亜鉛の力

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亜鉛は成人の体内に約2g存在し、主に皮膚や骨、肝臓、眼球、筋肉などに含まれています。

約200種類以上の酵素の構成成分であり、大変重要なミネラルです。

今回は亜鉛の効果や、不足するとどうなるのか、などを紹介していきます。

 

 

【亜鉛の役割】

亜鉛は、髪を形作るケラチンの生成において重要な役割を果たしていることがわかっています。
アミノ酸と共に働くことで「髪や肌の健康維持」の効果が期待できるともいわれ、髪や美への高い効果が期待できる成分であると言われています。

また、ビタミンAと共に働くことで「抗酸化作用」や「免疫力向上」が期待でき、さらに亜鉛は精子の形成に必要であるため、「男性機能」にも重要です。

他にも「感情のコントロール」や「記憶力」を保つのに必要な神経伝達物質を作る役割もあります。

このように、亜鉛はカラダ全身において大切な栄養源であることが分かります。

 

 

【亜鉛が不足するとどうなるのか】

 

味覚障害
食べ物の味は、舌にある味蕾という器官で感じ取ります。味蕾は新陳代謝が活発で約4週間のサイクルで生まれ変わります。
亜鉛はこの働きを促しており、不足すると味覚障害が起こることがあります。

 

免疫力の低下
亜鉛は免疫機能に関わりのある細胞の働きに影響があります。不足すると免疫力が低下し、肺炎などの感染症にかかりやすくなります。
感染症だけではなく自己免疫疾患も亜鉛の低下に関わることがわかっています。

 

爪や皮膚の異常
亜鉛は皮膚や粘膜、爪の状態を良好に保つのに役立ちます。
原因疾患のない、かゆみを伴う皮膚や慢性湿疹そして爪の異常や脱毛も亜鉛欠乏が関わると考えられています。

 

成長障害
亜鉛は細胞分裂・細胞増殖に不可欠なミネラルです。多くの酵素の構成成分となり、タンパク質やホルモンの合成、DNAの複製などに深く関わります。
そのため亜鉛欠乏により乳幼児や子どもでは成長障害を起こすことがあります。

 

男性はEDの可能性も
亜鉛は生殖機能に深く関与しています。
男性の体内では、精子や男性ホルモンのテストステロンの生成に関与しています。不妊男性では亜鉛の不足が見られ、精子の運動率と精子数に関わることがわかっており、ED(勃起不全)を引き起こすと言われています。

 

【どうやったら亜鉛が取れるのか】

亜鉛は全ての細胞に含まれるので、肉・魚介・種実・穀類など多くの食品に含まれています。
特に多いものとしては牡蠣、あわび、たらばがに、するめ、豚レバー、牛肉、卵、チーズ、高野豆腐、納豆、えんどう豆、切干大根、アーモンド、落花生などです。

偏食や極端なダイエットを避け、一汁三菜のような食事を摂ると、亜鉛は十分量摂取できます。

忙しい毎日では加工食品やレトルト食品を利用することもあるでしょうが、そこへ何か一品自炊するなど工夫をすることも大切です。

また、お酒好きな方は適正量を守ることと、おつまみに亜鉛を多く含む肉や魚、大豆製品、ナッツ類を使用したものを選びましょう。

亜鉛を失いやすい抗菌剤や利尿剤を常用している場合は、医師との相談も必要です。
鉄を多く摂ると亜鉛の吸収が阻害され、亜鉛を多く摂ると銅の吸収を阻害するので、他のミネラルとのバランスも必要です。

通常の食生活では過剰の心配はありませんが、摂りすぎると頭痛などの症状が表れることがあります。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

亜鉛について解説していきました。

細胞の新陳代謝に欠かせない亜鉛は、髪・肌・味覚・免疫機能・生殖機能など体内の至る所に関わっており大切です。

加工食品を減らし、お酒は嗜む程度にし、亜鉛を多く含むタンパク質食品を主菜にした自炊生活を、メインにしていきましょう。

亜鉛にはさまざまな嬉しい効果があります。

些細な不調でも、亜鉛を意識して摂取してみることで、改善できるかもしれません。

適正量を守り、体のメンテナンスに亜鉛を役立ててくださいね。

 

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