免疫というシステム

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みなさんの中には病気にかかりやすい人やあるいはほとんど風邪すら引かないという人もいるのではないでしょうか。

実は病気にかかりやすい人は免疫力が落ちている可能性があります。そこで今回は免疫とは何なのかということについてお伝えしていきます。

 

免疫力とは

 

免疫とは体内で発生したガン細胞や外から侵入した細菌やウイルスなどを常に監視し撃退する自己防衛システムのこと。

免疫の仕組みは実に精巧にできており、いくつもの免疫細胞が協調しあって働いています。” “人間の身体の中では毎日、がん細胞などの異物(身体に害をもたらす細胞)ができます。 では多くの人はなぜ、発病しないのでしょうか?

それはさまざまな免疫細胞が連動し、ガンを死滅させるために働いているからです。もし、免疫というシステムが体から無くなったとしたら、私たちはすぐに何らかの病気にかかってしまうのです。” 免疫システムは15歳までに出来上がります。

20歳を超えると、免疫力は落ちていきます。

 

免疫力が下がると

■ウィルス・感染症などにかかりやすくなる

■肌が荒れる

■アレルギー症状(花粉症・アトピーなど)が生じやすくなる

■下痢をしやすくなる

■疲れやすくなる

 

 

免疫の仕組み

 

免疫システムは体内で病原菌や異常な細胞を認識し、それらを殺滅することによって私たちの体を病気から守ってくれる強力な防衛機構です。

たとえば、アメリカのアリゾナ大学がオフィス内にどれくらい細菌がいるか調査したところ、電話の受話器で1平方インチ当たり25.127個、机が20.961個、パソコンのキーボードで3.295個の細菌を検出したといいます。

このように私たちの日常生活のなかでは、常に多量の細菌がうごめいていますが、それでも病気にならないのは、体に備わった免疫システムのお蔭なのです。

 

「免疫システム」は2段構えで闘う

 

免疫システムは、基本的に2つの仕組みから成り立っています。1つは「自然免疫」。常に体内を監視し、侵入者に対していち早く攻撃態勢を整えます。

異物が侵入した初期段階の防衛線です。2つ目の「獲得免疫」は、高度な生命体のみに備わったシステムです。強い破壊力を持ち、がんなどの強力な敵に対抗します。特定の病気に対して抗体を持つのもこのシステムのお蔭です。

免疫は体内に侵入した異物に対し、まず「自然免疫」が攻撃を仕掛け、それでも撃退できない場合は「獲得免疫」が出動するという“2段構え”を講じています。両者は密接な連携プレーであらゆる状況に対応します。

 

攻撃の先陣を切る免疫細胞

 

体内に侵入した外敵に対し、最初に攻撃を仕掛ける“自然免疫”のメンバーは「単球」「顆粒球」「NK細胞」です。これらの免疫細胞が常に体内をパトロールしてくれているお蔭で、私たちは病気にならずに済んでいるわけです。

 

単球――パトロールチーム

  • 樹状細胞……異物の情報をリンパ球に伝える攻撃の総司令官。免疫がどれだけ有効に機能するかは、樹状細胞がどれだけ明確に敵を認識するかにかかっているといっても過言ではない

 

  • マクロファージ……死んだ細胞や異物を自分の中に取り込んで処理する。顆粒球を呼び寄せて攻撃を促す

 

顆粒球――攻撃チーム

  • 「好中球」「好酸球」「好塩基球」から成り、比較的大きな病原菌を飲み込んで殺滅する

 

NK細胞――攻撃チーム

  • リンパ球のひとつ。攻撃性はさほど強くないが単独行動できるのが利点。敵に素早く反応する

 

強力な攻撃を仕掛ける免疫細胞

 

がんなどの強力な敵に対抗する「獲得免疫」のメンバーは“T細胞”“B細胞”といった「リンパ球」です。

 

リンパ球――攻撃チーム

◆B細胞

  • 主に細菌やウイルスなど、小型の外敵に対抗する。“抗体”というミサイルのような武器で戦う

 

◆T細胞

  • がんなどを攻撃する免疫の主力部隊。強力な殺傷能力を有する「キラーT細胞」、それを活性化させる「ヘルパーT細胞」、攻撃をストップさせる「サプレッサーT細胞」など、さまざまな種類が確認されている。T細胞は各々連携をとりながら、多彩な攻撃を展開する

 

免疫力を高めるには

 

身体を動かす

まずは1日に10分程度の体操をするだけでもよいですから、運動の習慣をつけることが大切です。可能ならば、うっすらと汗をかく程度の時間、散歩ができるとよいでしょう。

 

運動は免疫機能を向上させる他にも、生活習慣病を予防したり、転倒を防いだり、脳を活性化させるなどの効果があります。

 

食事

免疫機能を維持するためには、良質なタンパク賃、ビタミン、ミネラルが必要です。脂肪や糖分ばかりが多くなりがちな洋食に比べて、和食は栄養バランスがよくおすすめです。

 

ぐっすり眠る

 

夜にきちんと眠れば、昼間はすっきり起きて動けるようになります。昼は交感神経が、夜は副交感神経が優位に働くという自然な切り替えをするためにも、睡眠のリズムを確保することが重要です。

 

よく笑う

 

笑うと副交感神経が優位に働きます。また、NK細胞という、免疫をつかさどる細胞が活性化されることが分かっています。たとえ作り笑いでもそのような効果がみられます。

 

身体を温める

 

体温が高いとリンパ球が増えて活性化し、免疫機能が高まります。また、身体が温まると血管が拡張して副交感神経が優位になり、リラックスしやすくなります。

 

入浴はぬるめのお湯でゆっくりと。40度くらいのお風呂に10分以上つかるとよいでしょう。シャワーだけでは身体が温まらず、交感神経が刺激されるため、あまりリラックスできません。

 

免疫細胞は血液の中にいます。体温が下がり血行が悪くなると、体内に異物を発見しても素早く攻撃できません。

免疫力が正常に保たれる体温は36.5℃程度といわれています。、免疫力は、体温が1℃下がると30%低下し、逆に1℃上がると一時的には最大5~6倍アップするともいわれ、体温を上げることの重要性がよくわかります。

現代人は低体温傾向にあると言われています。 低体温というと、体質的なものと思えるかもしれませんが、日常生活の中に低体温を招く要因があることもあります。

 

リラックスできる時間をつくる

 

仕事が忙しく、いつも帰りが遅い人は、なかなかゆったりとした時間がもてません。さらに、多忙はストレスから暴飲暴食を招きやすいものです。

仕事を早めに切り上げ、30分だけでも早く帰れるようにしてみましょう。

 

また、責任感が強くまじめな人は、ついがんばりすぎて無理をしてしまうことが多々あります。適度に「手を抜く」ことも、時には必要かもしれません。

 

腸内環境を整える。

 

“人間の身体は、口から肛門まで続くトンネルのような構造になっています。 腸は体内にありながら、皮膚と同じように外界にさらされているのと同じです。

食事や呼吸をするたびに、腸は食べ物だけでなく、病原体となる細菌やウイルスにも毎日触れています。

免疫細胞の約6割は腸にいると言われます。 腸内の免疫細胞を活性化できる食べ物をとっているかどうかが、免疫力を大きく左右します。

 

免疫細胞を活性化させるには、腸内の善玉菌を増やす。善玉菌を増やすには善玉菌のえさになる食物をとることです。

 

善玉菌と言えば思い浮かぶのは乳酸菌です。乳酸菌はそれ自体が善玉菌であり、他の善玉菌のえさにもなります。

乳酸菌を含む食物は、ヨーグルトなどの乳製品のほかに、日本古来の植物由来の乳酸菌で発酵させた数々の発酵食品があります。

発酵食品をつくる菌には乳酸菌の他に、麹菌、酵母菌、酢酸菌、納豆菌などもあります。これらは日本人の身体に一番合っています。

古くから受け継がれてきた大切な知恵なのです。日本人は昔から発酵食品をとることで免疫力を高めていたのです。

発酵食品には、味噌、醤油、酢、納豆、ぬか漬け、たくあん、キムチ、チーズ、ヨーグルト、又パン、日本酒、ビール、焼酎、ワイン、かつお節などがあります。

但し、昔ながらの製法の商品をおすすめします。

まとめ

今回は免疫に関しての基礎をお伝えしました。普段から免疫力を高めて体調を崩しにくい頑丈な身体づくりをしていきましょう。最後に私がおすすめする健康に関してのリンク先を掲載しておきますので、ぜひご覧下さい。

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