どうすれば仕事を有利に展開できるかvol.11
皆さんは、どんな仕事に携わっていらっしゃいますでしょうか?
その仕事において、顧客やビジネスパートナーに対して、
自分に有利に展開できていますでしょうか?
やはり、手強い相手もいれば、比較的やりやすい相手もいると思いますし、
得意不得意や得手不得手誰にだってあることと思います。
しかし、そんな中でも、持っておくことで、より自分に有利な状態で
業務を展開していくことのできるビジネススキル群というものがあります。
本シリーズでは、それらのビジネススキルについてご紹介させて頂くとともに、
ぜひとも実践でご利用頂き、ご自身の活動にプラスにして頂ければと思います。
ここでは、「収集力」というビジネススキルについてお話していきたいと思います。
皆さんは何かコレクションとして集めているものはありませんでしょうか?
小さいころにカードダスやフィギュアなど集めた経験あるのではないでしょうか?
今回のテーマはまさにそれの集大成といわれる収集力なんですよね。
ビジネスマンとして必要とされる収集力の中に、情報収集というものがあります。
インターネットの普及により、誰でも簡単に情報にアクセスすることができるように
なったのはいいのですが、その溢れかえる情報によって、本当に必要な情報を
収集することが難しくなりつつあります。
つまり、もはや誰でも収集できるような情報には価値がなくなり、
限られた人にしか収集できない情報にのみ、価値を見出すようになったんですよね。
この世の中の変化により、情報を持っていることは当たり前で、
その情報の中身の信ぴょう性や再現性が重要視されるようになりました。
情報だけにとどまらず、この世の中では今、何もかもが溢れ返り、
持っているという状態に価値はなく、何を持っているかに価値基準が移行し始めているように感じられます。
また合わせて重宝されることはというと、その信憑性や再現性の高い情報をどう利用していくかということも
必要な能力になってきますが、それは価値ある情報を持っていないとできない議論ですので、
あえて、ここでは収集力を重要なビジネススキルとして挙げさせていただきました。
他にもデータにしても、データを収集すること自体に意味はなく、
どんな情報を収集してどう利用していくかに意味があるということになりますし、
商品やサービスを収集すること、つまり、仕入れること自体に意味はなく、
どんな商品やサービスを収集し、どう活用していくかに意味があるということになるんですよね。
よく意識高い系などといってインプットに勤しむ人たちを揶揄するような言葉がありますが、
インプットに勤しむこと自体は悪いことではないのですが、この意識高い系の人たちがやっていることは、まさに、
情報を集めているだけで、その中身に価値を見いだせていないからこそ、揶揄する結果になってしまっているんですよね。
如何でしょうか?
皆さんのまわりには収集力を勘違いされている人はいませんでしょうか?
意識高い系といわれる人はいませんでしょうか?
何度もいいますが、意識が高く情報収集することは素晴らしいことです。
しかし、収集力とは、その先の収集したモノの価値を見出せて初めて、自分自身に恩恵を与えてくれます。
まだもう一段階も二段階も先があることを理解したうえで、そこまでのチカラを身に付け、
まわりと圧倒的な差をつけて頂ければと思います。