どうすれば仕事を有利に展開できるかvol.7

皆さんは、どんな仕事に携わっていらっしゃいますでしょうか?

その仕事において、顧客やビジネスパートナーに対して、

自分に有利に展開できていますでしょうか?

 

やはり、手強い相手もいれば、比較的やりやすい相手もいると思いますし、

得意不得意や得手不得手誰にだってあることと思います。

 

しかし、そんな中でも、持っておくことで、より自分に有利な状態で

業務を展開していくことのできるビジネススキル群というものがあります。

 

本シリーズでは、それらのビジネススキルについてご紹介させて頂くとともに、

ぜひとも実践でご利用頂き、ご自身の活動にプラスにして頂ければと思います。

 

ここでは、「空間把握」というビジネススキルについてお話していきたいと思います。

 

皆さんは空間というものの存在を感じたことはありますでしょうか?

空間とは、物が何も存在しない、あいている所だったり、上下四方の無限の広がりとして、

表現されていたりしますが、この目には見えない空間を把握することができれば、

仕事だけにとどまらず、人間関係や人生など様々なところで、

その恩恵を享受でき、有利に展開できると思うんですよね。

 

例えば、自分自身と自分以外の誰かがいたとします。

その間には、ある一定の空間が保たれています。

 

この両者の間には、三つのモノが存在しており、

それがどう動くかによって、物事が良く進むのか、それとも、悪く進むのか、

明暗を分けることとなります。

 

どういうことか。

自分自身が相手に対して、どう振る舞うかによってその場の状況は変化します。

また、自分以外の誰かが自分に対して、どう振る舞うかによっても、その場の状況は

変化することでしょう。

さらに、自分と相手の振る舞いによって生じたその場の空気や雰囲気というものが、

またその場の状況を変化させることが起こり得るんですよね。

 

これこそがまさにその空間が持つ威力なんですよね。

この空間の威力を把握し、それを上手く利用してあげることができれば、

仕事においても、人間関係においても、有利に展開してあげることができます。

 

営業や接客などが一番わかりやすいのかもしれませんが、

営業マンや接客担当は売りたいのに対して、顧客は欲しいものを買いたいという

互いの思惑があることは、皆さんご存知のことと思います。

 

しかし、なぜか売れてしまう営業マンや接客担当がいるのに対して、

なかなか売れない営業マンや接客担当がいるのはなぜでしょうか?

 

もしかしたら、たまたま買いたい商品があったなどの運もあるかもしれませんが、

空間を把握するスキルの有無が結果に関わっていることが往々にして発生し得ています。

 

自分と相手の間にどういう空気や雰囲気が流れているかをいち早く察知することができる

人ほど、次の一手を瞬時に選択して、適切な策を講じてくるんですよね。

 

痒いところに手が届くといいますか、ボトルネックを解消してくれるというか、

一番の問題になり得るであろうところをいち早く察知することができれば、

それは必然的にその場を有利に展開してあげられるでしょう。

 

これこそが空間把握する能力ということになります。

この空間というものの存在を感じることができれば、次の流れを予測したり、

相手への適切な対応をとったり、危険やリスク回避にも大いに役立ってくれます。

 

ぜひこれを機に、ご自身のまわりにある空間について考えて頂き、

それをしっかりと掌握し、自分の味方につけるきっかけにして頂ければと思います。