独立起業について考えてみるvol.6

皆さんは独立起業について考えたことはありますでしょうか?

いつかは今の状態から抜け出すために、独立起業を思い描いている方はいらっしゃいませんでしょうか?

 

本編では、独立起業を考えた人たちのよく陥りがちな思考だったり、

実際に独立起業してみた実話などを交えつつ、メリットやデメリットなど独立起業あるあるをご紹介していければと思います。

 

ここではまず、いつかは独立起業したいという人に対して、

独立起業の向き不向きについてお話していきたいと思います。

色々と向き不向きについて考える論点はあるかと思いますが、

ここでは以下の5点について考えていきたいと思います。

 

①熱い想いの有無

独立起業を進めていく上でやはり一番大切になってくるものは、熱い想いがあるかということだと考えられます。

 

独立起業にとどまらず、他のことにおいても同じなのかもしれませんが、

何か新しいことに挑戦するときには、それなりの熱い想いがなければ、道半ばで、

どうしても足が止まってしまうものです。

 

熱い想いのもととなる動機は特に何でもいいと思います。

金持ちになって豪遊したいとか、ただただ異性からモテたいとか、

そういう不純な動機の人もいるかもしれません。

これに対して、それはおかしいという人もいるかもしれませんが、

そこに熱い想いがあるのであれば、それが走り続けるための原動力となってくれます。

 

それくらいの熱い想いが持てない、あるいは、ないのであれば、おそらく長続きしませんし、どこかで理由をつけてやめてしまうので、それなら正直諦めたほうがいいでしょう。

 

②思考型or行動型

考えたから動くタイプなのか。

とりあえず動いてみるタイプなのか。

 

これは、独立起業の向き不向きを考えるときの一つの判断材料となります。

これまでの経験上、後者のほうが、完全に独立起業に向いています。

 

考えてから動くことが悪いというわけでは決してないのですが、

考えるということは、その動きに対して、何か後ろめたい考えがあるということなんですよね。

 

ってことは、ご自身の中に何か迷いがある状態であるとも見て取れます。

本当にやりたいのであれば、身体が勝手に動きますし、動き出してみた結果、

足りないことがあればそのとき考えればいいわけですし、とりあえず考えるという

選択肢を取っている時点で、独立起業には向いていません。

 

独立起業すれば、すぐに判断しなければならない場面だって出てきますし、

ある程度の判断力を必要とされます。

 

それは組織が大きくなればなるほど、その判断の早さや的確さは、

より多くの方々の人生や仕事にも影響を及ぼします。

 

独立起業したいのであれば、今すぐやるくらいの気持ちがないと、

おそらく途中で、考えているふりをしながら歩みをやめてしまうことにも

なりかねません。

 

③他責vs自責

物事に対する考え方で、他責か自責というものがありますが、

他責とは、何かが起きたときに責任は他人にあると考えることであり、

自責とは、何かが起きたときに責任は自分にあると考えることです。

 

ここで独立起業の向き不向きについて考えたときに、自責で考えられる人ほど、

独立起業に向いていて、他責で考えてしまう人は独立起業には向いていないといえます。

 

それは、独立起業して、会社や事業を運営していく上で色々なトラブルはつきものです。

その際に、誰々がとか、あのときのあれがと言っていても、そのトラブルが解消されることはありません。

 

それよりは、今自分が何をすべきなのかと考え、行動に移すことのできる人であれば、

トラブルを解消し、どんどん事業を推し進めていくことができるんですよね。

 

④視点の数

物事をみる視点には複数の視点があることをご存知でしょうか?

例えば、この独立起業に関しても、様々な視点が存在します。

 

まず一番最初に思い浮かぶのが自分視点ですよね。

そして、家族や友人などの他人視点があります。

次に、世間や社会などからの視点もあります。

このように一つの物事をとっても視点の数は複数あります。

 

それは物事が変われば、視点の方向性も視点の数も変わります。

このことを理解し、自分視点以外の視点を考えることができるかどうかで

向き不向きは顕著に表れてきます。

 

もし、独立起業を進めていく上で自分視点しか持っていないと、

どうなってしまうのでしょうか?

 

大概の場合が、ご自身の売上や利益だけを追求するような考え方に

陥ってしまうと考えられます。

そうすると、最初はそれでよいかもしれませんが、

徐々に顧客やビジネスパートナーを失っていき、

独立起業の存続を危ぶまれる事態へと陥ってしまう方も少なくありません。

 

独立起業を存続させていく上で、自分自身のまわりのステークホルダーの存在は、

必要不可欠です。

 

自分自身がいて、顧客がいて、ビジネスパートナーがいて、

世間がいて、社会がいて、国がいて、それらすべてがあって、

自分自身の今の現在地が存在しています。

 

自分視点しかない人は遠かれ早かれその壁にぶつかってしまうことでしょう。

そうならないためにも、前もって複数視点を持つことは独立起業を存続させていく上で、

欠かせないと思うんですよね。

 

⑤継続

独立起業において、日々の活動がご自身の独立起業の存続や成功に直結します。

従って、日々活動を継続していくことが大切であり、ご自身が決めたことであれば、

なおさら継続していく必要があります。

 

しかし、如何でしょうか?

熱い想いをもって、動き出してみたはずなのに、

早々に手が止まってしまうケースが多々あるんですよね。

 

そして、止まってしまった自分に対して自己嫌悪に陥るんですよね。

それがまわりからどう見られているかもわかっているはずなのですが、

どうしても何かのせいにして、その歩みを止めてしまうんですよね。

 

人間ですから、休憩したくなるときがあっても良いでしょう。

ずっと走り続けることなんてできませんし、たまには、休憩したっていいと思います。

しかし、どんなレースでも、そんなに早く給水ポイントはありませんし、

ある程度頑張ったからこそ、その休憩に意味があるのだと思うんですよね。

 

早々に、休憩したり、一服したりすることを考えてしまう人は、

独立起業したところで、そう長くは続かないでしょう。

 

何事も日々の積み重ねです。

独立起業なんてまさにそれが顕著に表れます。

 

毎日、独立起業について考えることになりますし、

事業やプロジェクトの進捗が気になりますし、

新しく何かを仕掛けるかなど、次の展開をいつも考えることになります。

 

全てがすべて、日々の積み重ねですし、

その先に安定だったり、成功だったりがあるんだと思うんですよね。

 

ここで思うのが、やはり継続は力なりということなんですよね。

継続できない人には、独立起業を存続させていくことは不可能だといっても、

過言ではないでしょう。

 

ぜひせっかく始めたからは、独立起業で成功するその日までは、

絶対止まらないつもりで、挑戦していただければと思います。

 

以上、簡単に5つの要素についてご紹介させて頂きました。

これも、必ずしもこの5つの要素が大切だというわけではなく、

人それぞれの物事に対する視点がありますので、それらを考慮したうえで、

ご自身の独立起業について考えるきっかけにして頂ければと思います。