未来の職業
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なりたい職業ランキングの中に『youtuber』がランクインしてきたのはご存じの方も多いのではないでしょうか。
実は、ここ数年でどんどん新しい職業が生まれています。また、反対にAIによって今後なくなる可能性がある職業があるのも事実です。
そこで、今回は未来の職業はどんなものがあるのかについてお伝えしたいと思います。
10年後になくなるかもしれない仕事
案内・受付係
10年後になくなるかもしれない仕事ランキングの3位は、案内・受付係です。スマートフォンの地図アプリの性能も向上していますし、さらに性能が良くなればより複雑な案内も可能になります。
現在では地図上での案内しかできませんが、将来的には建物内の案内も可能になると考えられますし、案内係が不要になる可能性は高いです。
また受付業務もタッチパネルで進められることですし、完全にオートメーション化することができます。
現在でも駐車券の発券などは受付の自動化の例と言えますし、他にもさまざまな例があります。
すでに機械化が始まっており、今後もさらにロボットの導入が予想されている分野です。案内と受付は複雑な業務は少ないですし、ロボットが参入する可能性が高いと言えます。
クレジットカードや保険の査定担当
10年後になくなるかもしれない仕事ランキングの2位は、クレジットカードや保険の査定担当です。
査定は数値だけで判断しやすいものであり、基準値以上か以下だけで業務を進めることができます。
人間的な温情がない分、査定の基準は厳しくなる可能性はありますが、業務としては問題なく進めることができます。
クレジットカードはカードそのものが必要ではありますが、電子マネーなども数多く存在ありますし、保険はもともと目に見えない商品です。
商品自体がそもそも形として存在しないものであり、データとして扱っていますので、簡単に機械化を進めることができます。
データベースや仕組みさえ完成すればすぐにでも自動化は可能ですし、10年後と言わずに早い段階でなくなる可能性もあります。
小売店販売員
10年後になくなるかもしれない仕事ランキングの1位は、小売店販売員です。受付業務が自動化できるのと同様に、小売店でのレジなども自動化することは可能です。
実際に無人でセルフのレジを導入している店舗も増えていますし、アメリカでは試験的にですが、電子マネーを使った決済による無人の店舗もあります。
店舗に人がいなくても商品を購入することは充分に可能ですし、インターネット通販市場の拡大も、小売店販売員の仕事がなくなると考えられている理由の一つです。
スマートフォンの普及によってインターネット通販市場は拡大しており、ほとんどのものは通販で購入することができます。
将来的には店舗自体が必要なくなる可能性もあり、小売店販売員の仕事はなくなる可能性が高いです。
ロボットに仕事を奪われても、次の新しい仕事はどんどん生まれる
今後10~20年程度で47%の仕事が自動化
AI革命は2020年代の中盤ぐらいから急速に始まるとされています。そして、AI革命が始まると、今、存在している職業の50%程度はなくなってしまうと言われています。
その予言をしているのは、英オックスフォード大学のマイケル・A・オズボーン准教授です。
米国労働省のデータに基づいて、702の職種が今後どれだけコンピューター技術によって自動化されるかを分析しました。
その結果、今後10~20年程度で、米国の総雇用者の約47%の仕事が自動化されるリスクが高いという結論に至りました。
この研究結果は2014年に発表されたものなので、ターゲットになっている年は2024年~2034年となります。AI革命が始まると予想されている時期とピッタリと一致しています。
「YouTuber」が小学生の将来の夢、第3位に?
2016年3月22日付の毎日新聞(大阪朝刊)に、大阪府内のある小学校が調査した4年生男子の将来の夢が掲載されました。
<将来の夢(小4男子)>
第1位:サッカー選手
第2位:医者
第3位:YouTuber
第4位:公務員
第3位にYouTuberがランクインしたことが大きな話題になっていました。
子どもの方が大人よりも感受性が高いためか、世の中の変化を敏感に感じ取っているように感じます。
YouTuberという職業はここ近年に新しく生まれた仕事です。YouTubeという自分専用のテレビ局でイキナリ世界中の人々に映像を配信できる時代になりました。
この変化はテクノロジーの進化によって引き起こされています。その要因は次の3つです。
◾インターネット回線速度の高速化
◾スマホの普及率の向上
◾マスメディア離れ
新しい職業
プロブロガー
トップバッターは「プロブロガー」です。「最近、新しく生まれた仕事」と呼ぶには少し説得力が欠けると感じた人もいるかもしれません。
なぜなら、ブログだけで生計を立てている人は10年以上前から存在していたためです。しかしながら、10年前よりも近年の方がインターネット広告市場の成長率が高くなってきています。
2016年のインターネット広告費は1兆3,100億円で、年間成長率は13%です。
2014年~2016年の成長率は3年連続で10%を超えています。年率10%のペースで成長する場合、市場規模は7年で2倍になります。
インターネット広告費が大きく伸びてきているという市場の拡大が、プロブロガーの生活を支えています。
ただ、インターネット広告費が永久に伸びていくかと問われれば、その答えはノーです。なぜなら、広告費全体が伸びているわけではないからです。
インターネット広告費は毎年10%程度のペースで伸びていますが、総広告費は6兆前後で概ね横ばいで推移しています。
つまり、新聞、テレビ、DM等の旧メディアの広告費がインターネット広告費に振り替えられているだけなのです。
とはいえ、インターネット広告費が占める割合はまだ20%程度なので、引き続き市場規模は拡大していくと思われます。
YouTuber(実写系)
今、新しい職業として、最も世間の注目を集めているのがYouTuberです。
内閣府が2016年11~12月に満10~17歳の5000人を対象として実施した調査(最新)では、インターネット利用率が80.2%という非常に高い値になっていました。
利用機器はスマホ(47.2%)でトップです。以下、携帯ゲーム機(21.7%)、タブレット(20.9%)、ノートパソコン(17.3%)と続きます。
明らかにテレビからYouTubeに人が移動してきています。この流れは今後も強化されていくでしょう。
ゲーム実況者
YouTuberと被るところがあるのですが、ゲーム実況という分野は、YouTubeの中でも巨大市場になっているので、敢えて分けて区分しました。
一昔前までは「ゲームの実況」で億万長者になる人が出てくるなんて、完全に想定外だったと思います。とても大きな変化が起きています。
先程のYouTuber(実写系)とゲーム実況者が儲かっている根本は、動画広告市場の伸びにあります。
インターネット広告の中でも「動画広告」は1番、熱い分野です。2015年には535億円だった市場が、7年後の2022年には2,918億円と約5.4倍に増加する予定です。
ドローン操縦士
近年、プロのドローン(小型無人飛行機)操縦士として活躍する人も出てきました。
高額なケースでは空撮1本で報酬が50万円、場合によっては100万円に達する場合もあるそうです。
年収ベースで、1000万円~数千万円を稼ぐドローン操縦士もいます。
これは実際にドローンを操縦したことのある人なら、なんとなくイメージが湧くかと思います。
ちょっと練習したぐらいでは、なかなか思い通りに飛ばせません。ドローンを思い通りに飛ばせるだけでも、とても市場価値があるのです。
農林水産省では、2016年6月から、「農薬を散布する小型無人飛行機(ドローン)操作の認定制度(公的資格)」の運用を開始しています。
VR作家
最後に紹介するのはVR作家という、まだ完全には確立されていない職業となります。
しかしながら、近い将来において、「VR作家」という仕事ができるのではないかと期待されています。
VRとは、バーチャルリアリティの略です。ヘッドマウントディスプレイと呼ばれるゴーグル型の端末を頭からかぶって使い、コンピューターの中に作られた仮想的な世界をあたかもそこが現実であるかのように体験させる技術や概念のことです。
VRコンテンツの市場規模が今の20倍以上に増えるので、「VR作家」という職業が確立されることが予想されます。
これらの市場もドローンビジネスと同様に急速に拡大していきます。
まとめ
未来の職業いかがでしたか?10年前では想像もできなかったような職業が生まれつつあります。
皆さんも今までの固定概念に捕らわれずに新しいことには積極的に挑戦すると新たな発見や良い経験ができるかもしれませんよ。最後にわたしがおすすめするリンク先を掲載しておきますので、ぜひご覧ください。
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