業界職業あるあるvol.1

皆さんの業界や職業におけるあるあるや耳寄り情報などはありますでしょうか?

業界や職業によって、暗黙の了解のような隠れたルールが存在しています。

 

そのルールを知っておくことができれば、我々の生活や仕事において、

有利に働くことは少なくありません。

 

そんな隠れたルールを収集し、知識として皆さんに情報提供することを目指し、

このシリーズを継続していければと思います。

 

第一回は出版業界です。

出版業界というのは、遡ればかなりの長い歴史があり、年季にも近い安定感を

感じさせるのが、この出版業界なのですが、インターネットの普及によって、

業績は右肩下がりになっており、業界として窮地に立たされております。

 

完全になくなることはないにしても、今後さらにその業績が下がる可能性を、

否定することができず、かなり厳しい戦いを強いられることでしょう。

 

そんな出版業界において、一昔前までは紙の書籍がメインだったのですが、

電子書籍のニーズも少しずつ高まっていき、今となっては両者変わらないくらいの

比率になっていると聞きます。

 

また、これまでは出版会社を通さないと出版することができませんでしたが、

今の時代、誰でも気軽に出版できるようになっているのもまた、

出版会社の業績を下げる要因の一つとなっていることは否定できないでしょう。

 

書籍というと、情報や知識を得るために信頼度の高い媒体として、

これまで重宝されてきましたが、実はその信頼度の裏には、

今流行りの業界事情があることをご存知でしょうか?

 

それは、情報や知識を得るための信頼度の高い媒体が広告化しているという実情です。

ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、一昔前までは、書籍というと、

出版社から声のかかった有名人や著名な先生方が出版されるケースがほとんどでした。

 

しかし、最近は、広告宣伝したい会社やブランディングや認知度アップのために、

お金を出して、書籍を出版するというケースが増えています。

 

その数というのが、書店に並んでいるビジネス本や自己啓発本の半数近くに上るという

噂もきいたことがあるほど、割合がどんどん増えているとのことです。

 

情報や知識を得るために手にした書籍が実は、自分自身を顧客として、

自社のサービスを宣伝し、購買意欲を掻き立たせる媒体となっているとすると、

なんだか怖くありませんか?

 

あれほどまでに信頼度の高い媒体として、重宝されていた書籍が、いつの間にか、

その存在意義は息を潜め、我々の購買意欲を掻き立たせる道具と化していることに

もはや残念さを感じずにはいられないのは私だけでしょうか?

 

業績が右肩下がりとはいえ、我々の生活において、書籍の存在は必要不可欠です。

しかし、その書籍の中にも、広告宣伝のための書籍が入り混じっていることを、

ご理解いただいた上で、適切な距離感で書籍と向き合っていただければと思います。

 

生かすも殺すも自分次第!!

生かされるも殺されるも自分次第!!