どうすれば仕事を有利に展開できるかvol.1

皆さんは、どんな仕事に携わっていらっしゃいますでしょうか?

その仕事において、顧客やビジネスパートナーに対して、

自分に有利に展開できていますでしょうか?

 

やはり、手強い相手もいれば、比較的やりやすい相手もいると思いますし、

得意不得意や得手不得手誰にだってあることと思います。

 

しかし、そんな中でも、持っておくことで、より自分に有利な状態で

業務を展開していくことのできるビジネススキル群というものがあります。

 

本シリーズでは、それらのビジネススキルについてご紹介させて頂くとともに、

ぜひとも実践でご利用頂き、ご自身の活動にプラスにして頂ければと思います。

 

ここでは、「問題解決力」というビジネススキルについてお話していきたいと思います。

 

世の中には二種類の問題があることをご存知でしょうか?

 

二種類の問題とは?

答えのある問題。

答えのない問題。

 

皆さんは日々の仕事において、どちらの問題を中心に扱っていますでしょうか?

 

答えのある問題といえば、こうすればこうなるという答えがわかっている仕事などが、

これにあたります。

その答えをわかっている人は人それぞれで、自分自身の場合もあれば、

上司や同僚の場合もありますし、取引先やビジネスパートナー、顧客の場合もあります。

自分自身の場合は、ただ単にその答えに向かって問題を解き続ければよいだけですし、

上司や同僚の場合には、上手くやり取りをすれば答えを導き出すことができます。

取引先やビジネスパートナー、顧客の場合は提案や交渉などは必要になりますが、

ある一定の準備ができ、納得させることができれば答えへたどり着くことができます。

 

後になればなるほど、答えはあるものの答えにたどり着くのは困難であり、

それなりの労力を要します。

従って、後になるほど、その人自身の価値となって評されるようになり、

まわりと差をつけることのできるビジネススキルとなり得ます。

 

しかし、実は、この先にさらに、まわりと圧倒的に差をつける方法があります。

それは、答えのない問題を解くということです。

 

答えのない問題といえば、関係者の中にその問題を解いた人がおらず、

答えにたどり着くのが非常に困難な問題がこれにあたります。

例えば、コンサルや起業家などはこの手の問題に常に取り掛かっています。

 

コンサルの場合は、先ほどの答えのある問題の顧客やクライアントに対する問題解決の提案の

上級編のようなもので、何かと何かを組み合わせて新たな問題解決方法を提案してみたり、

問題を因数分解して、ボトルネックとなる問題のみに注力した施策を提案してみたりと、

既にわかっていた答えではない問題解決方法を導き出し、トライ&エラーを繰り返すことで、

答えへとたどり着いていくような付加価値を提供していたりします。

 

これは誰にでもできることではないので、その分、答えにたどり着いた場合に得られる評価は高く、

まわりとも圧倒的な差をつけることが可能となります。

 

起業家も同じようなことが言えて、まだ実現されていない事業を立ち上げるには、

やはり、それだけの労力を要しますし、一筋縄ではいきません。

その分、社会や世間の課題を解決することができれば、それだけで世の中から

重宝される存在になれますし、その道の第一人者として評価されることでしょう。

 

ちょっと大きなお話になってしまいましたが、要するに、

ご自身の所属する組織の中で誰も答えを持っていない問題に取り組み、

それを解決するすることができれば、仕事をより有利に展開できるようになるんですよね。

 

基本的にほとんどの方が、そういう問題からは避けて通ろうとしますし、

そこで手を挙げるだけでも重宝され、そして、解決できなかったとしても、

誰もできなかった問題なわけですから、誰も責めようがないんですよね。

 

そして、実はこういう問題というものは、

ほとんどの問題を誰かが解いたことがあるという可能性があるので、

どこかにその答えが落ちている可能性が往々にしてあります。

 

となると、それほど労力をかけなくても答えにたどり着ける場合があるので、

ほとんどノーリスクで有利な立ち位置を獲得できるのでやらない手はないんですよね。

 

とはいえ、まずは、答えのある問題をどんどん解いていく習慣を身につけ、

問題解決力を磨き、答えのない問題に挑戦するタイミングがあれば、

どんどん挑戦していきましょう。

そうすれば、いずれ、まわりとは圧倒的な差がつき、

仕事をより有利に展開していけるようになるはずです。