なぜ右利きと左利きがいるのか?

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皆さんの聞き手は右手ですか?左手ですか?世の中には右利きの人や左利きのひと、あるいは両利きの人がいます。

利き手とははたして何なのか?未だに解明されていないことも多いですが本日はそんな利き手についてお伝えしていきたいと思います。

 

利き手の定義

利き手とは、左右に1つずつある手の中で優先的に使用する手の事を言います。

普通は動作する上で「右手を使おう」(左手を使おう)とわざわざ意識することはないので反射的に使う頻度が高い手という風に言えるかもしれません。

 

一般的に下の3つの時に使う手が利き手と判断されやすいです。

  • 食事の時の箸を持つ手
  • 文字を書く時のペンを持つ手
  • スポーツをする時のボールを投げる手

 

右利きの人の特徴

右利きの人はほぼすべての動作において利き手である右手を優位に使います。

つまり左手をほとんど使いません。なぜなら、世の中の大多数の人が右利きなので、社会自体が右利きの人のために作られています。

例えば、電車の改札(IcocaやSuica)や自動販売機のコインの入れ場所、はさみなどの日常品においてもすべて右手で使いやすいようになっています。なので、利き手が右手だと左手を使う必要性がなくなります。

非利き手をほとんど使わないため、使わなければならない時にまともに使えないと言うのも右利きの人の特徴だと思います。

 

右利きの人の特徴を簡単にまとめてみると

  • 日常生活において、不憫を感じることがない
  • 左手を使ってする作業(ピアノ、手術)の時に器用にこなせない

などが挙げられます。

 

左利きの人の特徴

左利きの人は右利きの人とは違って、大多数の人はすべての動作について利き手である左手を優位に使うわけではありません。

上記に挙げた3つの動作において、上二つは親に利き手を矯正されて、非利き手である右手を使う人が多いです。

その理由としては、上記にも書いてありますが、この世界が有史以来右利き社会だったため、左手を使う事を良しとしない風習がありました。

そのため、お箸を左手で持つ事はマナー違反とされていました。

上に挙げている3つの動作以外においても右手を使う必要性に迫られます。 例えば、身近な道具で考えると、左利き用の腕時計、左利き用のマウスなどはほとんどないので、どうしても右手を使って右利き用の道具を使うようになります。

また駅の改札も右側に切符入れがあるので、右手を使わざるをえなくなります。

このように色々な事において、使いにくい非利き手を使わなければならないので、とにかくストレスが溜まるのは、左利きの人特有だと思います。

 

左利きの人の特徴を簡単にまとめてみると

  • 日常生活においてストレスを感じることが多い
  • 非利き手である右手を上手に使う事ができる

などが挙げられます。

 

なぜ右手が利き手の人が多い?

人間がなぜ右手を「利き手」として使うようになったかについては、さまざまな説があります。「人の心臓は左にあるため、相手を攻撃する剣は右手に持ち、自分を守る盾は左手に持つから」という攻撃・防御説をはじめ、「世の中には右利きのための道具があふれているので、自然に右を使うようになる」という環境説、「親や祖父母、曾祖父母などの遺伝による」という遺伝説もあります。

最も有力なのは、「右脳、左脳、どちらが体の動きをコントロールしているかによる」という「優位脳」説。 右脳は直感やひらめきをつかさどる「感覚脳」と呼ばれ、左脳は記憶や言語認識をつかさどる「論理脳」と呼ばれます。

右脳から出た命令は延髄で交差し、左半身の筋肉に運動を起こさせ、逆に、左脳から出た命令は右半身の筋肉に直結するので、「右脳が優位な人は左利き、左脳が優位な人は右利きになる」とされています。

 

ではここで、あなたの腕を組んでみてください。どちらの腕が上になりますか? 右腕が上に来る人は左脳の働きが優位で、左腕が上になった人は右脳の働きが優位にあるといわれます。今度は、両手の指を組んでみましょう。

右手、左手、どちらの親指が上に来ていますか? 右手の親指が上に来ているなら右利きの可能性が強く、左手の親指が上なら左利きの可能性が強いのです。

「右腕が上だけど、親指は左が上になった」「左腕が下だけど、親指は右が上」という人は、左右の脳をバランスよく使っている人です。

 

右脳が発達すると左利きになる可能性が高まる

右脳と左脳では、人に指令を出す物事が変わってくるのです。右脳は感性への指令を主に出しますし、左脳では言語などの指令を出す脳だと言われています。

下記のリストで具体的にまとめてみました。

右脳の働き 五感認識(視覚・嗅覚・聴覚・味覚・触覚)

直感力

芸術力(音楽・絵・図形)

空間把握能力(スポーツなどに役立ちます)

想像力

 

左脳の働き 言語力

考える力

計算能力

このような脳の働きを分かった上で、利き手との関係を見ると分かりやすいです。左利きの人は右脳の働きが活発で、右利きの人は左脳が活発という事が分かっていますので脳の使い方から違うという事なのです。

 

日本人の左利きの割合

世界の人口のうち、左利きの割合は約10%といわれています。つまり10人に1人は左利きなのです。

日本人の左利きの割合は人口の約11%と言われており、世界人口における割合よりもやや高いです。第二次世界大戦前は左利きを矯正する文化が根づいていたため約6.5%でした。日本は箸文化なので、左利きの人と並んで座ったときにお箸を持つ手がぶつかります。

さらに集団意識が強く、人と違うことをすることを嫌う傾向が強かったため左利きを矯正する家庭が多かったと伝えられています。

とある調査で、現在の日本人の左利きの割合を男女別に比較すると、男性が3.6%に対して、女性が2.7%で、男性のほうが若干多いという結果が出ています。

世界の左利きの割合

アメリカ

アメリカの左利きの割合は1.8%で世界人口における割合よりもかなり低いです。一方、両利きは28%。

アメリカでは右利きに矯正することは子どもに悪影響を及ぼすといわれており、無理やり矯正するよりも両利きに育てる方針を取ったのかもしれないです。

 

イタリア

イタリアの左利きの割合は約5.8%。アメリカと同じく世界統計より低く、両利きは約30%です。カトリックでは左利きは禁忌とされており、右利きや両利きに矯正する人が多いとされています。

 

台湾

台湾の左利きの割合は約3%。イタリアや世界統計よりも低いのは戦前の日本のように右利きに矯正する文化があるためではないかと指摘されています。

 

香港

香港の左利きの割合は約9.7%で世界統計に近いです。香港はイギリスに占領された歴史を持ち、左利きに関しても欧米の思想が根づいており、台湾と違って無理やり矯正されないからではないかといわれています。

 

左右の脳をバランスよく鍛えて活かそう

せっかく左脳と右脳があるのだ。どちらか一方ばかりを使っているのは少しもったいない。右利きの人も、左手をもっと使うことによって、左右の脳をより良く活かしましょう!

ただ、右脳と左脳はさまざまな役割を分担してはいるが、最終的に決定を下し、何かを実行に移すには、両方の脳が総合的にはたらいてこそ実現します。どちらの脳が優れている、といった問題ではないことに留意しておきたいです。要はバランス。どちらかの脳を活かす、というのではなく、両方の脳を活かしきることを考えましょう。最後にわたしがおすすめするリンク先を掲載しておきますので、ぜひご覧ください。

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