業界職業あるあるvol.5

皆さんの業界や職業におけるあるあるや耳寄り情報などはありますでしょうか?

業界や職業によって、暗黙の了解のような隠れたルールが存在しています。

 

そのルールを知っておくことができれば、我々の生活や仕事において、

有利に働くことは少なくありません。

 

そんな隠れたルールを収集し、知識として皆さんに情報提供することを目指し、

このシリーズを継続していければと思います。

 

第五回は不動産業界です。

不動産業界といえば、賃貸管理もあれば、売買もありますし、建設や投資など様々ですが、

我々に身近なところで、賃貸管理や売買について考えていければと思います。

 

不動産にはざっくり登場人物が3種類存在していて、オーナー、管理者、そして、住人がいます。

自分自身の立ち位置で考えると、

もし、不動産を自分自身で保有している場合、

自分で住んでいれば、オーナーも管理者も住人もすべて自分ということになりますし、

誰か他の人が住んでいれば、オーナーと管理者が自分で住人は別の人ということなります。

また、自分自身が賃貸に住んでいる場合、その物件のオーナーや管理者となる存在が別にいるということになります。

 

おそらくだいたいがこの3パターンにあてはまり、持ち家と賃貸の議論がされたりするんですよね。

結局のところ、この持ち家と賃貸の議論は、物件によって変わりますし、求める条件などによってどちらにでも転びます。

ということは、どう不動産と付き合っていくのが大切かというのが一番の議論のポイントだと思うんですよね。

 

不動産はあくまでも自分自身の人生を豊かにするための手段なのですが、その手段の議論だけがされ、

目的に対しては一切触れられないというのが、皮肉にも今の日本の現状であるといえます。

 

そう考えると、不動産の賃貸や売買も常に手段のお話をされてしまうので、

目的を見失わないようにする必要があります。

 

よくあるケースが、最初は目的に対して色々と条件を吟味しながら、物件探しや売買を検討し始めるのですが、

いつしか値段や条件の都合上、妥協する流れになって、一番最初の目的が失われてしまっていることが多々あります。

 

これこそ、不動産業界あるあるで、賃貸会社も売買仲介会社も結局のところ、決まってなんぼというのがある以上、

その窓口になる人が契約成立させるという目的が優先されて、本来の目的の達成は後回しになってしまうんですよね。

 

如何でしょうか?

おそらく誰しも住む場所を探して、賃貸会社に行った経験があるかと思いますが、

最終的に、妥協して、選択したうちのいくつかの内覧に行って、その中から決めてしまったりしていませんでしょうか?

 

ご自身が満足しているのであればいいのですが、満足していると錯覚していると感じるのであれば、

ぜひこれを機に、手段に囚われすぎて、目的を見失わないようにして頂ければと思います。

 

これは不動産投資においても同じことが言えて、不動産投資会社が年金対策だとか保険の代わりだとか、

言葉巧みに、不動産オーナーになるようにご提案してきます。

 

これも、要は販売側の売りたい気持ちが全面に出た結果、あたかも良いモノであるかのように見えてしまいます。

しかし、本当に良い物件であれば、我々に回ってくる前に、既にどなたかが購入されているはずです。

ということは、そういう販売戦略であるということも理解したうえで、ご対応頂いた方が良いんですよね。

 

今後のご自身の振る舞いなどを考える上で、何か一つでもご参考になれば幸いです^^