事を選択することは心身ともに、

豊かな状態に保つためには必要不可欠です。

 

このシリーズでは、そんなベストな仕事を選択し続けるために、

何故、転職活動すべきなのかについて、様々な視点でともに考えていきたいと思います。

 

ここでは、現在地と目的地という観点でお話していきたいと思います。

これまでにもちょくちょく触れてきていたので、

勘のいい人であれば、既にご自身でお考えになられているかとは思いますが、

これまでのお話を総括して、今一度、現在地と目的地についてお話させて頂きます。

 

現在地とは、移動するものが現にその位置にあるという場所であり、

一時滞在してその時に現に居る場所のことをいいます。

目的地とは、これから行こうとするところであり、 めざす場所のことをいいます。

 

如何でしょうか?

自分自身の現在地と目的地は明確になっていますでしょうか?

 

目的に対して手段があり、手段があってこそ目的の達成があるように、

目的地に対して現在地があり、現在地があってこそ目的地への到着があります。

 

ということは、自分自身の現在地を知るということは、自分自身の目的地に対して、

今現在の立ち位置や状況、今後向かうべき目的地との距離感などをしっかりと

把握しておく必要があるんですよね。

 

また、それは、自分自身の目的地が明確になっていないと、

結局のところ、現在地を推し量ることができずに、

目的を達成するための手段を選定することもできなくなってしまうんですよね。

 

この現在地と目的地が曖昧になってしまっていると、

大概の場合、全ての方向性が不明な状態に陥ってしまいます。

 

例えば、なんとなく今の会社に勤めている人の行く末はどうなりますでしょうか?

今後もただなんとなく今の会社に勤め続け、気づいたときには、

リストラ、出向、左遷、減給、地方転勤なんてケースは往々にしてあり得ます。

 

そうなってからでは、時すでに遅しで、そういう状態に陥らないためにも、

今どういうキャリアプランを描いて、今どういう状態にあるのかという

現在地と目的地を明確にしておくことは、ご自身にとって必要不可欠であるといえます。

 

ただ、一度決めたからと言ってその通りにならないといけないとはいっていませんし、

その決めた通りにいくほど、世の中甘くありませんし、未来はわかりません。

しかし、だから、現在地と目的地を曖昧にしていいかというとそういうお話ではなく、

常にアップデートしながら、ご自身の目指す目的地を目指す柔軟性も合わせて、

持ち合わせつつ、対処していく必要があります。

 

現在地と目的地を明確に思い描くためにも、何もわからない就職活動のときには、

思い描けなかったことが、一度社会に出たことでわかっている今だからこそ、

転職活動を通じて、今一度外の世界に目を向け、自分の現在地と目的地を思い描く

機会にして頂ければと切に思います。

 

もし、少しでも納得いく部分があるのであれば、

ぜひその一歩を踏み出すきっかけにして頂ければと思います。