コロナウイルスとは
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今拡大を広げているコロナウイルスですが、一体どういうものなのか、みなさんご存知でしょうか?
今回はコロナウイルスを具体的に解説していきます。
【コロナウイルスとは】
発熱や上気道症状を引き起こすウイルスで、人に感染するものは6種類あることが分かっています。そのうちの2つは、中東呼吸器症候群(MERS)や重症急性呼吸器症候群(SARS)などの、重症化傾向のある疾患の原因ウイルスが含まれています。
残り4種類のウイルスは、一般の風邪の原因の10~15%(流行期は35%)を占めます。
詳しくは、国立感染症研究所「コロナウイルス」をご覧ください。
【どうやって始まったのか】
新型コロナウイルスは、実際には「新しい」ものではありせん。種の壁をまたいで異種感染したから、人間にとっては新しいというだけです。
初期段階の症例の多くは、中国・湖北省武漢市の魚市場「華南海鮮卸売市場」との接点がありました。
中国では、多くの人がなんらかのウイルスを持った動物と間近で接する。加えて、中国では都市部の人口密度が高いです。つまり、この病気が広がりやすい条件が揃っていたというわけです。
重症急性呼吸器症候群(SARS)もまた、コロナウイルスの1種によるます。コウモリが発生源で、ジャコウネコに感染し、それが人間に感染しました。
2002年に中国で始まったSARSでは、774人が死亡し、8098人が感染しました。
7種のコロナウイルスのうちの1つの新型コロナウイルスは、これまでのところ変異はしていないようです。しかし一部科学者は、安定しているように見えるこのウイルスを、綿密に観察することになるだろう。
【どれくらい致命的なのか】
WHOは、コロナウイルスに感染した4万4000人からのデータを基に、感染者の症状について次のように推計している。
- 感染者の81%に軽度の症状が現われる
- 感染者の14%に重度の症状が現われる
- 感染者の5%が重症になる
新型コロナウイルスに感染すると発症する「COVID-19」による死亡率は低い(1%から2%の間)とみられます。しかし、この数字はあまり信用できません。
数千人が依然として治療を受けている状態で、今後死亡する可能性があります。
そうなれば、死亡率が高くなる。一方で、報告されていない軽度の感染者がどれくらいいるのかも不明だ。この場合、死亡率は低くなるかもしれません。
たとえば毎年、約10億人がインフルエンザにかかり、29万人から65万人が死亡する。インフルエンザの重症度は毎年変わるというわけです。
【感染経路】
新型コロナウイルス感染症がどのように感染するのかについては、現時点では、飛沫感染(ひまつかんせん)と接触感染の2つが考えられます。
1.飛沫感染
感染者のくしゃみや咳、つばなどの飛沫と一緒にウイルスが放出され、別の人がそのウイルスを口や鼻から吸い込み感染します。※主な感染場所:学校や劇場、満員電車などの人が多く集まる場所
2.接触感染
感染者がくしゃみや咳を手で押さえた後、その手で周りの物に触れてウイルスが付き、別の人がその物に触ってウイルスが手に付着し、その手で口や鼻を触って粘膜から感染します。
※主な感染場所:電車やバスのつり革、ドアノブ、スイッチなど
【潜伏期間】
世界保健機関(WHO)のQ&Aによれば、現時点の潜伏期間は1-12.5日(多くは5-6日)とされており、また、他のコロナウイルスの情報などから、感染者は14日間の健康状態の観察が推奨されています。
【治療方法】
有効な抗ウイルス薬等の特異的な治療法はなく、対症療法を行います。
【対策】
一般的な衛生対策として、咳エチケットや手洗いうがい、アルコール消毒などを行ないましょう。
手など皮膚の消毒を行う場合には、消毒用アルコール(70%)を、物の表面の消毒には次亜塩素酸ナトリウム(0.1%)が有効であることが分かっています。
まとめ
いかがでしょうか。
今回は流行りのコロナウイルスについて解説してみました。
日本でも拡大が広がっているので、明日は我が身ととらえて、手洗いうがい、などを徹底していきましょう。
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