家を持たないアドレスホッパーとは!?

皆さんはアドレスホッパーという新しい生き方をご存知でしょうか?

アドレスホッパーとは定住するための家を持たずに、移動しながら生活する新しい生き方です。

このような生き方が注目される背景には、宿泊施設のサブスクリプションサービスが登場してきていることがあります。

今回はアドレスホッパーににつて解説していきます。

 

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【アドレスホッパーとは】

アドレスホッパーとは、家を持たずに仕事をする人たちの総称です。

昨今オフィス内のフリーアドレス(席自由)が流行りになりつつありますが、

アドレスホッパーはガチのフリーアドレス(寝床自由)。

固定の処に帰らず、その日の都合や気分によって移動し就寝します。
基本的に仕事は訪問型かノマド(遠隔)スタイル。

最近はコワーキングスペースや、Wi-fiフリーのカフェも増えてきた為、パソコン持ち込みで電源さえ確保できれば仕事になります。

もちろんこれができるの職種は限られてきますが、通信が発達した現代では一般に定着するレベルにまでなりました。

また、会社に所属してこれを行う人も居ます。

 

【泊まる場所】

アドレスホッパーの泊まる場所はシェアハウス・民泊を含むホテル・

スーパー銭湯などの24時間施設・カラオケ・ネットカフェなどです。

衣類は大体三日分くらいを持ち歩き、洗濯の必要性があればコインランドリーへ行きます。

その他よく行く駅のロッカーを借りてしまう、またはレンタル倉庫などの手段もあります。

 

 

【ノマドワーカー、デュアラーとアドレスホッパーの違い】

ノマドワーカーやデュアラーも割と最近出てきた言葉ですが、アドレスホッパーとは違いがあります。

ノマドワーカーとはカフェなどオフィス以外のさまざまな場所で仕事をする人、また働き方のことを言い、住まいについての有る無しを決めるものではありません。

アドレスホッパーの中には、一定の場所で仕事を行っている人もいるので、アドレスホッパー=ノマドワーカーではありません。

ただ、自由なライフスタイルを選ぶ中でどちらの言葉も兼ねている人たちもおり、かなり親和性の高い言葉同士ではあります。

一方、デュアラーは、生活拠点を2つ持っている人のことを言います。

一般的には、都心部と地方とに2つ拠点を持ち、仕事は都心で行い、生活の軸は地方に持つ人が多いようです。

つまり、都心と地方のいいとこどりのようなライフスタイルを目指すものと言えるでしょう。

住居をまったく持たないアドレスホッパーとは双極をなすように見えますが、「移動することで生活に新しい発見をする」という主軸のところはかなり近い発想のように思えますね。

 

 

【アドレスホッパーはどんな仕事をしているのか】

アドレスホッパーは、「移動しながら生活する」という点で、毎日同じ場所に通勤しなければいけない仕事とは相性があまりよくありません。

そのため、アドレスホッパーは、遠隔でも仕事ができるWEB関連の仕事についている人が多く、マーケッター、デザイナー、WEBディレクター、エンジニア、ライターなどが多い傾向にあります。

また、意外なように思える職業である、一定期間1つの企業に昼食を提供する料理人や、地方を渡り歩く医師もいらっしゃるようです。

相性があまりよくないとは言いましたが、ひとつの会社に通いながら近場でアドレスホッパーをする人もいます。

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【アドレスホッパーのデメリット】

アドレスホッパーは実質の住所が無い為、デメリットが存在しています。

1.荷物受け取りができない
実際には住所が無い為、送り主も登録住所に送るしかできません。
Amazonで買い物などができませんね。多分しないのでしょうが。
公的な書類とかの郵送は受け取れません、例えば選挙などです。

2.寝床が決まっていない
寝床自由と言えば聞こえはいいですが、毎日寝床を探さなければならない為、そういった情報が必要不可欠です。
固定費を下げているとはいえ、時間的な損失が発生すると、トントンかもしれませんし、やむを得ず野宿もしくは宿代が高い所に泊まる可能性も出てきます。

3.いつまで続けられるかわからない
これは、恋人や家族が居たりすれば当然厳しくなりますし、移動に疲れた時に心落ち着ける場所が無いという事です。
自分のテリトリーが無い状態が長時間続くと、自由と引き換えに疲弊してしまうかもしれません。

 

 

【住民票と住民税について】

アドレスホッパーであっても、きちんと住民税を支払う必要があります。

多くのアドレスホッパーは実家などに住民票を移して、その土地の住民税率に基づいて納税しているようです。

また、シェアオフィスを持っている人は、シェアオフィスを住民票登録することができるので、そちらで支払っている方もいらっしゃいます。

また住居がないと不安なのが、郵便物の受け取りです。

ある一定の場所にいる人は、その宿泊施設に荷物を送ってもらうようにします。

スピーディに荷物が受け取れて便利なAMAZONなどのサービスでは、最寄のコンビニを指定して荷物を受け取ることができます。

また、郵便物については、私書箱で受けとるようにしておくと便利でしょう。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

アドレスホッパーについて解説していきました。

アドレスホッパーとは、今までになかった居住を移動することで発見できる新たな視点を人生に取り入れて、自分を変化させていくものです。

向き、不向きにとらわれず、とりあえず住居がある状態でやってみるのもよいかもしれません。

「アドレスホッパーにあこがれるものの、ゲストハウスやホテルでの暮らしはちょっと・・・」という方には、いつもと同じ生活が期待できるマンスリーマンションがおすすめです。

とりあえず短期から、アドレスホッパーの暮らしに挑戦してみるのはありかもです。

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